英語整序問題・形式目的語・仮定法的 would
「彼女が裏切ることなどまずありそうもない」を英語にする
今回は、日本大学の整序英作文タイプの問題です。
見た目は短いですが、ポイントはかなり多いです。 特に、 形式目的語、 would の仮想性、 ever の使い方 が入っています。
彼女が我々を裏切ることなど、
まずありそうもないと私は思う。
I __ __ __ __ __ __ __ us.
答え
I think it highly unlikely that she would ever betray us.
意味は、 「彼女が我々を裏切ることなど、まずありそうもないと私は思う」 です。
まず日本語を分ける
この日本語は、次の3つに分けると見やすくなります。
私は思う
まずありそうもないと
彼女が我々を裏切ることなど
ここで大事なのは、 「まずありそうもない」 を見てすぐに It is unlikely that SV だけで考えないことです。
今回は選択肢に be がありません。 だから、 It is unlikely that SV では作れません。
この問題は形式目的語の構文
今回使う形はこれです。
I think it highly unlikely that S V …
S V 形式目的語 補語 真の目的語
it は形式目的語です。 本当の目的語は、後ろの that she would ever betray us です。
I:主語
think:動詞
it:形式目的語
highly unlikely:目的格補語
that she would ever betray us:真の目的語
なぜ I think that it would be unlikely… ではないのか
日本語だけを見ると、
I think that it would be unlikely …
としたくなります。 しかし、この形には be が必要です。
今回の選択肢には be がないので、 think it C that SV の形にする必要があります。
be がない と気づけるかどうかが、この問題の大きなポイントです。 「It is unlikely that SV」ではなく、 「I think it unlikely that SV」を使います。
would は仮定法なのか
今回の文で一番引っかかりやすいのが、 would です。
she would ever betray us
ここは単純に 「彼女が裏切るだろう」 という未来だけではありません。
would には、 「仮にそういう状況があったとしても」 という仮想的な感覚があります。
つまり、 「彼女が我々を裏切るなんて、まずありえないよね」 という文脈です。
学校文法でいう典型的な if の仮定法 ではありません。 ただし、意味としては現実から離れた話なので、 仮定法的 would と見てよいです。
ever の意味
ever は、 ここでは 「一度でも」「どんな場合でも」 という意味です。
she would betray us
彼女が我々を裏切る
she would ever betray us
彼女が我々を裏切ることが一度でもある
今回は unlikely が否定に近い意味を持っています。 だから ever と相性がよくなります。
全体としては、 「どんな場合であっても、彼女が我々を裏切ることなどまずない」 という意味になります。
完成文をもう一度確認
I think it highly unlikely that she would ever betray us.
I / think / it / highly unlikely / that she would ever betray us.
S / V / 形式目的語 / 補語 / 真の目的語
この問題の解き方
- 「私は思う」から I think を作る。
- be がないので、It is unlikely that SV は使えないと判断する。
- think it C that SV の形式目的語構文を使う。
- highly unlikely を it の後ろに置く。
- that she would ever betray us を後ろに置く。
まとめ
- この文は think it C that SV の形式目的語構文。
- it は形式目的語で、真の目的語は that節。
- would は単純未来ではなく、仮想的な意味を持つ。
- ever は「一度でも」「どんな場合でも」。
- 完成文は I think it highly unlikely that she would ever betray us.


