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中2数学「図形の証明」を基礎から解説|仮定・結論・合同証明の書き方

図形の証明は、文章力を試す作文ではありません。仮定から結論まで、使った事実と根拠を順番に並べる作業です。型を決めると、何を書けばよいかが見えます。

先に結論
最初に仮定と結論を分け、合同を示したい二つの三角形を決めます。等しい辺・角を根拠付きで三つ集め、合同条件を書き、最後に合同から結論を導きます。

仮定と結論

仮定は問題文で与えられた条件、結論は証明したいことです。「AB=ACである△ABCにおいて、∠B=∠Cを証明せよ」なら、仮定はAB=AC、結論は∠B=∠Cです。

証明の途中で結論を根拠として使うと循環します。まだ証明していないことを「図を見ると等しい」と扱ってはいけません。

合同証明の基本形

  1. どの二つの三角形について考えるかを書く
  2. 等しい辺・角と、それぞれの根拠を書く
  3. 合同条件を書く
  4. 二つの三角形が合同だと結論づける
  5. 合同な図形の対応する辺・角が等しいことから、求める結論を書く

証明例

線分ABとCDが点Oで交わり、AO=CO、BO=DOとします。△AOBと△CODの合同を示します。

AO=CO、BO=DOは仮定です。∠AOB=∠CODは対頂角です。したがって、二組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので、△AOB≡△CODです。

このように「等しい事実」と「なぜ等しいか」を一組にして書きます。

よく使う根拠

  • 仮定より
  • 共通な辺だから
  • 対頂角だから
  • 平行線の錯角・同位角だから
  • 角の二等分線だから
  • 中点だから
  • 合同な図形の対応する辺・角だから

二等辺三角形と平行四辺形

二等辺三角形では、二つの底角が等しくなります。逆に、二つの角が等しい三角形は、その角に向かい合う二辺が等しい二等辺三角形です。

平行四辺形は「二組の対辺がそれぞれ平行」が定義です。対辺が等しい、対角が等しい、対角線が互いの中点で交わる、といった性質は合同を使って証明できます。

よくある間違い

  • 証明したい結論を途中の根拠に使う
  • 等しいと書くだけで根拠を書かない
  • 三角形の対応順がずれる
  • 合同条件を省略する
  • 合同まで示して、求める辺・角の結論を書かない

どこまで戻ればよいか

  1. 仮定と結論を色分けする
  2. 対応する三角形を決める
  3. 角と辺を一つずつ探す
  4. 合同条件を選ぶ
  5. 合同から結論へつなぐ

合同条件や錯角の判定で止まる場合は、中2「平行線と合同」へ戻ります。

確認問題

  1. 問題文で与えられた条件を何というか。
  2. 交わる二直線で向かい合う角が等しい根拠は何か。
  3. △ABC≡△DEFから∠B=∠Eを導くときの根拠は何か。
  4. 合同証明の最後に、合同だけで終わってよいか。
答えを確認する
  1. 仮定
  2. 対頂角
  3. 合同な図形の対応する角は等しい
  4. いいえ。証明したい結論まで書く

次につながる単元

証明の型は中3の相似、円、三平方の活用でも使います。式変形と同じように、一行ごとの根拠を確かめる習慣が土台になります。

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図形の証明は、文章力よりも「型」を先に見る

証明が苦手な子は、急に長い文章を書こうとして止まります。まずは作文ではなく、仮定・結論・根拠・対応の4つに分けて見る方が安定します。

証明を書く前に確認する4点

  1. 仮定:問題文で最初から分かっていること。
  2. 結論:最後に示したいこと。
  3. 対応:どの三角形とどの三角形を比べるのか。
  4. 根拠:合同条件、平行線の錯角、共通な辺など。

この4つが出ないまま証明を書かせると、途中で「なんとなく同じ」と書いてしまいます。証明は感覚ではなく、根拠を順に並べる単元です。

つまずきやすいポイント

  • 対応する角や辺の順番がずれる。
  • 「見た目で等しい」を根拠にしてしまう。
  • 合同条件の3つ目が足りないまま結論へ行く。
  • 最後に「合同だから何が言えるのか」まで書けない。

家庭での確認方法

証明全文を書かせる前に、「どの三角形とどの三角形を比べるの?」「最後に何を示したいの?」だけ聞いてください。ここで答えられない場合、本文を書く練習よりも図への書き込みに戻した方がいいです。

関連単元は、平面図形平行線と合同相似です。証明だけを孤立して練習するより、根拠になる図形知識とつなげます。

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