【神戸市須磨区】数学A 3つの集合の最小値【板宿駅徒歩1分の学習塾】

2026.05.31

集合の問題:3つとも持っている人数の最小値

R大学の学生100人について、 パソコンを持っている人が75人、携帯電話を持っている人が80人、自家用車を持っている人が60人である。

3つとも持っている人数を M人 とするとき、Mの最小値を求める。

考え方

ベン図で、次のように人数を置く。

  • x:パソコンと携帯だけを持っている人
  • y:携帯と車だけを持っている人
  • z:車とパソコンだけを持っている人
  • M:3つとも持っている人

このとき、少なくとも

x + y + z + M ≦ 100

が成り立つ。 なぜなら、x, y, z, M はすべて別々の場所にいる人たちで、全体100人の中に入っているからである。

各集合から不等式を作る

パソコンを持っている人は75人なので、

パソコンだけ + x + z + M = 75

携帯電話を持っている人は80人なので、

携帯だけ + x + y + M = 80

自家用車を持っている人は60人なので、

車だけ + y + z + M = 60

ここで、「だけ」の人数は0人以上なので、

x + z + M ≦ 75
x + y + M ≦ 80
y + z + M ≦ 60

ではなく、今回は逆に、全体100人から考えていく方が見やすい。

2つ以上持っている人に注目する

パソコンと携帯を持っている人の最小値は、

75 + 80 – 100 = 55

よって、

x + M ≧ 55

同じように、

携帯と車:80 + 60 – 100 = 40
車とパソコン:60 + 75 – 100 = 35

したがって、

x + M ≧ 55
y + M ≧ 40
z + M ≧ 35

3つの不等式を足す

3つを足すと、

x + y + z + 3M ≧ 130

一方で、最初に確認したように、

x + y + z + M ≦ 100

ここで、上の式から下の式を比べる。

x + y + z + 3M ≧ 130
x + y + z + M ≦ 100

同じ x + y + z が入っているので、差を見ると、

2M ≧ 30

よって、

M ≧ 15

したがって、3つとも持っている人数の最小値は

15人

なぜこの解き方が大事か

この問題では、AかつB、BかつC、CかつA の最小値をそれぞれ求めるだけでは足りない。

なぜなら、3つとも持っている人 M は、それぞれの共通部分に重なって入ってしまうからである。

そこで、x, y, z, M とベン図の場所ごとに分けて、

x + y + z + M ≦ 100

という全体の制限に持ち込むのがポイントである。

おまけ:別解

(1)より、パソコンと携帯の両方を持っている人は最低55人いる。

一方、自家用車を持っていない人は、

100 – 60 = 40人

である。

つまり、パソコンと携帯の両方を持っている55人のうち、車を持っていない側に逃がせるのは最大40人まで。

したがって、残りの

55 – 40 = 15人

は、必ず車も持っている。

よって、この考え方でも

Mの最小値は15人

となる。

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