高校入試の数学では、難しい問題だけが差になるわけではありません。受験生の多くが正解する基礎問題を落とさないことも、合格点を安定させるうえで大切です。
ただし、「正答率が高い=誰でも必ず解ける」という意味ではありません。計算ミス、条件の読み落とし、途中式の省略など、知識以外のところで点を失うこともあります。この記事では、正答率90%前後の基礎問題を題材に、取りこぼしを減らす見直し方を整理します。
先に結論
簡単な問題を落としたときは、「もっと難しい問題を解く」より先に、どこで間違えたかを一つに絞る方が効果的です。
正答率90%の問題を落とす4つの原因
1.計算の手順が安定していない
符号、分数、小数、移項、展開など、ひとつひとつは分かっていても、手順が重なるとミスが起こります。「理解していない」と決めつけず、どの操作で崩れたかを確認します。
2.問題文の条件を見落としている
「正の数」「整数」「最も適するもの」「すべて選べ」など、条件を一つ読み落とすだけで答えは変わります。式を立てる前に、答え方と条件へ印を付けるだけでも防げる場合があります。
3.途中式を省きすぎている
頭の中だけで処理すると、どこで符号が変わったか、何を代入したかが見えなくなります。途中式は長く書けばよいのではなく、ミスが起きやすい変化を一行残すことが大事です。
4.見直しが「眺めるだけ」になっている
解答後に最初から読み返しても、自分の思い込みをもう一度なぞるだけになりがちです。見直しでは、計算、条件、答え方を別々に確認します。
実際の問題を見てみる
次のInstagram動画では、受験生の多くが正解する水準の数学問題を扱っています。まず自分で考えてから、解き方を確認してみてください。
間違えた後の復習は3段階でよい
- 原因を一つ選ぶ:知識不足、計算ミス、条件の見落とし、時間不足のどれかに分けます。
- 一段階だけ戻る:符号で間違えたなら符号計算、式の意味が分からないなら短い例題まで戻ります。
- 似た問題を1〜3問だけ解く:大量に解く前に、同じ原因が直ったかを確かめます。
「間違えたから10問追加」では、原因が曖昧なまま作業量だけが増えることがあります。見る場所を絞り、できるところまで問題を下げてから、元の問題へ戻る方が進めやすいです。
保護者が点数以外に見たいところ
基礎問題を落としたときに、「こんな問題もできないの?」と声をかけても、次の行動は決まりません。代わりに、次のように確認すると原因が見えやすくなります。
- 問題の意味は分かっていたか
- 式を立てるところで止まったか
- 計算途中で崩れたか
- 答え方を間違えたか
- 時間が足りず焦っていたか
同じ不正解でも、必要な練習は違います。点数だけで判断せず、止まった場所を見つけることが、次の一問につながります。
高校入試数学の基礎を安定させるには
基礎問題の取りこぼしを減らすには、難問を増やす前に、計算・方程式・関数・図形などの単元ごとに「何ができて、どこで止まるか」を確認します。すべてを一度にやり直す必要はありません。
勉強法を見直したい方は、白紙法ができない理由と、勉強が苦手な子の始め方も参考にしてください。思い出す練習が難しい場合に、どこまで課題を下げればよいかをまとめています。
板宿・須磨区で高校入試の勉強を相談したい方へ
とだ塾では、正解数だけでなく、途中式や止まった場所を見て、次にする問題を絞ります。自習型ですが、分からないまま放置する形ではありません。
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数学の基礎問題を落とす原因
基礎問題を落とす原因は、理解不足だけではありません。計算の型が混ざる、問題文の条件を見落とす、途中式を書かずに暗算で崩れるなど、かなり具体的な場所で止まっていることがあります。
- 公式を知っているだけでなく、どの場面で使うか判断できるか
- 途中式を1行ずつ残せているか
- 計算ミスがどの単元で起こりやすいか記録しているか