空間図形でつまずく原因は、計算より先に立体のどの面・辺・高さを見ているかが曖昧になることです。公式へ数字を入れる前に、底面と高さを図へ書き込みます。
先に結論
柱体の体積は底面積×高さ、錐体はその1/3です。高さは斜めの辺ではなく、二つの底面または頂点から底面へ垂直に測った長さです。
空間内の位置関係
2直線の関係には、交わる・平行・ねじれの位置があります。ねじれの位置は、交わらず平行でもなく、同じ平面上にない関係です。
直線と平面、平面と平面についても、平行か交わるかを考えます。図だけで判断しにくいときは、箱の辺や面に置き換えます。
見取図・展開図・投影図
- 見取図:立体の形が分かるように平面上へ描いた図
- 展開図:面を切り開いて平面に並べた図
- 投影図:正面と真上など、決まった方向から見た図
展開図では、組み立てたときに重なる頂点・辺を確認します。頭の中だけで難しければ、辺に記号を付けて対応させます。
柱体の体積
角柱・円柱の体積は「底面積×高さ」です。
- 三角柱:三角形の面積×高さ
- 円柱:πr²×高さ
底面は上下にあるとは限りません。合同で平行な二つの面を探します。
錐体の体積
角錐・円錐の体積は「底面積×高さ×1/3」です。
円錐なら (1/3)πr²h。母線は側面を沿った長さで、体積に使う高さhとは別です。
表面積の求め方
表面積は、立体の外側に見える面をすべて足した面積です。
- 底面積を求める
- 底面が何枚あるか確認する
- 側面積を求める
- 重複や不足がないか展開図で確認する
円柱の側面を開くと長方形になり、横は底面の円周2πr、縦は円柱の高さです。
球の表面積と体積
- 表面積:4πr²
- 体積:(4/3)πr³
半径と直径を取り違えないよう、直径が与えられたら最初に2で割ります。面積の単位はcm²、体積はcm³です。
回転体
平面図形を直線のまわりに1回転させてできる立体を回転体といいます。長方形なら円柱、直角三角形なら円錐になる場合があります。回転の軸から最も遠い距離が半径になります。
よくある間違い
- 斜めの辺を高さとして使う
- 錐体で1/3を掛け忘れる
- 表面積で底面を1枚しか足さない
- 円柱の側面の横を半径にする
- 直径を半径として代入する
- 面積と体積の単位を混同する
どこまで戻ればよいか
- 三角形・四角形・円の面積を求める
- 底面を見つける
- 底面に垂直な高さを見つける
- 柱体か錐体かを分類する
- 展開図で表面を分解する
- 公式へ代入する
確認問題
- 底面積12cm²、高さ8cmの三角柱の体積。
- 半径3cm、高さ5cmの円柱の体積。
- 底面積30cm²、高さ9cmの角錐の体積。
- 半径2cmの球の表面積。
答えを確認する
- 96cm³
- 45πcm³
- 90cm³
- 16πcm²
次につながる単元
空間図形は、中3の相似な立体の表面積比・体積比、三平方の定理を使った長さの計算へつながります。公式より先に「底面・高さ・求める部分」を図へ書き込む習慣をつけます。
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とだ塾では、問題数を増やす前に、どの考え方・操作で止まったかを確認します。できるところまで課題を下げ、見る場所を絞って練習します。
次に確認する中学数学
空間図形で止まる場合は、平面図形の作図・おうぎ形・面積まで戻って確認します。