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理科の白紙法|語句・図・公式・実験を覚えたつもりで終わらせない勉強法

理科の白紙法|語句と仕組みをまとめて覚える方法

理科の勉強でよくある失敗は、語句だけを覚えて終わってしまうことです。

  • 光合成
  • 蒸散
  • 葉緑体
  • 電流
  • 電圧
  • 抵抗
  • 水溶液
  • 酸化
  • 地震
  • 前線

言葉だけを見ると、覚えた気になります。

でも、テストになると解けない。

これは理科でかなり多いです。

なぜなら、理科は「語句を知っているか」だけでなく、

  • 図を見て分かるか
  • 矢印で流れを説明できるか
  • 公式を使えるか
  • 単位を間違えないか
  • 実験の条件と結果をつなげられるか

こういう力が必要になるからです。

たとえば、光合成という言葉を覚えていても、

  • どこで行われるのか
  • 何を使うのか
  • 何ができるのか
  • 実験では何を確認するのか

ここが言えなければ、問題で迷います。

電流でも同じです。

  • オームの法則という言葉を知っている
  • でも、電圧・電流・抵抗のどれを求めるのか分からない
  • 公式は見たことがあるのに、単位で迷う

こうなると、計算問題で止まります。

そこで使えるのが、白紙法です。

白紙法とは、教科書やワークを見たあとに、何も見ずに覚えていることを白紙に書き出す勉強法です。

ただし、理科の白紙法では、語句をたくさん並べるだけでは不十分です。

語句。
図。
矢印。
公式。
単位。
実験の条件と結果。

このあたりをセットで白紙に出します。

最初から長い説明を書く必要はありません。

まずは、見たものをそのまま再現するところから始めます。


理科は「覚えたつもり」になりやすい教科

理科は、教科書や解説を見ていると分かった気になりやすい教科です。

  • 図を見ると分かる
  • 解説を読むと分かる
  • 公式を見ると分かる
  • 答えを見ると納得できる

でも、何も見ずに書こうとすると出てこない。

この状態では、テスト本番で点につながりにくいです。

理科のテストでは、ただ語句を答えるだけでなく、

  • 図の一部を答える
  • 実験結果を読み取る
  • 理由を説明する
  • 公式を使って計算する
  • グラフや表を読む

こうした問題が出ます。

だから理科では、「見たら分かる」から「見なくても出せる」へ変える必要があります。

白紙法は、その確認に使えます。


理科の白紙法は、語句だけで終わらせない

理科の白紙法でまず大事なのは、語句だけで終わらせないことです。

もちろん、語句は大事です。

  • 葉緑体
  • 気孔
  • 電圧
  • 抵抗
  • 密度
  • 水溶液
  • 酸化
  • 還元
  • 前線
  • 震源

こうした言葉を覚える必要はあります。

でも、語句だけ覚えても、問題で使えないことがあります。

たとえば「気孔」と覚えていても、

  • 葉のどこにあるのか
  • 何が出入りするのか
  • 蒸散とどう関係するのか

ここが分からなければ、図や説明問題で止まります。

だから、理科の白紙法では語句を書いたあとに、必ずつながりを足します。

  • 語句
  • 図の場所
  • 何をするものか
  • 何と関係するか

このくらいで十分です。

最初から長文で説明しなくて構いません。

「語句+一言説明」から始めます。


理科の白紙法は「3分見る→2分書く→1分確認」から

理科の白紙法も、最初は短く始めます。

3分見る → 2分書く → 1分確認する

長くやる必要はありません。

むしろ、最初から広い範囲をやると失敗しやすいです。

1. 3分見る

まず、教科書や学校ワーク、まとめプリントを3分だけ見ます。

このとき、範囲を広げすぎないことが大事です。

理科は1ページの中に、語句、図、表、実験、公式がたくさん入っています。

だから、最初から1ページ全部を白紙にまとめようとすると難しいです。

まずは、範囲を小さくします。

  • 図1つ
  • 公式1つ
  • 実験1つ
  • 語句5個
  • 例題1問

このくらいで十分です。

2. 2分書く

次に、教科書やプリントを閉じます。

そして、2分で覚えていることを書きます。

このとき、きれいな文章にする必要はありません。

  • 語句だけでもいい
  • 図の一部だけでもいい
  • 矢印だけでもいい
  • 公式だけでもいい
  • 単位だけでもいい
  • 実験の流れだけでもいい

大事なのは、頭の中から出すことです。

白紙法は、提出用のノート作りではありません。

自分が何を覚えていて、何を覚えていないかを見るための紙です。

3. 1分確認する

最後に、元のページと見比べます。

ここで見るのは、「何が抜けたか」です。

  • 語句は書けたけど、図の場所が抜けた
  • 公式は書けたけど、単位が抜けた
  • 実験名は書けたけど、結果が抜けた
  • 矢印の向きが逆だった
  • 理由の説明が書けなかった

こうした抜けを確認します。

抜けたところは赤で足します。

書けなかったところがあっても失敗ではありません。

そこが、次に覚える場所です。


理科の白紙法で書くもの

理科の白紙法では、次の6つを意識します。

  1. 語句
  2. 矢印
  3. 公式
  4. 単位
  5. 実験

1. 語句

まずは語句を書きます。

理科では、語句を知らないと問題文の意味が取れません。

たとえば植物なら、

  • 葉緑体
  • 光合成
  • 蒸散
  • 気孔
  • 道管
  • 師管

電流なら、

  • 電流
  • 電圧
  • 抵抗
  • 直列回路
  • 並列回路
  • オームの法則

このように、単元ごとの語句を書きます。

ただし、語句を書くだけで終わらせません。

次に、その語句が何を表すのかを一言で書きます。

光合成:植物が光を使ってデンプンをつくる
気孔:気体や水蒸気が出入りする穴
抵抗:電流の流れにくさ
震源:地震が発生した地下の場所

このくらいで十分です。

2. 図

理科では図が大事です。

図を見たら分かるけれど、自分では描けない。

こういう状態だと、テストで困ることがあります。

  • 植物のつくり
  • 回路図
  • 化学変化の模式図
  • 火山のつくり
  • 天気図
  • 地層の図

こうしたものは、白紙に簡単に描いてみます。

きれいな図でなくて構いません。

大事なのは、場所と名前が対応しているかです。

たとえば植物なら、葉・茎・根を書いて、道管・師管・気孔・葉緑体などを入れます。

電流なら、電池、豆電球、抵抗、電流計、電圧計を書きます。

図を描くことで、語句がどこに関係しているかが見えます。

3. 矢印

理科では、流れを矢印で書くと分かりやすくなります。

たとえば、光合成なら、


二酸化炭素

葉緑体
デンプン
酸素

これらを矢印でつなぎます。

蒸散なら、

根から水を吸収 → 茎を通る → 葉まで運ばれる → 気孔から水蒸気として出る

のように書きます。

文章で説明するのが難しい子でも、矢印なら始めやすいです。

理科の白紙法では、矢印をかなり使っていいです。

4. 公式

理科では公式も出ます。

  • 密度 = 質量 ÷ 体積
  • 電圧 = 抵抗 × 電流
  • 速さ = 距離 ÷ 時間
  • 湿度の計算
  • 圧力の計算

こうした公式は、見ずに書けるか確認します。

ただし、公式だけを覚えても不十分です。

  • どの問題で使うのか
  • 何を代入するのか
  • 単位は何か
  • 答えの形はどうなるのか

ここまで確認します。

公式の白紙法では、

  • 公式
  • それぞれの意味
  • 単位
  • 例題の1行目

を書きます。

5. 単位

理科の計算で多いミスが、単位です。

  • 電圧は V
  • 電流は A
  • 抵抗は Ω
  • 質量は g
  • 体積は cm³
  • 密度は g/cm³
  • 力は N
  • 圧力は Pa

こうした単位を忘れると、公式が分かっていても点を落とすことがあります。

だから、白紙法では公式と単位をセットで書きます。

V = R × I
V:電圧
R:抵抗
I:電流
単位:V、Ω、A

公式だけではなく、単位まで出せるかを確認します。

6. 実験

理科では実験も重要です。

実験問題では、

  • 何を調べる実験なのか
  • 何を変えるのか
  • 何をそろえるのか
  • 結果はどうなるのか
  • そこから何が分かるのか

を聞かれます。

だから、実験の白紙法では、次の項目を書きます。

  • 目的
  • 方法
  • 変える条件
  • そろえる条件
  • 結果
  • 分かること

たとえば、光合成の実験なら、

  • 目的:光合成でデンプンができるか調べる
  • 方法:葉を使う、ヨウ素液で調べる
  • 変える条件:光を当てるかどうか
  • 結果:光が当たった部分が青紫色になる
  • 分かること:光合成でデンプンができる

このように書きます。

最初から全部を文章で書く必要はありません。

項目に分けて、短く書けば十分です。


単元別:理科の白紙法の使い方

植物

植物の単元では、語句と図をセットで書きます。

  • 葉緑体
  • 気孔
  • 道管
  • 師管
  • 光合成
  • 蒸散

これらの語句を白紙に書きます。

次に、簡単な図を描きます。

  • 葉のどこに気孔があるのか
  • 水はどこを通るのか
  • 養分はどこを通るのか
  • 光合成はどこで行われるのか

こうしたことを、図と矢印で確認します。

植物では、「名前を知っている」だけでは弱いです。

どこで何が行われるかを、白紙に出せるようにします。

電流

電流の単元では、公式と回路図をセットで書きます。

  • 電流
  • 電圧
  • 抵抗
  • 直列回路
  • 並列回路
  • オームの法則

まず、この語句を書きます。

次に、公式を書きます。

V = R × I

そして、単位を書きます。

  • 電圧:V
  • 抵抗:Ω
  • 電流:A

さらに、回路図を簡単に描きます。

  • 電流計は直列につなぐ
  • 電圧計は並列につなぐ

こうした注意点も白紙に書きます。

電流は、語句暗記だけでは計算問題に対応しにくいです。

公式・単位・回路図をセットにします。

化学変化

化学変化では、物質名と変化の流れを書きます。

  • 酸化
  • 還元
  • 燃焼
  • 分解
  • 化合
  • 質量保存の法則

こうした語句を白紙に出します。

次に、

  • 何と何が反応するのか
  • 何ができるのか
  • 熱は出るのか
  • 気体は発生するのか
  • 質量はどうなるのか

を矢印で書きます。

鉄 + 硫黄 → 硫化鉄

のように、変化の前後を書きます。

化学変化では、名前だけでなく「反応の前後」を白紙に出すことが大事です。

地震

地震の単元では、語句と図をセットで書きます。

  • 震源
  • 震央
  • 初期微動
  • 主要動
  • P波
  • S波
  • 震度
  • マグニチュード

これらの語句を書きます。

次に、図を書きます。

  • 地下の震源
  • 地表の震央
  • 波の伝わり方

さらに、P波とS波の違いを書きます。

  • P波:速い、初期微動
  • S波:遅い、主要動

このように、対応関係を白紙に出します。

地震では、語句の違いがあいまいになりやすいです。

  • 震源と震央
  • 震度とマグニチュード
  • 初期微動と主要動

こうしたペアを比較して書くと覚えやすくなります。

天気

天気の単元では、語句と図、矢印を使います。

  • 気圧
  • 高気圧
  • 低気圧
  • 前線
  • 寒冷前線
  • 温暖前線

まず、語句を書きます。

次に、空気の動きを矢印で書きます。

低気圧 → 空気が上昇する → 空気が冷える → 雲ができる → 雨が降る

このように流れを書きます。

天気では、言葉だけ覚えても、図や天気図で迷いやすいです。

だから、白紙法では、空気の動きや前線の動きを矢印で出します。


理科の白紙法と学校ワークの組み合わせ方

理科の定期テスト対策では、学校ワークも大事です。

ただし、学校ワークを解いて丸つけするだけでは、覚えたつもりで終わることがあります。

おすすめは、この流れです。

  1. 教科書やまとめページを見る
  2. 白紙に語句・図・公式を書く
  3. 学校ワークを解く
  4. 間違えた問題を確認する
  5. その問題に必要だった知識を白紙に書く

たとえば、オームの法則の問題を間違えたなら、答えを写すだけで終わらせません。

白紙に、

  • V = R × I
  • V、Ω、A
  • 何を求める問題か
  • どの数字を代入するか

を書きます。

植物の問題を間違えたなら、

  • 葉緑体
  • 光合成
  • デンプン
  • ヨウ素液
  • 青紫色

のように、関係する語句と実験結果を書きます。

理科は、問題の答えだけを覚えても弱いです。

その問題を解くために必要だった材料を、白紙に出します。


理科の白紙法でやってはいけないこと

1. 語句だけを並べて終わる

理科は語句が多いので、語句だけをたくさん書きたくなります。

でも、語句だけでは図や実験問題に対応しにくいです。

語句を書いたら、

  • どこにあるのか
  • 何をするのか
  • 何と関係するのか

を一言足します。

2. 公式だけを覚える

公式を覚えることは大事です。

でも、公式だけ覚えても、どこで使うかが分からないと解けません。

  • 公式
  • 意味
  • 単位
  • 例題の1行目

ここまでセットで白紙に書きます。

3. 実験を丸暗記する

実験は、手順を丸暗記するだけでは弱いです。

  • 何を調べるための実験なのか
  • 何を変えたのか
  • 何をそろえたのか
  • 結果から何が分かるのか

ここを確認します。

4. きれいな図を描こうとする

白紙法の図は、きれいである必要はありません。

大事なのは、名前と場所、流れが合っていることです。

簡単な図で構いません。

むしろ、きれいに描くことに時間を使いすぎると、確認の時間が減ります。

5. 書けないことを責める

白紙法では、書けないところが出ます。

でも、それは失敗ではありません。

書けなかったところが、次に覚える場所です。

理科は、語句・図・公式・実験が絡むので、最初から全部書けなくて当然です。


家で理科の白紙法をやるときの声かけ

家で理科の白紙法をやるなら、声かけは短く具体的にします。

  • この図だけ3分見よう
  • 閉じて、名前を3つ書こう
  • 矢印で流れを書こう
  • 公式と単位だけ書こう
  • 実験の目的と結果を書こう
  • 抜けたところを赤で足そう

このくらいで十分です。

逆に、

  • 理科をちゃんと覚えなさい
  • 大事なところをまとめなさい
  • 全部説明しなさい

という指示は、抽象的で手が止まりやすいです。

理科の白紙法では、何を書くかを先に決めます。

  • 語句なのか
  • 図なのか
  • 公式なのか
  • 単位なのか
  • 実験なのか

ここを決めてから始めます。


まとめ:理科の白紙法は、語句・図・公式・実験をセットで出す勉強

理科の白紙法は、語句をたくさん書くだけの勉強ではありません。

理科で大事なのは、

  • 語句
  • 矢印
  • 公式
  • 単位
  • 実験の条件と結果

これらをセットで思い出せるかです。

教科書を読んだだけでは、覚えているかどうかは分かりません。

図を見て分かった気になっても、自分で描けるとは限りません。

公式を見て分かった気になっても、単位や代入で止まることがあります。

実験を読んで分かった気になっても、目的や結果を説明できないことがあります。

だから、白紙法で見ずに出します。

3分見る。
2分書く。
1分確認する。

最初はこの1セットで十分です。

  • 図1つ
  • 公式1つ
  • 実験1つ
  • 語句5個

このくらいから始めます。

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学校ワークと白紙法の組み合わせ方|定期テストで点につながる覚え方

学校ワークと白紙法の組み合わせ方|提出だけで終わらせない勉強法

定期テスト前になると、多くの中学生が学校ワークに取り組みます。

  • 学校ワークを解く
  • 丸つけをする
  • 間違えたところを赤で直す
  • 提出日に間に合わせる

これは、定期テスト前によくある流れです。

もちろん、学校ワークをやることは大切です。

学校の定期テストは、教科書や学校ワークの内容から出ることが多いからです。

ただし、ここで一つ大きな問題があります。

学校ワークを「提出するため」にやっているだけだと、点につながりにくいことがあります。

答えを見て赤で直した。
空欄を埋めた。
丸つけもした。
提出もした。

でも、テストになると解けない。

これはよくあります。

なぜなら、ワークを終わらせることと、テストで思い出せることは別だからです。

学校ワークは、出せば終わりではありません。

本来は、自分が何を覚えていて、何を覚えていないかを見つけるための道具です。

そこで使えるのが、白紙法です。

白紙法とは、教科書やワークを見たあとに、何も見ずに覚えていることを白紙に書き出す勉強法です。

学校ワークと白紙法を組み合わせると、ただワークを解いて終わるのではなく、

  • 何を覚えていなかったのか
  • どの公式が出てこなかったのか
  • どの語句が抜けていたのか
  • どの解き方の一行目で止まったのか

が見えやすくなります。

この記事では、学校ワークを提出だけで終わらせず、定期テストの点につなげるための白紙法の使い方を紹介します。


学校ワークをやっているのに点が取れない理由

学校ワークをやっているのに点が取れない子は、珍しくありません。

むしろ、定期テスト前によく見ます。

  • ワークは提出している
  • 丸つけもしている
  • 赤で直している
  • でも、テストでは同じような問題が解けない

この場合、学校ワークの使い方が「作業」になっている可能性があります。

たとえば、

  • 答えを見ながら埋める
  • 分からない問題をすぐ赤で写す
  • 丸つけだけして終わる
  • 間違えた理由を確認しない
  • もう一度、何も見ずに解く時間がない

こうなると、ワークは進んでいるように見えても、頭の中には残りにくいです。

特に中学生の場合、提出期限があるので、どうしても「終わらせること」が優先されます。

もちろん、提出物を出すことは大事です。

でも、提出するためだけにワークをやると、テスト勉強としては弱くなります。

大事なのは、学校ワークを使って「できないところ」を見つけることです。


学校ワークは、提出物ではなく確認テストとして使う

学校ワークは、ただの提出物ではありません。

本来は、教科書で習った内容を確認するための問題集です。

つまり、学校ワークは小テストのように使うべきです。

  1. 何も見ずに解く
  2. できた問題とできなかった問題を分ける
  3. 間違えた問題の原因を確認する
  4. 必要な語句や公式を覚え直す
  5. もう一度、何も見ずに解く

この流れが必要です。

ただし、勉強が苦手な子に、

  • 間違えた原因を分析しなさい
  • 大事なところを覚え直しなさい
  • 自分で復習計画を立てなさい

と言っても、なかなか難しいです。

  • どこが大事か分からない
  • 何を覚えればいいか分からない
  • なぜ間違えたか言語化できない
  • 何分やればいいか決められない

だから、とだ塾では学校ワークの復習をもっと小さく分けます。

ワークを解く。
間違えた問題を見る。
必要だった語句・公式・解き方を白紙に書く。
もう一度、同じ問題を解く。

この流れにします。


学校ワークと白紙法の基本の流れ

学校ワークと白紙法を組み合わせる基本の流れは、次の5ステップです。

  1. 教科書やまとめページを短く見る
  2. 白紙に覚えていることを書く
  3. 学校ワークを解く
  4. 間違えた問題のポイントを確認する
  5. もう一度、白紙に書いてから解き直す

この順番です。

いきなり学校ワークを解くのも悪くはありません。

しかし、語句や公式がまったく入っていない状態だと、手が止まりやすくなります。

逆に、教科書を見ているだけでは、テストで出せるか分かりません。

だから、

見る。
書く。
解く。
直す。
もう一度書く。

この流れにします。


ステップ1:教科書やまとめページを短く見る

まず、学校ワークに入る前に、教科書やまとめページを短く見ます。

時間は長くなくて構いません。

最初は3分で十分です。

ここで大事なのは、範囲を広げすぎないことです。

教科書を何ページも読む必要はありません。

ワークで解く範囲に関係するところだけを見ます。

  • 英語なら、文法の形
  • 数学なら、公式や例題
  • 理科なら、語句・図・公式
  • 社会なら、語句・流れ・資料

このように、見るものを絞ります。

「全部読んでからワークを解く」だと時間がかかりすぎます。

まずは、今から解く問題に必要なところだけ見ます。

ステップ2:白紙に覚えていることを書く

次に、教科書やまとめページを閉じます。

そして、白紙に覚えていることを書きます。

ここでは、きれいにまとめる必要はありません。

英語なら

  • 文法の形
  • 意味
  • 例文
  • 語順

数学なら

  • 公式
  • 例題の一行目
  • 途中式の流れ
  • 答えの形

理科なら

  • 語句
  • 公式
  • 単位
  • 実験の結果

社会なら

  • 人物
  • 出来事
  • 原因
  • 結果
  • 地域と特徴

この時点で全部書けなくても構いません。

むしろ、書けないところが見つかることに意味があります。

白紙法は、覚えているかどうかを確認するための小テストです。

ステップ3:学校ワークを解く

白紙に書いたあと、学校ワークを解きます。

このとき、できるだけ何も見ずに解きます。

教科書を開いたまま解くと、できたように感じやすいです。

もちろん、最初から全部を自力で解けない場合もあります。

その場合でも、まずは少し考えます。

  • 数学なら、1行目だけ書いてみる
  • 英語なら、文法の形だけ思い出す
  • 理科なら、公式だけ書いてみる
  • 社会なら、関係する語句だけ書いてみる

完全に解けなくても、「どこで止まったか」が分かれば意味があります。

学校ワークは、できる問題を確認するだけでなく、止まる場所を見つけるためにも使います。

ステップ4:間違えた問題のポイントを確認する

学校ワークで間違えたら、答えを写して終わらせないことが大事です。

ここで見るべきなのは、正解そのものだけではありません。

  • 何を知らなかったのか
  • 何を思い出せなかったのか
  • どの一行目が出てこなかったのか
  • どの語句が抜けていたのか
  • どの公式を使うべきだったのか

ここを確認します。

ただし、勉強が苦手な子に「間違えた原因を分析しなさい」と言うと、難しすぎることがあります。

だから、最初は原因を細かく分析しなくても構いません。

まずは、間違えた問題に必要だった材料を白紙に書きます。

  • 語句
  • 公式
  • 文法の形
  • 解き方の一行目

これだけでも、ただ赤で直すより復習になります。

ステップ5:もう一度、白紙に書いてから解き直す

最後に、もう一度白紙に書きます。

ここが重要です。

間違えた問題を見直しただけで終わると、「分かったつもり」になりやすいです。

  • 答えを見ると分かる
  • 解説を読むと分かる
  • 赤で直したら分かる

でも、何も見ずにもう一度できるかは別です。

だから、解き直す前に白紙に書きます。

  • 数学なら、公式と一行目を書く
  • 英語なら、文法の形と語順を書く
  • 理科なら、公式と単位、図を書く
  • 社会なら、語句と流れを書く

そのあと、同じ問題をもう一度解きます。

これで、ただの丸つけから、テストに近い確認になります。


教科別:学校ワークと白紙法の使い方

英語の場合

英語の学校ワークでは、文法問題・並べ替え・英作文で差が出ます。

答えを見れば分かるのに、自分で並べ替えるとできない。

これはよくあります。

英語では、ワークを解く前に白紙に次のものを書きます。

  • 文法の形
  • 意味
  • 語順
  • 例文

たとえば、不定詞なら、

  • to+動詞の原形
  • 〜すること
  • 〜するために
  • 〜するための
  • I want to play soccer.

を書きます。

そのあと、ワークの問題を解きます。

間違えたら、答えを写すだけでなく、

  • なぜ to が必要なのか
  • 動詞は原形になっているか
  • 語順はどうなっているか
  • 日本語のどの部分が不定詞なのか

を白紙に書きます。

英語のワークでは、答えを覚えるより、文法の形を出せるようにすることが大事です。

数学の場合

数学の学校ワークでは、解き方の再現が大事です。

答えを見れば分かる。
解説を読めば分かる。
でも、自分で解くと一行目が出てこない。

こういう子はかなり多いです。

数学では、ワークを解く前に白紙に次のものを書きます。

  • 使う公式
  • 例題の一行目
  • 途中式の流れ
  • 答えの形

たとえば、一次方程式なら、

  • 分数があれば先に消す
  • かっこがあれば外す
  • 文字を左、数字を右に集める
  • 移項したら符号が変わる

のように書きます。

そしてワークを解きます。

間違えたら、答えを写すだけでなく、

  • どの一行目が出なかったのか
  • どこで符号を間違えたのか
  • どの公式を使うべきだったのか
  • 途中式を飛ばしていないか

を確認します。

数学の白紙法は、答えを覚えるためではありません。

解法の出だしを思い出すために使います。

理科の場合

理科の学校ワークでは、語句・図・公式・実験が混ざります。

語句だけ覚えていても、図や計算問題で止まることがあります。

理科では、ワークを解く前に白紙に次のものを書きます。

  • 語句
  • 矢印
  • 公式
  • 単位
  • 実験の目的と結果

たとえば、オームの法則なら、

  • V = R × I
  • V:電圧
  • R:抵抗
  • I:電流
  • 単位:V、Ω、A

を書きます。

植物なら、

  • 葉緑体
  • 光合成
  • デンプン
  • ヨウ素液
  • 青紫色
  • 気孔
  • 蒸散

を書きます。

ワークで間違えたら、答えだけでなく、その問題に必要だった材料を白紙に書きます。

理科は、問題の答えだけを覚えても弱いです。

語句・図・公式・実験をセットで出せるようにします。

社会の場合

社会の学校ワークでは、一問一答だけで終わらせないことが大事です。

語句は答えられる。
でも、流れや資料問題になると迷う。

これはよくあります。

社会では、ワークを解く前に白紙に次のものを書きます。

  • 人物
  • 出来事
  • 原因
  • 結果
  • 地域と特徴
  • 制度と意味

たとえば鎌倉幕府なら、

  • 源頼朝
  • 鎌倉幕府
  • 御恩と奉公
  • 守護
  • 地頭
  • 武士による政治

を書きます。

地理なら、

  • 地域名
  • 気候
  • 産業
  • 地形
  • 資料で見るポイント

を書きます。

公民なら、

  • 制度名
  • 意味
  • 具体例
  • 関係する言葉

を書きます。

社会のワークで間違えたときは、答えを一つ覚えるだけでなく、その周辺の語句も白紙に出します。

これで、語句がバラバラではなく、単元の中でつながりやすくなります。


学校ワークの丸つけを変える

学校ワークで点につなげるには、丸つけの仕方も大事です。

ただ丸かバツをつけるだけでは、復習が弱くなります。

おすすめは、間違いを3つに分けることです。

  1. 知らなかった
  2. 覚えていたけど出てこなかった
  3. 解き方・使い方を間違えた

1. 知らなかった

これは、まだ習った内容が頭に入っていない状態です。

この場合は、教科書やまとめページに戻ります。

そして、語句や公式を白紙に書きます。

2. 覚えていたけど出てこなかった

これは、「覚えたつもり」に近い状態です。

見たら分かる。
でも、何も見ないと出てこない。

この場合は、白紙法がかなり使えます。

もう一度、見ずに書く練習をします。

3. 解き方・使い方を間違えた

これは、知識はあるけれど、使い方がずれている状態です。

  • 数学なら、公式の使い方
  • 英語なら、語順
  • 理科なら、単位や実験条件
  • 社会なら、原因と結果のつながり

ここを白紙に書きます。

このように、間違いを分けると、何を復習すればいいかが見えやすくなります。


学校ワークを何周すればいいか

よく、「学校ワークは何周すればいいですか」と聞かれることがあります。

答えは、ただ回数を増やせばいいわけではありません。

大事なのは、できなかった問題が、何も見ずにできるようになったかです。

  1. 1周目は、できる問題とできない問題を分ける
  2. 2周目は、間違えた問題を中心に解く
  3. 3周目は、何も見ずにできるか確認する

このように目的を分けます。

ただし、時間がない場合は、全部を3周する必要はありません。

むしろ、全範囲を雑に3周するより、間違えた問題を白紙法で確認してから解き直す方が意味があります。

大事なのは、「解いた回数」ではなく、「見ずにできる状態」になったかです。


テスト2週間前の使い方

テスト2週間前は、学校ワークを進めながら、できないところを見つける時期です。

この時期は、完璧に覚えるよりも、まず全体を見ます。

おすすめは、

  1. 学校ワークを解く
  2. 間違えた問題に印をつける
  3. 必要な語句や公式を白紙に書く
  4. まだ解き直しすぎない

という流れです。

2週間前に大事なのは、苦手な場所を見つけることです。

ここで白紙法を入れておくと、テスト直前に何を見ればいいか分かりやすくなります。

テスト1週間前の使い方

テスト1週間前は、間違えた問題を中心に復習する時期です。

ここで、白紙法を本格的に使います。

  1. 間違えた問題を見る
  2. 必要な語句・公式・文法・流れを白紙に書く
  3. そのあと、同じ問題を解き直す

この流れを繰り返します。

1週間前は、学校ワークをただ進めるだけではなく、間違えた問題を「出せる状態」に変えていきます。

テスト前日の使い方

テスト前日は、新しい問題を大量に増やすより、間違えた問題の確認をします。

見るべきなのは、

  • 何度も間違えた問題
  • 赤で直しただけの問題
  • 答えを見たら分かった問題
  • 公式や語句が出てこなかった問題

です。

前日は、1セットを短くします。

2分見る → 1分書く → 1分確認する

これでも構いません。

大事なのは、テスト本番前に「見ずに出す」ことです。


学校ワークと白紙法でやってはいけないこと

1. 答えを写して終わる

分からない問題があると、答えを写したくなります。

もちろん、提出のために赤で直す必要がある場合もあります。

でも、答えを写して終わると、テストでは出てきません。

答えを写したあとに、必ず白紙に必要な語句や公式を書きます。

2. 全部をきれいにまとめようとする

白紙法は、きれいなノート作りではありません。

学校ワークと組み合わせる場合も、まとめノートを完成させる必要はありません。

大事なのは、見ずに出せるかどうかです。

汚くても構いません。

抜けが見つかれば成功です。

3. できない問題を放置する

学校ワークで間違えた問題は、テスト前の宝です。

そこに、まだ覚えていないことが詰まっています。

できない問題をそのままにせず、白紙法で必要な材料を取り出します。

4. すぐに解説を見すぎる

分からないとすぐに解説を見る子もいます。

解説を見ること自体は悪くありません。

ただし、見る前に少しだけ考える時間が必要です。

  • 何の公式を使いそうか
  • どの文法が関係しそうか
  • どの語句が必要そうか
  • 一行目に何を書けそうか

ここを一度白紙に出してから、解説を見ると復習になりやすいです。

5. 丸つけだけで満足する

丸つけは大事です。

でも、丸つけは復習の入口です。

丸かバツかを見るだけではなく、バツの問題をどう覚え直すかが大事です。

白紙法は、そのために使います。


家で学校ワークを進めるときの声かけ

家で学校ワークを進める場合、声かけは短く具体的にします。

  • まず3問だけ解こう
  • 間違えた問題に印をつけよう
  • 答えを見る前に、使う公式だけ書こう
  • 赤で直したあと、もう一回白紙に書こう
  • 今日はこのページ全部じゃなくて、この3問だけやろう

このくらいで十分です。

逆に、

  • ちゃんと覚えなさい
  • なんで間違えたの
  • ワークを早く終わらせなさい
  • 大事なところをまとめなさい

という声かけは、手が止まりやすいです。

学校ワークで大事なのは、量だけではありません。

  • どこで止まったか
  • 何が出てこなかったか
  • もう一度できるようになったか

ここを見ることです。


まとめ:学校ワークは、白紙法と組み合わせると点につながりやすい

学校ワークは、定期テスト対策でとても大事です。

ただし、提出するだけで終わると、点につながりにくいことがあります。

大事なのは、学校ワークを「確認テスト」として使うことです。

  1. 教科書やまとめを見る
  2. 白紙に覚えていることを書く
  3. 学校ワークを解く
  4. 間違えた問題を確認する
  5. 必要だった語句・公式・文法・流れを白紙に書く
  6. もう一度、同じ問題を解く

この流れにすると、ワークがただの作業になりにくくなります。

学校ワークを何ページ進めたかも大事です。

でも、それ以上に大事なのは、間違えた問題を見ずにできる状態に変えることです。

白紙法は、そのために使えます。

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社会の白紙法|歴史・地理・公民を覚えたつもりで終わらせない勉強法

社会の白紙法|歴史・地理・公民の覚え方

社会は、暗記科目だと言われることが多いです。

たしかに、社会では覚えることがたくさんあります。

  • 人物名
  • 出来事
  • 年号
  • 地名
  • 国名
  • 気候
  • 産業
  • 制度
  • 憲法
  • 政治のしくみ

どの単元でも、覚える言葉は多いです。

ただし、社会は「語句だけ」を覚えても点につながりにくい教科です。

たとえば、歴史なら、人物名だけ覚えていても流れが分からなければ問題で迷います。

地理なら、地域名だけ覚えていても、雨温図や資料を見て判断できなければ点になりません。

公民なら、制度名だけ覚えていても、その意味や関係する言葉が分からなければ選択肢で迷います。

つまり、社会の勉強では、ただ言葉を覚えるだけではなく、

  • 言葉と言葉のつながり
  • 原因と結果
  • 場所と特徴
  • 制度と具体例

こうした関係を思い出せるかが大事です。

そこで使えるのが、白紙法です。

白紙法とは、教科書やワークを見たあとに、何も見ずに覚えていることを白紙に書き出す勉強法です。

ただし、社会で白紙法を使うときに、いきなり「教科書を要約しよう」と考える必要はありません。

特に中学生の場合、最初から歴史の流れをきれいに説明したり、地理の資料を自分で整理したり、公民の制度を文章でまとめたりするのは難しいです。

だから、社会の白紙法は、もっと小さく始めます。

歴史なら、人物・出来事・原因・結果。
地理なら、地域・気候・産業・資料。
公民なら、制度・意味・具体例・関係語。

まずは、このように書く項目を決めます。

社会の白紙法は、きれいなまとめノートを作る勉強ではありません。

「見たあとに、どれだけ思い出せるか」を確認する勉強です。


社会の白紙法は、語句だけで終わらせない

社会でよくある勉強は、一問一答です。

一問一答は大事です。

人物名や用語を覚えるには、かなり使いやすい勉強です。

ただし、一問一答だけで終わると、問題によっては対応できないことがあります。

たとえば、

  • 「源頼朝」と答えられる
  • 「御恩と奉公」と答えられる
  • 「守護」と答えられる
  • 「地頭」と答えられる

それぞれの語句は覚えている。

でも、鎌倉幕府のしくみとして説明しようとすると止まる。

これはよくあります。

社会では、語句を単独で覚えるだけでなく、語句同士をつなげる必要があります。

  • 人物と出来事
  • 原因と結果
  • 場所と産業
  • 制度と具体例
  • 資料と読み取り方

こうしたつながりを白紙に出せるかが大事です。

白紙法では、まず語句を書きます。

そのあと、矢印でつなぎます。

最後に、短い説明を一言だけ足します。

語句。
矢印。
一言説明。

この3つで十分です。


社会の白紙法は「3分見る→2分書く→1分確認」から

社会の白紙法も、最初は短く始めます。

3分見る → 2分書く → 1分確認する

1. 3分見る

まず、教科書や学校ワーク、まとめプリントを3分だけ見ます。

このとき、範囲を広げすぎないことが大事です。

最初から教科書2ページ分を白紙にまとめようとすると、ほとんどの場合止まります。

まずは、見出し1つで十分です。

  • 歴史なら、出来事1つ
  • 地理なら、地域1つ
  • 公民なら、制度1つ

このくらいに絞ります。

2. 2分書く

次に、教科書やプリントを閉じます。

そして、2分で覚えていることを書きます。

このとき、文章になっていなくても構いません。

  • 語句だけでもいい
  • 矢印だけでもいい
  • 年号だけでもいい
  • 地名だけでもいい
  • 制度名だけでもいい

大事なのは、頭の中から出すことです。

白紙法は、きれいなノートを作るためではありません。

覚えていることと、抜けていることを見つけるための紙です。

3. 1分確認する

最後に、元のページと見比べます。

ここで見るのは、「何が抜けたか」です。

  • 人物名が抜けていた
  • 原因が抜けていた
  • 結果が書けなかった
  • 地名と産業がつながっていなかった
  • 制度名は書けたけど意味が言えなかった
  • 資料の見方が抜けていた

こうした抜けを確認します。

抜けたところは赤で足します。

書けなかったところがあっても失敗ではありません。

そこが、次に覚える場所です。


歴史の白紙法

歴史では、語句だけでなく「流れ」を出すことが大事です。

ただし、最初から長い文章で歴史を説明しようとする必要はありません。

まずは、次の5つを書きます。

  • 人物
  • 出来事
  • 原因
  • 結果
  • 時代・年号

歴史で書く項目

歴史の白紙法では、次のような型を使うと始めやすいです。

  • 人物:
  • 出来事:
  • 原因:
  • 結果:
  • 関係する語句:

たとえば、鎌倉幕府なら、

  • 人物:源頼朝
  • 出来事:鎌倉幕府を開く
  • しくみ:御恩と奉公
  • 役職:守護・地頭
  • 特徴:武士による政治

このように書きます。

最初からきれいな文章で説明しなくても構いません。

まずは、関係する語句を出します。

次に、矢印でつなぎます。

源頼朝 → 鎌倉幕府 → 御恩と奉公 → 守護・地頭

このように書くだけでも、語句同士の関係が見えます。

歴史は「原因→出来事→結果」で書く

歴史で点につながりやすいのは、原因と結果です。

出来事の名前だけ知っていても、

  • なぜ起こったのか
  • その結果どうなったのか

が分からないと、記述問題や選択問題で迷います。

たとえば、明治維新なら、

  • 原因:江戸幕府の力が弱まる、外国との関係が変わる
  • 出来事:明治維新
  • 結果:政治や社会のしくみが大きく変わる

のように、ざっくりでいいので流れを書きます。

最初から完璧な説明は必要ありません。

原因。
出来事。
結果。

この3つを短く書けるだけでも、歴史の覚え方は変わります。

歴史の白紙法でやってはいけないこと

歴史でやってはいけないのは、年号だけを覚えて終わることです。

もちろん、年号が必要な場面もあります。

でも、年号だけ覚えていても、出来事の意味が分からなければ点につながりにくいです。

また、語句をバラバラに覚えるだけでも弱いです。

歴史では、

  • 誰が
  • 何をして
  • なぜ起こり
  • その結果どうなったか

を短く出せるようにします。


地理の白紙法

地理では、地域名や国名を覚えるだけでは不十分です。

地理で大事なのは、場所と特徴を結びつけることです。

たとえば、

  • 北海道
  • 畑作
  • 酪農
  • 冷涼な気候
  • 広い土地

このように、地域と特徴をセットで覚えます。

また、地理では資料もよく出ます。

  • 地図
  • 雨温図
  • グラフ
  • 統計資料

こうした資料を見て判断する問題があります。

だから、地理の白紙法では、語句だけでなく、資料を見るポイントも書きます。

地理で書く項目

地理の白紙法では、次の項目を使います。

  • 地域:
  • 気候:
  • 地形:
  • 産業:
  • 資料で見るポイント:

たとえば、九州地方なら、

  • 地域:九州地方
  • 気候:南部は温暖
  • 産業:農業、畜産、工業
  • 特徴:火山、シラス台地
  • 資料:雨温図、農産物、工業地帯

このように書きます。

最初から詳しく書く必要はありません。

まずは、地域名と特徴を結びつけます。

地理は「場所→特徴→理由」で書く

地理で大事なのは、場所と特徴の理由です。

  • なぜその地域でその産業が盛んなのか
  • なぜその気候になるのか
  • なぜその都市に人が集まるのか

こうした理由を短く書きます。

北海道 → 冷涼 → 酪農・畑作
瀬戸内 → 雨が少ない → ため池・果樹栽培
太平洋側 → 冬に乾燥 → 季節風の影響

このように、矢印でつなぎます。

文章で書けなくても、最初は矢印で十分です。

地理は、暗記と資料読み取りがつながる教科です。

だから、白紙法でも、語句だけでなく「なぜそうなるか」を一言足します。

雨温図・グラフの白紙法

地理では、資料問題が苦手な子も多いです。

雨温図やグラフを見たときに、何を見ればいいか分からない。

この場合も、白紙法が使えます。

雨温図なら、

  • 気温の高低
  • 降水量の多い時期
  • 夏と冬の差
  • 雨が多いか少ないか
  • どの気候に近いか

これを書きます。

グラフなら、

  • 何のグラフか
  • 一番多いものは何か
  • 増えているのか減っているのか
  • 他と比べて何が特徴か

これを書きます。

資料を見て「なんとなく分かる」で終わらせず、見たポイントを白紙に出します。


公民の白紙法

公民では、制度やしくみを覚える必要があります。

ただし、公民は言葉が抽象的です。

  • 民主主義
  • 三権分立
  • 国民主権
  • 基本的人権
  • 地方自治
  • 市場経済
  • 社会保障

こうした言葉は、ただ丸暗記しても分かりにくいです。

だから、公民の白紙法では、制度名だけでなく、意味と具体例を書きます。

公民で書く項目

公民の白紙法では、次の型を使います。

  • 制度名:
  • 意味:
  • 具体例:
  • 関係する言葉:
  • 注意点:

たとえば、三権分立なら、

  • 制度名:三権分立
  • 意味:国の権力を3つに分ける
  • 3つ:立法・行政・司法
  • 機関:国会・内閣・裁判所
  • 目的:権力の集中を防ぐ

このように書きます。

最初から長い説明はいりません。

言葉。
意味。
具体例。
関係語。

これを出します。

公民は「言葉→意味→具体例」で書く

公民で大事なのは、言葉と意味をセットにすることです。

たとえば、

基本的人権

という言葉だけ覚えていても、問題で使いにくいです。

基本的人権 → 人間が生まれながらに持つ権利 → 自由権・平等権・社会権

のように書きます。

市場経済なら、

市場経済 → 需要と供給で価格が決まる → 商品の価格、競争

のように書きます。

公民は、抽象語を具体例に落とすことが大事です。

言葉だけで止めずに、「つまりどういうことか」を一言だけ書きます。


一問一答と白紙法の組み合わせ方

社会では、一問一答と白紙法を組み合わせると使いやすいです。

おすすめは、この流れです。

  1. 一問一答で語句を確認する
  2. 間違えた語句に印をつける
  3. その語句を含む単元を教科書で見る
  4. 白紙に語句とつながりを書く
  5. もう一度、一問一答をする

一問一答は、語句を確認するには便利です。

でも、一問一答だけだと、語句同士の関係が抜けることがあります。

だから、間違えた語句を白紙法で広げます。

たとえば、「御恩と奉公」を間違えたなら、

  • 源頼朝
  • 鎌倉幕府
  • 武士
  • 土地を与える
  • 将軍に仕える
  • 守護・地頭

このように、関係する言葉を白紙に出します。

すると、語句が単独ではなく、単元の中でつながります。


学校ワークと社会の白紙法

社会の定期テスト対策では、学校ワークも重要です。

ただし、学校ワークを解いて丸つけするだけでは、覚えたつもりで終わることがあります。

おすすめは、この流れです。

  1. 教科書やまとめページを見る
  2. 白紙に語句や流れを書く
  3. 学校ワークを解く
  4. 間違えた問題の語句を確認する
  5. その語句の周辺を白紙に書く

たとえば、学校ワークで「明治時代の改革」を間違えたなら、答えを写して終わりにしません。

白紙に、

  • 廃藩置県
  • 地租改正
  • 徴兵令
  • 殖産興業
  • 富国強兵

のように、関係する語句を書き出します。

さらに余裕があれば、

  • 何を変えたのか
  • なぜ行われたのか
  • 社会がどう変わったのか

を一言足します。

これで、ただの丸つけよりも復習の質が上がります。


社会の白紙法でやってはいけないこと

1. 教科書を全部まとめようとする

社会は情報量が多いので、教科書を全部まとめようとすると時間がかかりすぎます。

最初は、見出し1つで十分です。

  • 歴史なら出来事1つ
  • 地理なら地域1つ
  • 公民なら制度1つ

このくらいに絞ります。

2. 色分けノート作りになる

白紙法は、きれいなノートを作る勉強ではありません。

色を使ってまとめること自体は悪くありません。

でも、色分けに時間を使いすぎると、覚えたかどうかの確認が弱くなります。

白紙法では、汚くても構いません。

大事なのは、見ずに出せるかです。

3. 語句だけで終わる

社会は語句が多いので、語句だけを並べたくなります。

でも、語句だけで終わると、記述問題や資料問題で止まりやすくなります。

  • 人物と出来事
  • 場所と特徴
  • 制度と意味

このように、語句をつなげます。

4. 書けないことを責める

白紙法では、書けないところが必ず出ます。

でも、それは失敗ではありません。

書けなかったところが、次に覚える場所です。

社会は量が多いので、最初から全部書けなくて当然です。


家で社会の白紙法をやるときの声かけ

家で社会の白紙法をやるなら、声かけは短く具体的にします。

  • この見出しだけ3分見よう
  • 閉じて、人物を3人書こう
  • 出来事を矢印でつなごう
  • 地理は地域と特徴を書こう
  • 公民は制度名と意味を書こう
  • 抜けたところを赤で足そう

このくらいで十分です。

逆に、

  • 大事なところをまとめなさい
  • 社会をちゃんと覚えなさい
  • 教科書を全部見直しなさい

という指示は、抽象的で手が止まりやすいです。

社会の白紙法では、何を書くかを先に決めることが大事です。

  • 歴史なら、人物・出来事・原因・結果
  • 地理なら、地域・気候・産業・資料
  • 公民なら、制度・意味・具体例・関係語

このように、書く項目を決めてから始めます。


まとめ:社会の白紙法は、語句をつなげる勉強

社会の白紙法は、ただ語句をたくさん書く勉強ではありません。

大事なのは、語句同士のつながりを思い出せるかです。

  • 歴史なら、人物・出来事・原因・結果
  • 地理なら、地域・気候・産業・資料
  • 公民なら、制度・意味・具体例・関係語

このように、教科の中でも書くものを分けます。

最初から教科書を全部まとめる必要はありません。

3分見る。
2分書く。
1分確認する。

この1セットで十分です。

社会は暗記量が多い教科です。

だからこそ、ただ読むだけ、ただ一問一答をするだけ、ただワークを丸つけするだけでは、覚えたつもりになりやすいです。

見たあとに閉じる。
白紙に出す。
抜けたところを確認する。
もう一度やる。

この流れを入れることで、覚えているところと覚えていないところが見えやすくなります。

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中学生向け白紙法|定期テスト前に覚えたつもりを防ぐ勉強法

中学生向け白紙法|定期テスト前の使い方

定期テスト前になると、多くの中学生がこういう勉強をします。

  • 教科書を読む
  • ノートを見直す
  • 学校ワークを解く
  • 赤シートで語句を隠す
  • 答えを見て丸つけをする

どれも悪い勉強ではありません。

ただし、それだけで終わると、「覚えたつもり」になりやすいです。

教科書を見ていると分かる。
ノートを見れば思い出せる。
ワークの答えを見たら納得できる。
でも、テスト本番になると出てこない。

これは、定期テスト前によく起こります。

大事なのは、勉強した内容を「見たかどうか」ではありません。

何も見ずに思い出せるかどうかです。

そこで使えるのが、白紙法です。

白紙法とは、教科書やワークを見たあとに、何も見ずに覚えていることを白紙に書き出す勉強法です。

ただし、中学生が白紙法を使うときは、最初から大きくやりすぎないことが大切です。

  • 教科書1ページを要約しよう
  • 大事なところを全部まとめよう
  • テスト範囲を白紙に全部書こう

こう考えると、ほとんどの場合うまくいきません。

中学生向けの白紙法は、もっと小さくて大丈夫です。

3分見る。
2分で書く。
1分で確認する。

この1セットから始めます。

白紙法は、きれいなまとめノートを作るための勉強ではありません。

定期テスト前に、「自分が何を覚えていて、何を覚えていないか」を見つけるための確認法です。


中学生の定期テストで白紙法が使える理由

定期テストでは、教科書や学校ワークから出ることが多いです。

だから、学校ワークを解くことは大切です。

ただし、ワークを解いただけでは不十分なことがあります。

なぜなら、ワークを解いているときは、問題文や選択肢、前後のヒントがあるからです。

また、丸つけをするときに答えを見ると、

  • ああ、これ知ってた
  • 見たら分かる
  • 次はできそう

と思いやすいです。

でも、テスト本番では、答えは見えません。

教科書もノートも見られません。

その場で思い出す必要があります。

だから、定期テスト前には「見る勉強」だけでなく、「見ずに出す勉強」が必要です。

白紙法は、そのために使います。

  • 教科書を見たあとに閉じる
  • ワークの解説を読んだあとに閉じる
  • 何も見ずに書いてみる
  • 書けなかったところを確認する

この流れを入れるだけで、「覚えたつもり」を減らしやすくなります。


中学生向け白紙法は、要約から始めない

白紙法というと、「白紙にまとめる勉強」と考える人が多いです。

しかし、中学生が最初から要約をしようとすると、かなり難しいです。

要約するには、

  • どこが大事かを選ぶ
  • 必要ないところを削る
  • 自分の言葉で短く説明する
  • 全体のつながりを考える

こうした力が必要です。

これは、勉強が得意な子でも簡単ではありません。

だから、定期テスト前の白紙法では、最初から要約しようとしなくて大丈夫です。

まずは、教科書やワークで見たものを、そのまま再現するところから始めます。

  • 太字語句を書く
  • 図の名前を書く
  • 公式を書く
  • 例題の1行目を書く
  • 文法の形を書く
  • 歴史の流れを矢印で書く

このくらいで十分です。

白紙法は、最初から「自分の言葉で説明する勉強」にしなくても構いません。

まずは、「見たものを、見ずに出せるか」を確認する。

そこから始めます。


基本のやり方:3分見る、2分書く、1分確認

中学生が白紙法を始めるなら、まずはこの型がおすすめです。

3分見る → 2分書く → 1分確認する

合計6分です。

長くやる必要はありません。

むしろ、最初から長くやろうとすると、途中で止まります。

1. 3分見る

まず、教科書や学校ワーク、まとめページを3分だけ見ます。

このとき、範囲を広げすぎないことが大事です。

最初は、教科書1ページでも広すぎる場合があります。

その場合は、半ページでも構いません。

  • 英語なら、文法ルール1つ
  • 数学なら、例題1問
  • 理科なら、図1つ
  • 社会なら、見出し1つ

このくらいまで小さくします。

2. 2分書く

次に、教科書やワークを閉じます。

そして、2分で覚えていることを書きます。

このとき、きれいに書く必要はありません。

文章になっていなくても構いません。

  • 単語だけでもいい
  • 矢印だけでもいい
  • 公式だけでもいい
  • 図の一部だけでもいい
  • 例題の途中式だけでもいい

大事なのは、頭の中から出すことです。

白紙法は、人に見せるノートではありません。

自分の頭の中を確認するための紙です。

3. 1分確認する

最後に、元のページと見比べます。

ここで見るのは、「何が抜けたか」です。

  • 太字語句が抜けていた
  • 公式の単位を忘れていた
  • 図の名前が書けなかった
  • 歴史の順番が逆になっていた
  • 英語の語順が崩れていた

こういう抜けを見つけます。

そして、抜けたところを赤で足します。

書けなかったところがあっても、失敗ではありません。

そこが、次に覚える場所です。


定期テスト2週間前の白紙法

定期テスト2週間前は、まだ全範囲を完璧に覚える時期ではありません。

この時期に大事なのは、テスト範囲の中で「何が分かっていて、何があやしいか」を見つけることです。

おすすめは、学校ワークと白紙法を組み合わせることです。

まず、学校ワークを解きます。

次に、間違えた問題や、答えを見て直した問題を確認します。

そのあと、その問題に必要だった語句・公式・考え方を白紙に書き出します。

数学なら

  • 使う公式
  • 1行目に書くこと
  • 途中式の流れ
  • 答えの形

理科なら

  • 語句
  • 公式
  • 単位
  • 実験の手順

社会なら

  • 人物
  • 出来事
  • 原因
  • 結果
  • 場所・時代

英語なら

  • 文法の形
  • 意味
  • 例文
  • 語順

2週間前は、白紙法で完璧に書くことよりも、抜けを見つけることが大事です。

この時期に抜けを見つけておけば、テスト直前に慌てにくくなります。


定期テスト1週間前の白紙法

定期テスト1週間前は、覚える範囲を少しずつ絞っていく時期です。

ここで大事なのは、学校ワークを「解いて終わり」にしないことです。

ワークで間違えた問題は、もう一度見直すだけではなく、白紙に書いて確認します。

たとえば、社会で「鎌倉幕府」の問題を間違えたなら、

  • 源頼朝
  • 守護
  • 地頭
  • 御恩と奉公
  • 武士による政治

のように、関係する語句を白紙に書き出します。

理科で「オームの法則」を間違えたなら、

  • 電圧
  • 電流
  • 抵抗
  • V = RI
  • 単位

を書きます。

数学で一次方程式を間違えたなら、

  • 両辺に同じ数を足す
  • 両辺に同じ数をかける
  • 分数は先に消す
  • 移項したら符号が変わる

のように、解き方の流れを書きます。

1週間前は、白紙法を使って「間違えた問題の周辺」を覚え直します。

ただ答えを覚えるのではありません。

その問題を解くために必要だった材料を、見ずに出せるようにします。


定期テスト3日前の白紙法

定期テスト3日前は、広く新しいことを増やすより、出やすいところ・間違えたところを固める時期です。

この時期の白紙法は、短く何度も回します。

3分見る → 2分書く → 1分確認する

これを、教科ごとに数セット行います。

ただし、全部の範囲を白紙に書こうとしなくて構いません。

  • 学校ワークで間違えた問題
  • 教科書の太字
  • 先生が強調したところ
  • 小テストで間違えたところ
  • 自分が何度も忘れるところ

ここに絞ります。

3日前に大事なのは、勉強量を増やすことよりも、「出せる状態」にすることです。

読んだ。
見た。
覚えた気がする。

ここで止めずに、

閉じる。
書く。
確認する。

ここまでやります。


テスト前日の白紙法

テスト前日は、新しいことを大量に増やす日ではありません。

これまでにやった内容を、短く確認する日です。

前日の白紙法では、範囲をさらに絞ります。

教科書全部を白紙にまとめようとしなくていいです。

学校ワーク全部をやり直そうとしなくていいです。

見るべきなのは、次のようなところです。

  • 何度も間違えた問題
  • 覚えたつもりだった語句
  • 公式と単位
  • 英語の文法の形
  • 社会の流れ
  • 理科の図や実験
  • 数学の解き方の1行目

前日は、1セットを短くします。

2分見る → 1分書く → 1分確認する

これでも構いません。

大事なのは、テスト本番の前に「見ずに出す」ことです。


教科別:中学生の白紙法の使い方

英語

英語では、白紙法を文法確認に使うとやりやすいです。

たとえば、現在完了なら、

  • have / has + 過去分詞
  • 継続
  • 経験
  • 完了
  • for と since
  • Have you ever 〜?

のように、形と意味を書きます。

最初から長い英文をたくさん書く必要はありません。

まずは、文法の形を見ずに書けるかを確認します。

次に、短い例文を1つ書きます。

英語の定期テストでは、文法の形・語順・意味があいまいだと点を落としやすいです。

だから、白紙法では「形」と「例文」をセットにするのがおすすめです。

数学

数学では、白紙法を公式暗記だけに使うと弱いです。

大事なのは、解き方の流れを再現することです。

たとえば、一次関数なら、

  • 式の形
  • 傾き
  • 切片
  • 変化の割合
  • グラフの読み取り
  • 交点の求め方

を書きます。

さらに、例題の解き方を思い出します。

  • 問題文を読んだら、まず何を書くのか
  • 表を使うのか
  • 式を立てるのか
  • グラフを見るのか
  • どこに代入するのか

数学が苦手な子は、答えよりも「最初の一行」が出てこないことが多いです。

だから、数学の白紙法では、解法の出だしを再現することを重視します。

理科

理科では、語句・図・公式をセットで白紙に出します。

たとえば電流なら、

  • 電圧
  • 電流
  • 抵抗
  • V = RI
  • V、A、Ω
  • 直列回路
  • 並列回路

を書きます。

植物なら、

  • 葉緑体
  • 光合成
  • 蒸散
  • 気孔

を書きます。

ただ語句を並べるだけでなく、図や矢印も使います。

理科は、言葉だけ覚えていても、図や実験になると解けないことがあります。

だから、白紙法では、できるだけ図とセットにします。

社会

社会では、語句だけでなく流れを出します。

ただし、最初から長い説明を書く必要はありません。

まずは、

  • 人物
  • 出来事
  • 場所
  • 時代
  • 原因
  • 結果

のように分けます。

歴史なら、

誰が、何をして、その結果どうなったか。

を書きます。

地理なら、

  • 地域名
  • 気候
  • 産業
  • 地形
  • 資料で見るポイント

を書きます。

公民なら、

  • 制度名
  • 意味
  • 具体例
  • 関係する言葉

を書きます。

社会は暗記量が多いので、全部を文章でまとめようとすると時間がかかりすぎます。

最初は、語句と矢印で十分です。


白紙法と学校ワークの組み合わせ方

中学生の定期テスト対策では、学校ワークを避けることはできません。

ただし、学校ワークは「提出するため」だけにやるものではありません。

テストで点を取るためには、ワークの使い方が大事です。

おすすめは、この流れです。

  1. 教科書やまとめページを短く見る
  2. 白紙に覚えていることを書く
  3. 学校ワークを解く
  4. 間違えた問題を確認する
  5. 間違えた問題のポイントをもう一度白紙に書く

いきなりワークを解いても、語句や公式が入っていなければ手が止まります。

逆に、教科書を見ているだけでは、テストで出せるか分かりません。

だから、白紙法と学校ワークを間に挟みます。

見る。
書く。
解く。
直す。
もう一度書く。

この流れにすると、ワークがただの作業になりにくいです。


白紙法でやってはいけないこと

1. 最初から範囲を広げすぎる

テスト範囲全部を白紙に書こうとすると、ほとんどの場合続きません。

最初は狭くていいです。

  • 半ページ
  • 図1つ
  • 例題1問
  • 太字語句3つ

このくらいから始めます。

2. きれいなノートにしようとする

白紙法は、提出用のノートではありません。

きれいに色分けすることが目的ではありません。

目的は、頭の中から出せるか確認することです。

汚くても構いません。

抜けが見つかれば成功です。

3. 書けないことを責める

書けないところがあるのは普通です。

むしろ、書けないところを見つけるために白紙法をします。

書けなかったところを責めると、白紙法が嫌になります。

大事なのは、書けなかったところを赤で足して、もう一度短くやることです。

4. ただ写して終わる

白紙法の目的は、写すことではありません。

もちろん、最初にお手本を写す段階はあっても構いません。

でも、最後は必ず閉じて書く時間を作ります。

見ながら写すだけでは、覚えているかどうかは分かりません。


家でやるときの声かけ

家で白紙法をやる場合、保護者の声かけも大事です。

ただし、長く説明する必要はありません。

おすすめは、短く区切る声かけです。

  • 今から3分だけ見る
  • いったん閉じよう
  • 2分で覚えていることを書こう
  • 書けなかったところを赤で足そう
  • もう一回だけ同じ範囲でやろう

このくらいで十分です。

逆に、

  • ちゃんと覚えなさい
  • 大事なところをまとめなさい
  • なんで書けないの
  • さっき見たでしょ

という声かけは、白紙法を難しくします。

白紙法ができない子に必要なのは、叱ることではなく、次に何をするかが分かる指示です。


まとめ:中学生の白紙法は、小さく・短く・テスト前に使う

中学生の白紙法は、最初から完璧にまとめる必要はありません。

大事なのは、見ずに思い出せるかを確認することです。

定期テスト前の勉強では、教科書を読むことも、学校ワークを解くことも大切です。

でも、それだけでは「覚えたつもり」になることがあります。

だから、途中で白紙法を入れます。

3分見る。
2分書く。
1分確認する。

これを1セットにします。

教科書全部をまとめる必要はありません。

  • 太字語句3つ
  • 公式1つ
  • 図1つ
  • 例題1問
  • 文法ルール1つ

このくらいからで大丈夫です。

白紙法は、勉強が得意な子だけの方法ではありません。

やり方を小さくすれば、中学生の定期テスト対策にも使えます。

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英語の白紙法|英文法を覚えたつもりで終わらせない勉強法

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英語の白紙法|英文法を覚えたつもりで終わらせない方法

英語の勉強でよくあるのが、「分かったつもり」で終わってしまうことです。

授業を聞いたときは分かる。
解説を読めば分かる。
答えを見たら納得できる。
でも、自分で英文を書こうとすると手が止まる。

これは、中学生の英語でかなり多いです。

特に英文法は、「見たら分かる」「自分で使える」の差が大きい教科です。

たとえば、不定詞を習ったとします。

  • to+動詞の原形
  • 「〜すること」「〜するために」「〜するための」
  • 名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法

授業中は分かった気がします。

でも、テストで並べ替え問題や英作文が出ると、

  • どこに to を置くのか
  • 動詞は原形でいいのか
  • 日本語の「〜するために」はどう表すのか
  • 形容詞的用法と副詞的用法は何が違うのか

ここで止まってしまうことがあります。

つまり、英語では「説明を読んで分かる」だけでは足りません。

見ずに、文法の形・意味・例文を出せるか。

ここを確認する必要があります。

そこで使えるのが、白紙法です。

英語の白紙法とは、英文法や単語を見たあとに、何も見ずに白紙へ書き出し、覚えているかどうかを確認する勉強法です。

ただし、英語で白紙法をするときに、いきなり長文をまとめようとする必要はありません。

最初は、

  • 文法の形
  • 意味
  • 例文
  • 語順
  • 注意点

この5つを小さく確認するだけで十分です。


英語の白紙法は、単語だけでは足りない

英語の暗記というと、単語を覚えることをイメージする人が多いです。

もちろん、単語は大事です。

しかし、中学生の定期テストでは、単語だけ覚えていても点につながらないことがあります。

なぜなら、英語では語順と文法の形が大事だからです。

たとえば、

私はサッカーをすることが好きです。

これを英語にすると、

I like to play soccer.
I like playing soccer.

のようになります。

ここでは、like のあとに to playplaying が来ることを知らないと書けません。

単語だけで考えると、

I / like / play / soccer

までは出るかもしれません。

でも、それを正しい英文に並べるには、文法の形が必要です。

だから、英語の白紙法では、単語だけでなく、文法の形まで書きます。

  • どの順番で置くのか
  • どの形にするのか
  • どんな意味になるのか
  • どんな例文で使うのか

ここまで確認します。


英文法は「見たら分かる」だけでは危ない

英文法で一番危ないのは、解説を見て分かった気になることです。

たとえば、現在完了を習ったとします。

have / has + 過去分詞

これを見れば、「ああ、現在完了ね」と分かるかもしれません。

でも、実際に問題になると、

  • have と has の使い分け
  • 過去分詞の形
  • for と since の違い
  • ever の位置
  • 疑問文の語順
  • 否定文の作り方

いろいろなところで止まります。

つまり、文法は名前を知っているだけでは使えません。

  • 見ずに形を書けるか
  • 意味を言えるか
  • 例文を作れるか
  • 問題文を見たときに、その文法だと気づけるか

ここまで確認する必要があります。

白紙法は、この「使えるかどうか」を確かめるために使います。


英語の白紙法は「3分見る→2分書く→1分確認」で始める

英語の白紙法も、最初は短くて構いません。

3分見る → 2分書く → 1分確認する

この1セットです。

長時間やる必要はありません。

むしろ、最初から範囲を広げると失敗しやすいです。

1. 3分見る

まず、文法のまとめや教科書の例文を3分だけ見ます。

このとき、範囲は小さくします。

  • 不定詞だけ
  • 動名詞だけ
  • 比較級だけ
  • 現在完了だけ
  • 受け身だけ
  • 関係代名詞だけ

このように、1つの文法に絞ります。

教科書1ページ全部を白紙にまとめようとしなくて大丈夫です。

最初は、文法ルール1つで十分です。

2. 2分書く

次に、教科書やノートを閉じます。

そして、2分で覚えていることを書きます。

このとき、きれいな文章にする必要はありません。

たとえば不定詞なら、

  • to+動詞の原形
  • 〜すること
  • 〜するために
  • 〜するための
  • I want to play soccer.
  • something to drink

このくらいで構いません。

文法の名前、形、意味、例文が少しでも出れば十分です。

白紙法は、提出用のノート作りではありません。

頭の中に何が残っているかを見るための紙です。

3. 1分確認する

最後に、元のページと見比べます。

確認するのは、次のようなことです。

  • 形が合っているか
  • 意味が抜けていないか
  • 例文が書けているか
  • 語順が崩れていないか
  • よく間違えるポイントが抜けていないか

抜けていたところは赤で足します。

書けなかったところがあっても失敗ではありません。

そこが、まだ覚えきれていない場所です。


英語の白紙法で書くもの

英語の白紙法では、最初から長い説明を書かなくていいです。

まずは、次の5つを確認します。

  1. 文法の形
  2. 意味
  3. 例文
  4. 語順
  5. 注意点

1. 文法の形

まずは、文法の形を書きます。

  • 不定詞:to+動詞の原形
  • 動名詞:動詞ing
  • 比較級:比較級+than
  • 最上級:the+最上級
  • 受け身:be動詞+過去分詞
  • 現在完了:have / has+過去分詞

このように、形を見ずに書けるか確認します。

英語が苦手な子は、文法の説明より先に、形があやふやなことが多いです。

まずは、形を出せるようにします。

2. 意味

次に、意味を書きます。

不定詞なら、

  • 〜すること
  • 〜するために
  • 〜するための

比較級なら、

  • より〜
  • 〜よりも

受け身なら、

  • 〜される

現在完了なら、

  • ずっと〜している
  • 〜したことがある
  • ちょうど〜したところだ

このように、文法の形と意味をセットにします。

形だけ覚えても、どこで使うか分からなければ問題で使えません。

3. 例文

次に、短い例文を書きます。

I want to study English.
I like playing tennis.
This book is easier than that one.
English is spoken in many countries.
I have lived in Kobe for three years.

このくらいで十分です。

例文を書くと、文法の形が実際の英文の中でどう使われるかが見えます。

4. 語順

英語で点を落としやすいのが語順です。

日本語の順番で考えると、英語の語順が崩れます。

だから、白紙法では語順も確認します。

たとえば、

I want to play soccer.

なら、

主語 → 動詞 → to+動詞の原形 → 目的語

のように、順番を書きます。

  • 比較:A is 比較級 than B.
  • 受け身:主語 → be動詞 → 過去分詞 → by 〜
  • 現在完了:主語 → have / has → 過去分詞

このように、語順の型を書きます。

英語が苦手な子には、「文法の名前」よりも「どの順番で置くか」の方が大事な場合があります。

5. 注意点

最後に、よく間違えるポイントを書きます。

  • to の後ろは動詞の原形
  • 比較級には than を使う
  • 最上級には the がつくことが多い
  • 受け身では be動詞を忘れない
  • 現在完了では過去分詞を使う
  • 三単現の s を忘れない

こうした注意点を白紙に出します。

長く書く必要はありません。

一言で構いません。

自分がよく間違えるところだけ書けば十分です。


文法別:白紙法の使い方

不定詞

不定詞では、まず形を書きます。

to+動詞の原形

次に意味を書きます。

  • 〜すること
  • 〜するために
  • 〜するための

そして、例文を書きます。

I want to play soccer.
私はサッカーをしたい。

I went to the park to run.
私は走るために公園へ行った。

I have many things to do.
私はするべきことがたくさんある。

不定詞で大事なのは、「to+動詞の原形」の形です。

to の後ろに過去形や三単現の s をつけないように注意します。

白紙法では、

  • 意味3つ
  • 例文1つ
  • 注意点

を書ければ十分です。

動名詞

動名詞では、まず形を書きます。

動詞ing

次に意味を書きます。

〜すること

例文を書きます。

I like playing tennis.
私はテニスをすることが好きです。

動名詞では、like、enjoy、finish などの後ろに動詞ing が来ることがあります。

白紙法では、

  • 動詞ing
  • 〜すること
  • I like playing 〜.
  • enjoy の後ろは ing

のように書きます。

最初から細かい例外を全部覚えようとしなくて構いません。

まずは、形と例文です。

比較

比較では、形を分けて書きます。

  • 比較級+than
  • the+最上級

例文を書きます。

Ken is taller than Yuki.
ケンはユキより背が高い。

This is the biggest dog in the park.
これは公園で一番大きい犬です。

比較では、than を忘れたり、最上級の the を忘れたりしやすいです。

白紙法では、

  • 比較級 than
  • the 最上級
  • as 〜 as
  • more 〜 than

のように、型を出します。

受け身

受け身では、まず形を書きます。

be動詞+過去分詞

意味は、

〜される

例文を書きます。

English is spoken in many countries.
英語は多くの国で話されています。

This book was written by him.
この本は彼によって書かれました。

受け身で多いミスは、be動詞を忘れることです。

spoken だけを書いても、受け身の文にはなりません。

白紙法では、

  • be動詞+過去分詞
  • 〜される
  • by 〜
  • be動詞を忘れない

を書きます。

現在完了

現在完了では、まず形を書きます。

have / has+過去分詞

意味は、主に3つあります。

  • 継続:ずっと〜している
  • 経験:〜したことがある
  • 完了:ちょうど〜したところだ

例文を書きます。

I have lived in Kobe for three years.
私は3年間神戸に住んでいます。

I have visited Kyoto twice.
私は京都を2回訪れたことがあります。

I have just finished my homework.
私はちょうど宿題を終えたところです。

現在完了で多いミスは、過去形と混ざることです。

I have went ではなく、I have gone です。

白紙法では、

  • have / has+過去分詞
  • for / since
  • ever / never
  • just / already / yet
  • 過去分詞に注意

を書けるようにします。

関係代名詞

関係代名詞では、まず働きを確認します。

名詞を後ろから説明する。

次に、代表的な形を書きます。

  • who:人
  • which:もの・動物
  • that:人・もの

例文を書きます。

I know a boy who can play the piano.
私はピアノを弾ける少年を知っています。

This is a book which I bought yesterday.
これは私が昨日買った本です。

関係代名詞は、いきなり自由に英作文しようとすると難しいです。

最初は、

  • 説明される名詞
  • 関係代名詞
  • 後ろから説明

この3つを書ければ十分です。


英単語の白紙法

英単語でも白紙法は使えます。

ただし、英単語の場合も、日本語訳だけで終わらせない方がいいです。

おすすめは、次の4つを書くことです。

  1. 英単語
  2. 日本語の意味
  3. 品詞
  4. 短い例文

たとえば、

important
重要な
形容詞
This is an important book.

のように書きます。

単語の意味だけ覚えていても、英文の中で使えないことがあります。

名詞なのか、動詞なのか、形容詞なのかが分からないと、並べ替えや英作文で止まります。

だから、白紙法では品詞も確認します。

ただし、最初から全単語で品詞まで書こうとすると大変です。

まずは、テストに出やすい単語や、何度も間違える単語だけで構いません。


英文読解の白紙法

英文読解でも白紙法は使えます。

ただし、長文を全部書き出す必要はありません。

読む前と読んだ後で、確認するものを絞ります。

たとえば、長文を読んだあとに、

  • 誰の話か
  • どこで起きた話か
  • 何が問題だったか
  • 結局どうなったか
  • 本文中の重要表現は何か

を白紙に書きます。

最初から全文を要約しようとすると難しいです。

まずは、本文の内容を5つの質問で確認するくらいで十分です。

英文読解の白紙法は、「日本語で内容を説明できるか」の確認にも使えます。

本文を見ていると分かるのに、閉じると何の話だったか言えない。

こういう場合は、まだ読み取った内容が頭に残っていない可能性があります。


英語の白紙法でやってはいけないこと

1. いきなり長文を全部まとめようとする

英語が苦手な子に、いきなり長文を白紙にまとめさせるのは難しいです。

まずは、文法1つ、例文1つで十分です。

長文は、最後に内容確認として使います。

2. 単語だけで終わる

単語を覚えることは大事です。

でも、英語は単語だけでは点につながりません。

語順、文法の形、品詞、例文まで確認する必要があります。

白紙法では、単語だけでなく、使い方まで出せるかを見ます。

3. 日本語訳だけ覚える

日本語訳だけ覚えても、英文を書けるとは限りません。

たとえば、「〜するために」と覚えていても、to+動詞の原形が出てこなければ英文にはできません。

英語では、日本語の意味と英語の形をセットで覚える必要があります。

4. 書けないことを責める

白紙法では、書けないところが出てきます。

でも、それは失敗ではありません。

書けなかったところが、次に覚える場所です。

英語では、語順や形のミスが見つかることに意味があります。


学校ワークと英語の白紙法

英語の定期テスト対策では、学校ワークとの組み合わせが大事です。

おすすめは、この流れです。

  1. 文法のまとめを見る
  2. 白紙に形・意味・例文を書く
  3. 学校ワークを解く
  4. 間違えた問題の文法を確認する
  5. もう一度、白紙に同じ文法の形を書く

いきなり学校ワークを解いても、文法の形が入っていなければ手が止まります。

逆に、文法のまとめを読んだだけでは、問題で使えるか分かりません。

だから、

見る。
書く。
解く。
直す。
もう一度書く。

この流れにします。

特に並べ替え問題や英作文で間違えた場合は、答えを写して終わらせない方がいいです。

  • なぜその語順になるのか
  • どの文法を使っているのか
  • 最初に何を置くのか
  • 動詞の形は何か

これを白紙に書きます。

英語は、答えを見たら分かる教科です。

だからこそ、答えを見ずに出す時間が必要です。


家で英語の白紙法をやるときの声かけ

家で英語の白紙法をやる場合、最初は時間を区切るのがおすすめです。

  • 今から3分だけ文法を見る
  • 閉じて、形だけ書こう
  • 意味を3つ書こう
  • 例文を1つだけ書こう
  • 抜けたところを赤で足そう

このくらいで十分です。

逆に、

  • ちゃんと英語を覚えなさい
  • 文法をまとめなさい
  • 大事なところを書きなさい

という声かけは、抽象的すぎて手が止まりやすいです。

英語の白紙法では、何を書くかを具体的にします。

  • 意味
  • 例文
  • 語順
  • 注意点

この5つです。


まとめ:英語の白紙法は、文法の形・意味・例文を出す勉強

英語の白紙法は、単語をたくさん書くだけの勉強ではありません。

大事なのは、文法の形・意味・例文・語順を、見ずに出せるか確認することです。

英語では、

  • 見たら分かる
  • 解説を読めば分かる
  • 答えを見たら納得できる

という状態で止まりやすいです。

でも、定期テストや入試では、自分で思い出して使う必要があります。

だから、白紙法を使って、

  • 文法の形を書く
  • 意味を書く
  • 例文を書く
  • 語順を書く
  • 注意点を書く

この確認をします。

最初から長文を全部まとめる必要はありません。

  • 文法1つ
  • 例文1つ
  • 単語5個
  • 並べ替え問題1問

このくらいからで大丈夫です。

難しそう、という方へ

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白紙法ができない理由|勉強が苦手な子の始め方

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白紙法ができない理由|勉強が苦手な子の始め方

白紙法がいいと聞いて、子どもにやらせてみた。

でも、全然書けない。
白紙を前にして手が止まる。
「何を書けばいいん?」と言う。
結局、教科書を見ながら写して終わる。

こういうことはよくあります。

このとき、大人はつい、

  • やる気がない
  • 集中力がない
  • 覚える気がない
  • ちゃんと読んでいない

と思ってしまうかもしれません。

でも、白紙法ができない理由は、やる気だけではありません。

むしろ多くの場合、原因はもっと手前にあります。

白紙法の始め方が大きすぎるのです。

白紙法は、教科書やワークを見たあとに、何も見ずに覚えていることを書き出す勉強法です。

ただし、いきなり完全な白紙を渡して、

  • 大事なところを書きなさい
  • 覚えていることをまとめなさい
  • 自分で確認しなさい

と言っても、勉強が苦手な子にはかなり難しいです。

なぜなら、その中にはたくさんの判断が含まれているからです。

  • どこを見るのか
  • 何分見るのか
  • 何を書くのか
  • どこまで書けばいいのか
  • 書けなかったあと、何を直すのか
  • 次にもう一度やるべきなのか

これらを全部自分で決めないといけません。

勉強が得意な子は、ある程度できます。

でも、小学生・中学生の多くは、まだそこまで自分で勉強を設計できません。

だから、白紙法ができない子に必要なのは、根性論ではありません。

必要なのは、白紙法をもっと小さく分けることです。


白紙法ができない理由1:何を書けばいいか決まっていない

白紙法で一番多い失敗は、何を書けばいいか決まっていないことです。

「覚えていることを書きなさい」と言われても、子どもは困ります。

理科なら、語句を書くのか。
図を書くのか。
説明を書くのか。
公式を書くのか。
実験の手順を書くのか。

社会なら、人物を書くのか。
年号を書くのか。
出来事を書くのか。
原因と結果を書くのか。
地図を書くのか。

英語なら、単語を書くのか。
文法の形を書くのか。
例文を書くのか。
本文の内容を書くのか。

ここが決まっていないと、白紙を前にして手が止まります。

これは、能力の問題というより、指示が抽象的すぎる問題です。

白紙法を始めるときは、最初に「何を書くか」を決める必要があります。

たとえば、

  • 太字語句を5個書く
  • 図の名前を3つ書く
  • 公式を1つ書く
  • 例題の1行目だけ書く
  • 文法の形だけ書く

このくらいで十分です。

最初から全部を書かせる必要はありません。

「覚えていることを全部書く」ではなく、「今回はこれを書く」と決める。

これだけで、白紙法はかなり始めやすくなります。


白紙法ができない理由2:範囲が広すぎる

次に多い失敗は、範囲が広すぎることです。

教科書を1ページ読んで、白紙にまとめる。

一見、普通に見えます。

でも、勉強が苦手な子にとっては、教科書1ページでも広すぎることがあります。

1ページの中には、見出し、本文、図、表、例、注、太字、説明文など、たくさんの情報があります。

その中から何を覚えるべきかを選ぶだけでも難しいです。

だから、最初はもっと狭くします。

  • 教科書1ページではなく、半ページ
  • 半ページでも難しければ、見出し1つ
  • 見出し1つでも難しければ、太字語句3つ
  • 理科なら図1つ
  • 数学なら例題1問
  • 英語なら文法ルール1つ

このくらいまで小さくして構いません。

白紙法は、範囲を広げることが目的ではありません。

見ずに思い出せるかを確認することが目的です。

だから、狭い範囲でも、見ずに書けるなら意味があります。

むしろ最初は、狭い範囲で成功体験を作る方が大事です。


白紙法ができない理由3:時間が決まっていない

白紙法が続かない子は、時間の使い方も決まっていないことが多いです。

「教科書を見て覚えなさい」
「覚えたら白紙に書きなさい」

この指示だと、いつまで見ればいいのかが分かりません。

勉強が苦手な子ほど、ここで止まります。

  • ずっと教科書を見てしまう
  • 覚えた気になっているだけで終わる
  • 白紙に書く前に疲れる
  • 逆に、ほとんど見ずに書こうとして何も出てこない

こうなりやすいです。

だから、時間を決めます。

3分見る。
2分書く。
1分確認する。

これで十分です。

大事なのは、時間を短く区切ることです。

「覚えるまで見る」ではなく、「3分だけ見る」

「全部書けるまで書く」ではなく、「2分だけ書く」

「なんとなく見直す」ではなく、「1分だけ確認する」

こうすると、子どもが迷う時間が減ります。

白紙法は、気合いで長くやるより、短く区切って回数を増やす方が始めやすいです。


白紙法ができない理由4:「書けない=失敗」だと思っている

白紙法では、書けないところが必ず出てきます。

でも、多くの子はここで嫌になります。

  • 全然書けなかった
  • 自分は覚えていない
  • やっぱり無理
  • 白紙法は向いていない

こう思ってしまいます。

でも、本当は逆です。

書けなかったところが見つかった時点で、白紙法は成功です。

なぜなら、そこがまだ覚えていない場所だからです。

危ないのは、書けないことではありません。

危ないのは、書けないことに気づかないままテストに行くことです。

  • 教科書を見ていると分かる
  • 解説を読むと分かる
  • 答えを見ると分かる
  • でも、テストでは出てこない

これは、「覚えたつもり」の状態です。

白紙法は、この覚えたつもりを早めに見つけるための方法です。

だから、書けないことを責める必要はありません。

白紙法で大事なのは、

  1. 書けたところを見る
  2. 書けなかったところを見つける
  3. 抜けたところを赤で足す
  4. もう一度、短くやり直す

この流れです。


白紙法ができない理由5:チェックの仕方が分からない

白紙法は、書いたあとが大事です。

でも、勉強が苦手な子は、書いたあとに何を見ればいいのか分かりません。

  • なんとなく教科書と見比べる
  • 赤で全部書き足す
  • 間違っているかどうかだけ見る
  • 結局、写して終わる

こうなりがちです。

チェックで見るべきことは、最初から絞った方がいいです。

理科の場合

  • 語句が抜けていないか
  • 図の名前が書けているか
  • 矢印の向きが合っているか
  • 公式の単位が抜けていないか

社会の場合

  • 人物名が書けているか
  • 出来事が書けているか
  • 原因と結果が逆になっていないか
  • 時代や順番がずれていないか

英語の場合

  • 文法の形が書けているか
  • 語順が合っているか
  • 意味が言えるか
  • 例文を1つ作れるか

数学の場合

  • 1行目が書けているか
  • 使う公式が分かっているか
  • 途中式の流れが合っているか
  • 最後の答えの形まで書けているか

このように、チェックする項目を決めます。

「全部見直しなさい」は、かなり難しい指示です。

「今日は太字語句が抜けていないかだけ見る」
「今日は公式と単位だけ見る」

このくらいで十分です。


白紙法ができない理由6:完全な白紙から始めている

白紙法という名前なので、最初から完全な白紙に書くものだと思われがちです。

でも、勉強が苦手な子にとって、完全な白紙はかなり難しいです。

  • 何を書けばいいか分からない
  • どこから始めればいいか分からない
  • どう並べればいいか分からない
  • そもそも一行目が出てこない

こうなることがあります。

その場合は、完全な白紙から始めなくて構いません。

最初は、見出しだけある紙でもいいです。

社会なら

  • 人物:
  • 出来事:
  • 原因:
  • 結果:

理科なら

  • 語句:
  • 図:
  • 公式:
  • 単位:

英語なら

  • 文法の形:
  • 意味:
  • 例文:

数学なら

  • 使う公式:
  • 1行目:
  • 途中式:
  • 答え:

こういう形で、書く場所を用意しておきます。

これは、白紙法ではないように見えるかもしれません。

でも、最初はこれでいいです。

目的は、完全な白紙に自由に書くことではありません。

目的は、見ずに思い出すことです。

そのために、最初は補助線があって構いません。


白紙法ができない子の始め方

白紙法ができない子は、次の順番で始めるのがおすすめです。

レベル0:お手本を見る

まずは、お手本を見ます。

教科書でも、塾で作ったまとめでも、マインドマップでも構いません。

この段階では、まだ白紙に書かせなくていいです。

まずは、「何を覚えるのか」を見せます。

レベル1:お手本を見ながら写す

次に、お手本を見ながら写します。

ただし、ただ写すだけで終わらせません。

写しながら、

  • ここは語句
  • ここは原因
  • ここは結果
  • ここは公式
  • ここは図の名前

というように、何を書いているのかを確認します。

レベル2:見出しだけ残して書く

次に、完全な白紙ではなく、見出しだけ残します。

たとえば、

  • 原因:
  • 出来事:
  • 結果:

のように、枠だけある状態です。

中身は見ずに書きます。

これなら、完全な白紙よりも始めやすいです。

レベル3:語句だけ見て、説明を書く

次は、語句だけを見て、説明を書きます。

たとえば「光合成」という語句だけを見て、

  • 植物が光を使ってデンプンをつくる
  • 葉緑体で行われる
  • 二酸化炭素と水を使う

のように、思い出せる範囲で書きます。

最初から完璧な文章でなくても構いません。

レベル4:完全な白紙に書く

最後に、完全な白紙に書きます。

ここまで来て初めて、自由に書く白紙法に近づきます。

つまり、白紙法ができない子に必要なのは、

いきなり完全な白紙にすることではなく、補助を少しずつ外していくことです。


教科別:白紙法ができないときの始め方

英語ができない場合

英語で白紙法ができない子は、いきなり英文を書こうとしなくていいです。

まずは、文法の形だけで十分です。

たとえば不定詞なら、

  • to+動詞の原形
  • 〜すること
  • 〜するために
  • 〜するための

このように、形と意味を書きます。

次に、短い例文を1つ書きます。

I want to play soccer.
私はサッカーをしたい。

このくらいで十分です。

最初から長文全体を白紙にまとめようとすると、ほとんどの子は止まります。

英語の白紙法は、まず文法の形と例文から始めます。

社会ができない場合

社会で白紙法ができない子は、語句を並べるところから始めます。

いきなり歴史の流れを説明する必要はありません。

まずは、

  • 人物
  • 出来事
  • 場所
  • 時代
  • 結果

のように、項目を分けます。

たとえば、

  • 人物:織田信長
  • 出来事:桶狭間の戦い
  • 相手:今川義元
  • 結果:信長が勢力を広げるきっかけになった

このくらいで十分です。

慣れてきたら、矢印でつなぎます。

人物 → 出来事 → 結果

この形にすると、ただの丸暗記よりも流れが見えやすくなります。

理科ができない場合

理科で白紙法ができない子は、語句だけでなく、図とセットにします。

理科は、言葉だけ覚えても点につながりにくいことがあります。

たとえば植物なら、

  • 葉緑体
  • 光合成
  • 蒸散

のような語句だけでなく、図のどこを指しているのかが大事です。

ただし、いきなり仕組みを長く説明しようとしなくていいです。

最初は、

  • 語句を書く
  • 図に名前を書く
  • 矢印を1本書く
  • 公式と単位を書く

このくらいからで十分です。

数学ができない場合

数学で白紙法ができない子は、公式暗記だけではなく、解き方の流れを再現します。

ただし、いきなり問題を解き直す必要はありません。

まずは解説を見て、

  • 1行目に何を書くか
  • どの公式を使うか
  • どこで代入するか
  • 最後に何を答えるか

を確認します。

そのあと、解説を閉じて、同じ流れを白紙に書きます。

数学の場合、白紙法は「答えを覚える」ためではありません。

解き方の出だしを思い出すために使います。

特に数学が苦手な子は、問題文を見たときに一行目が出てきません。

だから、まずは「一行目を再現する」練習からで十分です。


家でやるなら、タイムキーパーが必要

白紙法を家でやる場合、タイマーを使うのがおすすめです。

理由は、子どもが自分で時間を管理するのは難しいからです。

勉強が得意な子なら、

  • そろそろ閉じよう
  • そろそろ書こう
  • そろそろ確認しよう

と判断できます。

でも、多くの小中学生はそこまで自分で切り替えられません。

だから、最初は外から時間を区切ります。

3分見る。
2分書く。
1分確認する。

この流れを、タイマーで区切ります。

大人が横にいるなら、

  • あと30秒
  • いったん閉じよう
  • 今から書く
  • ここから見直し

と声をかけてもいいです。

白紙法ができない子に必要なのは、長い説明ではありません。

次に何をするかが分かる短い合図です。


白紙法が向いていないのではなく、段階が合っていない

白紙法ができない子を見ると、

「この子には向いていないのかな」

と思うかもしれません。

でも、すぐにそう考える必要はありません。

多くの場合、向き不向きではなく、段階が合っていないだけです。

  • 完全な白紙が難しいなら、見出しを残す
  • 1ページが難しいなら、半ページにする
  • 半ページが難しいなら、太字3つにする
  • 文章が難しいなら、語句だけにする
  • 語句だけでも難しいなら、お手本を復元する

このように、入口を小さくすれば始められることがあります。

白紙法は、勉強が得意な子だけの方法ではありません。

ただし、勉強が苦手な子には、白紙法そのものを小さく分解する必要があります。


まとめ:白紙法ができない原因は、やる気ではなく設計かもしれない

白紙法ができない理由は、やる気がないからとは限りません。

  • 何を書けばいいか分からない
  • 範囲が広すぎる
  • 時間が決まっていない
  • チェックの仕方が分からない
  • 完全な白紙から始めている
  • 書けないことを失敗だと思っている

こうした理由で、手が止まっていることがあります。

だから、白紙法を始めるときは、もっと小さくて構いません。

3分見る。
2分書く。
1分確認する。

  • 太字語句を3つだけ書く
  • 図の名前だけ書く
  • 公式と単位だけ書く
  • 例題の1行目だけ書く

これで十分です。

白紙法は、きれいにまとめる勉強ではありません。

見ずに思い出せるかを確認する勉強です。

そして、勉強が苦手な子には、最初から自分で全部を決めさせるのではなく、時間・範囲・書く内容を小さく決めてあげることが大切です。

勉強のやり方で止まっている方へ

とだ塾では、ただ問題を解くだけでなく、 「何を覚えるか」「どこまで戻るか」「どう確認するか」まで一緒に整理します。

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白紙法のやり方|何を書けばいいか分からない人向け

白紙法のやり方|何を書けばいいか分からない人向け

勉強しているのに、なかなか覚えられない。

教科書を読んだ。ノートも見た。ワークも解いた。
それなのに、テストになると出てこない。

こういう経験は、小学生・中学生にはかなり多いです。

その原因の一つは、勉強が「見ているだけ」で終わっていることです。

教科書を読む。
ノートを眺める。
赤シートで隠す。
解説を見て分かった気になる。

これらは全部、勉強の入口としては大事です。

ただし、それだけでは「本当に覚えているか」は分かりません。

そこで使えるのが、白紙法です。

白紙法とは、教科書やワークを見たあとに、何も見ずに覚えていることを白紙に書き出す勉強法です。

ただし、ここで一つ注意があります。

白紙法は、いきなり「教科書を要約しなさい」「大事なところをまとめなさい」と言われてできるものではありません。

特に小学生・中学生の場合、

  • どこが大事なのか
  • 何分見ればいいのか
  • 何を書けばいいのか
  • 書けなかったあと、どう直せばいいのか

こうしたことを自分で判断するのはかなり難しいです。

だから、とだ塾では白紙法を、もっと小さく分けて考えます。

まずは、この型で十分です。

3分見る。
2分で書く。
1分で確認する。

白紙法は、きれいなノートを作る勉強ではありません。

「見た直後に、どれだけ思い出せるか」を確認する小テストです。


白紙法とは?

白紙法とは、何も書かれていない紙に、覚えている内容を書き出す勉強法です。

流れだけ見ると、とてもシンプルです。

  1. 教科書やワークを見る
  2. いったん閉じる
  3. 白紙に覚えていることを書く
  4. 元のページと比べる
  5. 書けなかったところをもう一度覚える

これだけです。

ただ、この説明だけだと、勉強が得意な子には伝わっても、勉強が苦手な子には少し難しいです。

なぜなら、「覚えていることを書きなさい」と言われても、何を書けばいいのか分からないからです。

たとえば理科なら、語句を書くのか、図を書くのか、説明を書くのか、公式を書くのか。

社会なら、人物名を書くのか、年号を書くのか、出来事の流れを書くのか。

英語なら、単語を書くのか、文法の形を書くのか、例文を書くのか。

ここが決まっていないと、白紙を前にして手が止まります。

そして、手が止まった子はこう思います。

「自分には白紙法は向いていない」

でも、本当はそうではありません。

向いていないのではなく、始め方が大きすぎるだけです。


白紙法は「要約」ではなく「思い出す練習」

白紙法を説明するときに、「勉強した内容を要約しましょう」と言われることがあります。

ただし、小中学生にとって、要約はかなり難しい作業です。

要約するためには、

  • どこが重要かを選ぶ
  • 必要ない情報を削る
  • 自分の言葉で短く言い換える
  • 全体のつながりを整理する

こういった力が必要です。

つまり、要約はかなり高度な勉強です。

だから、最初から白紙法を「要約する勉強」と考えない方がいいです。

とくに勉強が苦手な子の場合は、白紙法をこう考えます。

見たものを、見ずにもう一度出せるかを試す。

これで十分です。

最初は、自分の言葉でまとめなくても構いません。

  • 教科書の太字を思い出す
  • 表の項目を思い出す
  • 例題の手順を思い出す
  • 図の名前を思い出す
  • 公式の形を思い出す

まずは、見たものをそのまま再現するところから始めます。

「自分でまとめる」のは、そのあとで大丈夫です。


小中学生は、最初から自分で勉強を設計できない

白紙法で失敗する子の多くは、やる気がないわけではありません。

やることが大きすぎるだけです。

たとえば、いきなりこう言われたらどうでしょうか。

「教科書を読んで、大事なところを白紙にまとめなさい」

これは、かなり難しい指示です。

なぜなら、この一文の中には、実はたくさんの判断が入っているからです。

  • 教科書のどこを見るのか
  • 何分見るのか
  • 何を大事と判断するのか
  • どれくらい書けばいいのか
  • 書けなかったところをどう直すのか
  • 次に何をするのか

これらを全部自分で決める必要があります。

勉強が得意な子は、ある程度これができます。

でも、勉強が苦手な子や、まだ勉強の型が身についていない子にとっては、ここが一番難しいです。

だから、とだ塾では白紙法を「自分で全部考える方法」としては扱いません。

最初は、時間も範囲も書く内容も小さく決めることが大切です。

大事なのは、本人のやる気に任せることではありません。

「何をすればいいか分からない状態」を減らすことです。


まずは「3分見る→2分書く→1分確認」から

白紙法の最初の型は、これで十分です。

3分見る → 2分書く → 1分確認する

合計6分です。

長時間やる必要はありません。

むしろ、最初から長くやると失敗しやすいです。

大事なのは、短い時間で「覚えたかどうか」を確認することです。

1. 3分見る

まず、教科書やポイントのまとまったページを3分だけ見ます。

このとき、範囲を広げすぎないことが大事です。

最初は、教科書1ページでも多いことがあります。

その場合は、半ページでも構いません。

  • 理科なら、図1つ
  • 社会なら、見出し1つ
  • 英語なら、文法ルール1つ
  • 数学なら、例題1問

このくらいで始めます。

「今日はここだけ」と範囲を決めます。

2. 2分で書く

次に、教科書を閉じて、2分で覚えていることを書きます。

このとき、きれいに書く必要はありません。

文章になっていなくても構いません。

  • 単語だけでもいい
  • 矢印だけでもいい
  • 図の一部だけでもいい
  • 公式だけでもいい
  • 例題の手順だけでもいい

大事なのは、頭の中から出すことです。

白紙法は、ノート提出用のきれいなまとめではありません。

自分の頭の中に何が残っているかを見るための紙です。

3. 1分で確認する

最後に、元のページと見比べます。

ここで大事なのは、単に丸つけをすることではありません。

「何が抜けたか」を見ることです。

  • 太字語句が抜けた
  • 図の名前が抜けた
  • 原因と結果のつながりが抜けた
  • 公式の単位が抜けた
  • 例題の途中式が抜けた

こういう抜けを見つけます。

そして、抜けたところを赤で書き足します。

この時点で、白紙は汚くなっていて構いません。

むしろ、汚くていいです。

白紙法の目的は、きれいな紙を作ることではなく、覚えていない場所を見つけることだからです。


白紙法で何を書けばいい?

「白紙法がいい」と言われても、多くの子はここで止まります。

何を書けばいいのか分からないからです。

そこで、最初は教科ごとに書くものを決めておきます。

英語の場合

英語では、文法の形を再現するのがおすすめです。

たとえば、不定詞なら、

  • to+動詞の原形
  • 名詞的用法
  • 形容詞的用法
  • 副詞的用法
  • 例文

このように、文法の形と使い方を書きます。

最初から長い説明を書かなくて構いません。

「形」と「意味」が出てくれば、まずは十分です。

社会の場合

社会では、語句だけでなく流れも大事です。

ただし、いきなり流れを説明するのは難しいです。

最初は、

  • 人物
  • 出来事
  • 場所
  • 時代
  • 原因
  • 結果

のように、項目を決めて書きます。

たとえば歴史なら、

誰が、何をして、その結果どうなったか。

これを短く書ければ十分です。

理科の場合

理科では、語句・図・仕組みをセットで覚えることが大事です。

ただし、「仕組みを説明しなさい」は難しいです。

最初は、

  • 語句
  • 矢印
  • 公式
  • 単位

を白紙に出すところから始めます。

たとえば植物の単元なら、葉・茎・根の名前だけでなく、どこで何が行われるかを矢印で書きます。

電流なら、公式と単位を書きます。

化学なら、物質名や反応の流れを書きます。

数学の場合

数学では、公式だけを覚えても点につながりにくいです。

例題の解き方を再現することが大事です。

ただし、これも最初から自分で考える必要はありません。

まずは、解説を見ながら、

  • 1行目に何を書くか
  • 次に何を変形するか
  • どこで公式を使うか
  • 最後に何を答えるか

を確認します。

そのあと、解説を閉じて、同じ流れを白紙に再現します。

数学の白紙法は、「解法の流れをもう一度書けるか」を確認する勉強です。


書けなかったときは失敗ではない

白紙法をすると、書けないところが必ず出てきます。

ここで落ち込む必要はありません。

書けなかったところが見つかった時点で、白紙法は成功です。

なぜなら、そこが「まだ覚えていない場所」だからです。

むしろ危ないのは、教科書を見ながら「分かった気になる」ことです。

  • 見ていると分かる
  • 解説を読むと分かる
  • 答えを見ると分かる

でも、何も見ずに書こうとすると出てこない。

この状態は、テスト本番では点につながりにくいです。

白紙法は、この「覚えたつもり」を早めに見つけるための方法です。


白紙法ができない子には、お手本を用意する

勉強が苦手な子に、いきなり白紙を渡してもうまくいかないことがあります。

その場合は、完全な白紙から始める必要はありません。

とだ塾では、必要に応じて、お手本になるマインドマップやフローチャートを使います。

最初は、そのお手本を見ます。

次に、隠して復元します。

そして、抜けたところを確認します。

つまり、いきなり「自由に書く」のではなく、「お手本を再現する」ところから始めます。

これはかなり大事です。

なぜなら、勉強が苦手な子は、何を書けばいいかだけでなく、どう並べればいいかも分からないからです。

だから、最初は型が必要です。

白紙法は、完全に自由な勉強ではありません。

最初は、型を見て、型をまねして、少しずつ自分で書ける範囲を増やしていく勉強です。

歴史の重要な出来事を時系列で整理したフローチャート

歴史の流れを整理したフローチャート例

英文法のルールを体系的にまとめたフローチャート

英文法のルールを整理したフローチャート例

一問一答と組み合わせて使う例

白紙法は、一問一答と組み合わせても使えます。

まず一問一答で語句を確認し、そのあと、同じ範囲を白紙に書き出します。

白紙法でお手本にするマインドマップ例

白紙法で復元するマインドマップ例


白紙法と学校ワークの組み合わせ方

白紙法は、学校ワークの前後に使うと効果的です。

おすすめは、この順番です。

  1. 教科書やまとめページを短く見る
  2. 白紙に覚えていることを書く
  3. 学校ワークを解く
  4. 間違えた問題のポイントをもう一度白紙に書く

学校ワークをいきなり解いても、そもそも語句や公式が出てこない場合があります。

その状態でワークを進めても、答えを写すだけになりがちです。

先に白紙法で最低限の語句や手順を出してから、ワークに入る。

これだけでも、学校ワークの進み方は変わります。

また、ワークで間違えた問題も、そのまま解き直すだけで終わらせない方がいいです。

なぜ間違えたかを長く分析できなくても構いません。

まずは、

  • 使う公式
  • 覚える語句
  • 解き方の1行目
  • 間違えた選択肢の理由

などを白紙に書き出します。

これで、ただの丸つけよりも復習の質が上がります。


白紙法を続けるコツ

白紙法を続けるコツは、最初から大きくやらないことです。

教科書何ページ分もやろうとしなくていいです。

1ページ全部をまとめようとしなくていいです。

完璧な文章で説明しようとしなくていいです。

最初は、3分見て、2分書いて、1分確認する。

これを1セットだけやる。

それで十分です。

慣れてきたら、少しずつ範囲を広げます。

  • 3分見る範囲を増やす
  • 書く項目を増やす
  • 説明を1文足す
  • 翌日にもう一度書く
  • テスト前にもう一度書く

このように、少しずつ負荷を上げていきます。

大事なのは、最初から「自分で勉強を設計する力」を求めすぎないことです。

小中学生にとって、時間を決めることも、範囲を決めることも、重要なところを選ぶことも、かなり難しい作業です。

だからこそ、最初は大人が設計してあげる必要があります。


まとめ:白紙法は、覚えたつもりを防ぐための勉強法

白紙法は、ただ白紙に書くだけの勉強ではありません。

本当に大事なのは、見ずに思い出すことです。

教科書を読んだだけでは、覚えたかどうかは分かりません。

ノートを眺めただけでも、覚えたかどうかは分かりません。

ワークの答えを見て分かった気になっても、テストで出せるとは限りません。

覚えているかどうかは、見ずに出してみて初めて分かります。

ただし、勉強が苦手な子に、いきなり「白紙にまとめなさい」と言ってもうまくいきません。

3分見る。
2分書く。
1分確認する。

このくらい小さく始めることが大切です。

とだ塾では、勉強のやり方そのものから一緒に整理します。

  • 何を覚えるのか
  • どこまで戻るのか
  • 何を見て、何分で、何を書けばいいのか
  • 学校ワークにどうつなげるのか

こうした部分まで決めていくことで、「何をすればいいか分からない状態」を減らしていきます。

白紙法は、勉強が得意な子だけの方法ではありません。

やり方を小さくすれば、勉強が苦手な子にも使える確認法になります。

勉強のやり方で止まっている方へ

とだ塾では、ただ問題を解くだけでなく、 「何を覚えるか」「どこまで戻るか」「どう確認するか」まで一緒に整理します。

神戸市須磨区・板宿駅近くで、定期テスト対策や学校ワークの進め方に悩んでいる方は、一度ご相談ください。

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とだ塾では、学校ワーク・テスト範囲・成績表を見ながら、 今やる問題まで一緒に整理します。

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【神戸市須磨区】数学A 3つの集合の最小値【板宿駅徒歩1分の学習塾】

集合の問題:3つとも持っている人数の最小値

R大学の学生100人について、 パソコンを持っている人が75人、携帯電話を持っている人が80人、自家用車を持っている人が60人である。

3つとも持っている人数を M人 とするとき、Mの最小値を求める。

考え方

ベン図で、次のように人数を置く。

  • x:パソコンと携帯だけを持っている人
  • y:携帯と車だけを持っている人
  • z:車とパソコンだけを持っている人
  • M:3つとも持っている人

このとき、少なくとも

x + y + z + M ≦ 100

が成り立つ。 なぜなら、x, y, z, M はすべて別々の場所にいる人たちで、全体100人の中に入っているからである。

各集合から不等式を作る

パソコンを持っている人は75人なので、

パソコンだけ + x + z + M = 75

携帯電話を持っている人は80人なので、

携帯だけ + x + y + M = 80

自家用車を持っている人は60人なので、

車だけ + y + z + M = 60

ここで、「だけ」の人数は0人以上なので、

x + z + M ≦ 75
x + y + M ≦ 80
y + z + M ≦ 60

ではなく、今回は逆に、全体100人から考えていく方が見やすい。

2つ以上持っている人に注目する

パソコンと携帯を持っている人の最小値は、

75 + 80 – 100 = 55

よって、

x + M ≧ 55

同じように、

携帯と車:80 + 60 – 100 = 40
車とパソコン:60 + 75 – 100 = 35

したがって、

x + M ≧ 55
y + M ≧ 40
z + M ≧ 35

3つの不等式を足す

3つを足すと、

x + y + z + 3M ≧ 130

一方で、最初に確認したように、

x + y + z + M ≦ 100

ここで、上の式から下の式を比べる。

x + y + z + 3M ≧ 130
x + y + z + M ≦ 100

同じ x + y + z が入っているので、差を見ると、

2M ≧ 30

よって、

M ≧ 15

したがって、3つとも持っている人数の最小値は

15人

なぜこの解き方が大事か

この問題では、AかつB、BかつC、CかつA の最小値をそれぞれ求めるだけでは足りない。

なぜなら、3つとも持っている人 M は、それぞれの共通部分に重なって入ってしまうからである。

そこで、x, y, z, M とベン図の場所ごとに分けて、

x + y + z + M ≦ 100

という全体の制限に持ち込むのがポイントである。

おまけ:別解

(1)より、パソコンと携帯の両方を持っている人は最低55人いる。

一方、自家用車を持っていない人は、

100 – 60 = 40人

である。

つまり、パソコンと携帯の両方を持っている55人のうち、車を持っていない側に逃がせるのは最大40人まで。

したがって、残りの

55 – 40 = 15人

は、必ず車も持っている。

よって、この考え方でも

Mの最小値は15人

となる。

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何回やっても覚えられない原因は?勉強が苦手な子に必要な復習の仕組み

「何回やっても覚えられない」の原因は、記憶力ではなく“残し方”かもしれません

「昨日やった英単語を、もう忘れている」
「学校ワークを3周したのに、テストになると解けない」
「解説を読んだときは分かったのに、次の日にはまた分からない」

こういう悩みは、記憶力だけの問題ではないかもしれません。

塾で見ていると、こういう悩みはかなり多いです。

ただ、これは必ずしも「記憶力が悪い」から起きているわけではありません。

むしろ多いのは、“覚えたつもり”で終わってしまっているケースです。

大事なのは、何回読んだかではなく、何回“思い出したか”です。

「見たことある」で止まってしまう

勉強が苦手な子ほど、復習が「見る」「読む」「写す」で終わりがちです。

  • 英単語を何回も書く
  • 解説を読む
  • 赤シートで隠す
  • 学校ワークの答えを見直す

もちろん、これらが全部ダメというわけではありません。

ただ、それだけだと頭の中には「見たことがある」という感覚だけが残りやすくなります。

テストで必要なのは、「見たことがある」ではなく、自分で思い出して使えることです。

ここまで行かないと、次の日にまたゼロに戻ったように見えてしまいます。

たとえば、こういう状態です

答えを見たら分かる。
解説を読んだ瞬間は分かる。
でも、自力では出てこない。

これは勉強していないわけではありません。
ただ、まだ「使える記憶」になっていない状態です。

脳は「使った情報」を残しやすい

記憶についての研究では、情報はただ見るだけよりも、思い出したり、使ったりすることで残りやすいと考えられています。

つまり大事なのは、長時間読むことだけではありません。

  • 一度閉じて思い出す
  • 別の問題で使う
  • 自分の言葉で説明する
  • 翌日にもう一度引き出す

こうした「引き出す練習」が必要になります。

ただし、ここで注意が必要です。

勉強が苦手な子にいきなり「説明してみて」「思い出してみて」と言っても、止まってしまうことがあります。

「思い出す」が難しい子もいる

大人から見ると、「昨日やったんだから思い出せるはず」と感じるかもしれません。

でも実際には、次のような状態の子もいます。

  • 何を思い出せばいいか分からない
  • どこを見ればいいか分からない
  • 最初の一歩が出てこない
  • 白紙のまま固まってしまう

この状態で「もっと頑張れ」「ちゃんと覚えなさい」と言っても、なかなか変わりません。

必要なのは、やる気を出させることよりも、できるところまで下げることです。

「頑張れ」ではなく、「動けるサイズまで小さくする」ことを大切にしています。

とだ塾で意識していること

とだ塾では、勉強が苦手な子ほど、いきなり大きな課題を出さないようにしています。

例えば英語なら、最初から「全部覚えよう」「全文を訳そう」とはしません。

  • まず1文だけ読む
  • まず動詞だけ探す
  • まず並び替えだけ解く
  • 昨日やった単語を3秒だけ思い出す
  • 全文ではなく、意味のかたまりで確認する

このように、かなり小さく分けます。

「自分の言葉で説明する」「別の場面で使う」「人に話す」という学習法は、たしかに大事です。

でも、勉強が苦手な子にとっては、その前の段階で止まっていることもあります。

だからまずは、1行だけ説明する、1問だけ似た問題を解く、3秒だけ思い出すくらいまで下げます。

数学でも同じです

数学でも、いきなり「全部解こう」とすると止まる子がいます。

その場合は、問題を解く前に見る場所を絞ります。

  • まず条件に線を引く
  • まず使う公式を1つ選ぶ
  • まず最初の1行だけ書く
  • 前に解いた似た問題を1問だけ見る
  • どこで止まったかを確認する

例えば、二次関数の頂点の公式を何回も読むだけでは、なかなか使えるようになりません。

それよりも、次の日に1回思い出す。グラフを書いてみる。別の問題で使ってみる。

このように、少しずつ「使う場面」を作った方が、記憶は残りやすくなります。

数学でよくある例

「解説を読んだら分かるけど、自分では1行目が書けない」
こういう場合、理解していないというより、最初に見る場所が決まっていないことがあります。

だから、まず条件に線を引く。使う公式を1つ選ぶ。最初の式だけ書く。
そこまで下げて練習することがあります。

補助輪をつけて、少しずつ自力に近づける

「思い出す練習」が大事とはいっても、最初から完全に自力でできる必要はありません。

とだ塾では、必要に応じて、補助輪をつけます。

  • 選択肢を出す
  • 最初の一文字だけ見せる
  • 3択にする
  • 前のページだけ見せる
  • 似た問題を横に置く

これは甘やかしではありません。

いきなり何もない状態で思い出せない子に対して、少しだけ手がかりを出し、頭の中から引き出す経験を積ませるためです。

補助輪つきでも、自分で思い出そうとする回数が増えれば、少しずつ記憶は使える形に近づいていきます。

「読むだけの復習」から「引き出す復習」へ

家庭学習でも、少し工夫するだけで復習の質は変わります。

例えば、英単語を覚えるときに、ずっと単語帳を見るだけで終わらせない。

一度閉じて、次のような確認を入れます。

  • 今見た単語を1つ思い出す
  • 意味を声に出す
  • 例文の中で使ってみる
  • 翌日にもう一度だけ確認する

数学でも、解説を読んだあとにすぐ次へ行くのではなく、

  • 最初の式だけ隠して書いてみる
  • なぜその公式を使うのか言ってみる
  • 似た問題を1問だけ解く

こうした確認を入れるだけでも、読みっぱなしより残りやすくなります。

ポイントは、長時間やることではありません。
短くてもいいので、「見た」ではなく「思い出した」という時間を作ることです。

AIや要約も、使い方を間違えると“分かった気”で終わる

最近はAIで要約したり、解説を読んだりすることも簡単になりました。

もちろん、AIは便利です。

ただ、要約を読むだけで終わると、「分かった気」になってしまうことがあります。

大事なのは、要約を読んだあとに、

  • 何が大事だったか思い出す
  • 自分の問題に置き換える
  • 似た問題で使ってみる

AIは、勉強を代わりにしてくれるものではありません。

ただ、復習の手がかりを作ったり、問題を小さく分けたりする補助には使えます。

やる気より、仕組み

勉強でつまずいている子に対して、「やる気がない」と見えてしまうことがあります。

でも実際には、やる気以前に、次のような状態になっていることも多いです。

  • 何をすればいいか分からない
  • 課題が大きすぎる
  • どこで間違えたか分からない
  • 思い出す練習のやり方を知らない

だからこそ、とだ塾では「気合いで頑張る」よりも、見る場所を絞ること、やることを小さくすること、思い出す回数を増やすことを大切にしています。

できるところまで下げるのは、恥ずかしいことではありません。

むしろ、そこまで下げて初めて、自分で動ける子もいます。

やる気に頼るのではなく、できるところまで下げる。
見る場所を絞る。
思い出す仕組みにする。
これが、とだ塾で大切にしている考え方です。

まとめ

「何回やっても覚えられない」とき、必要なのは勉強量をただ増やすことだけではありません。

大事なのは、次のようなことです。

  • 見て終わらせないこと
  • 思い出す回数を作ること
  • 使える形まで小さく分けること
  • 必要なら補助輪をつけること

とだ塾では、勉強が苦手な子に対して、やる気だけに頼らず、できるところまで下げながら学習を整理しています。

「ワークを何周しても点数につながらない」
「読んだときは分かるのに、テストで出てこない」
「何から復習すればいいか分からない」

そんな場合は、勉強の量より先に、勉強の残し方を見直す必要があるかもしれません。

板宿・須磨周辺で、勉強方法から一緒に整理したい方は、お気軽にご相談ください。

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【場合の数】50円玉と100円玉の問題を「区間」で解く発想がすごい

「4×10+2−1」で解ける?|場合の数で“区間を見る”発想が面白い

Instagramのコメント欄で、 かなり面白い解き方を見つけました。

問題

10円玉2枚、50円玉3枚、100円玉4枚があります。
これらを使って、ちょうど支払える金額は何通りありますか?

コメント欄では、こんな考え方がされていました。

4 × 10 + 2 − 1

最初見たとき、 「え、そんな見方あるん?」となりました。

どういう意味?

この発想では、 100円玉の枚数ごとに、 作れる範囲を考えています。

100円玉0枚 → 0〜170円
100円玉1枚 → 100〜270円
100円玉2枚 → 200〜370円
100円玉3枚 → 300〜470円

この人は、

「100円玉0〜3枚までは、それぞれ10通りずつ増えていく」

と見ています。

だから、

4 × 10

となる。

そして、 100円玉4枚のときだけは特殊です。

100円玉4枚 = 400円

ここに追加できるのは、

400円
410円

だけ。

なぜなら、 10円玉は2枚しかないからです。

だから、

4 × 10 + 2

最後に0円を除いて、

4 × 10 + 2 − 1 = 41

という考え方です。

ただし、この説明には少し危ない部分もある

実は、

「各100円帯で10通りずつ埋まる」

という部分は、 厳密には証明されていません。

例えば、 100円玉0枚だけを見ると、

0〜20円
50〜70円
100〜120円
150〜170円

となって、 全部が連続で埋まっているわけではありません。

なので、 この解法は

「直感としてかなり鋭い」

けれど、 厳密な説明としては少し補強が必要です。

でも、この発想はかなり数学的

面白いのは、

「重複を引く」 ではなく、 「どの範囲が埋まるか」

を見ていること。

これは整数問題や場合の数で、 かなり重要な感覚です。

数学って、 「計算」よりも、

“構造を見る”

方が本質だったりします。

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「やる気」ではなく、 できることまで整理する。

数学が苦手な子ほど、 “なんとなく”を放置しないことが大事です。

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