中2英語で「また ing が出てきた」と混乱しやすいのが、動名詞と現在進行形です。
どちらも動詞に ing を付けた形を使うので、見た目だけでは同じに見えます。
- playing
- studying
- reading
- swimming
しかし、文の中での働きは違います。
- 動名詞:「〜すること」という名詞のような働き
- 現在進行形:「〜している」という現在進行中の動作を表す
たとえば次の2文を比べてください。
- I like playing tennis.(私はテニスをすることが好きです。)
- I am playing tennis.(私はテニスをしています。)
同じ playing でも、1文目は動名詞、2文目は現在進行形です。
令和7年度版NEW HORIZONでは、中2 Unit 4で動名詞を学びます。現在進行形はそれ以前に学んでいるため、定期テストでは「この ing はどちらか」を区別できることが重要になります。
NEW HORIZON 2 Unit 4のhave to・must・動名詞まとめ
結論|ingの前後ではなく「文の中で何をしているか」を見る
一番大事なのは、ing形そのものを見て決めないことです。
playing が「すること」という名前のように使われているなら動名詞、be動詞と組み合わさって進行中の動作を表しているなら現在進行形と考えます。
動名詞
- I enjoy reading books.
- 私は本を読むことを楽しみます。
reading books 全体が enjoy の目的語になっています。「何を楽しむの?」に対して「本を読むこと」と答える部分です。
現在進行形
- I am reading a book now.
- 私は今、本を読んでいます。
am reading が「読んでいる」という動作を表しています。
この違いを最初に押さえておくと、ingを見るたびに丸暗記しなくて済みます。
動名詞は「動詞を名詞として使う」形
動名詞は、動詞に ing を付けて「〜すること」という意味にしたものです。
たとえば play は「する・遊ぶ」という動詞ですが、playing にすると文の中で「すること」というまとまりとして使えます。
- Playing soccer is fun.
- サッカーをすることは楽しいです。
この文では Playing soccer が主語です。
普通なら主語には I、Tom、this book などの名詞が入ります。その場所に Playing soccer が入っているため、名詞のように働いていることが分かります。
動名詞は目的語になることもあります。
- I like cooking.
- 私は料理をすることが好きです。
- She enjoys listening to music.
- 彼女は音楽を聴くことを楽しみます。
このように「何が好き?」「何を楽しむ?」の答えになる ing のまとまりは、動名詞と判断しやすいです。
現在進行形はbe動詞+ingで「〜している」
現在進行形の基本形は、
be動詞 + 動詞のing形
です。
- I am studying English.
- 私は英語を勉強しています。
- He is playing soccer.
- 彼はサッカーをしています。
- They are watching TV.
- 彼らはテレビを見ています。
現在進行形では、am studying、is playing、are watching の部分全体で「〜している」という動きを表します。
特に now、right now、Look!、Listen! など、今行われていることを示す語や状況があると判断しやすくなります。
ただし、be動詞の後ろにingがあるだけで必ず現在進行形とは限りません。 ここは少し注意が必要です。
注意|be動詞+ingでも動名詞になることがある
次の文を見てください。
- My hobby is playing tennis.
- 私の趣味はテニスをすることです。
is playing と並んでいるので現在進行形に見えるかもしれません。
しかし、この文は「私の趣味が今テニスをしている」という意味ではありません。
playing tennis は「テニスをすること」という名詞のまとまりで、My hobby の内容を説明しています。したがって、この playing は動名詞です。
比べると分かりやすいです。
- My brother is playing tennis.(弟はテニスをしています。)→ 現在進行形
- My hobby is playing tennis.(私の趣味はテニスをすることです。)→ 動名詞
どちらも is playing がありますが、意味と文の構造が違います。
したがって、「be動詞の直後だから現在進行形」と形だけで判断するのではなく、本当に『〜している』という進行中の動作なのかを確認することが大切です。
見分け方1|日本語で「〜すること」になるか
中学生の問題では、まず日本語にしたときの意味を見る方法が使いやすいです。
「〜すること」なら動名詞
- Studying English is important.
- 英語を勉強することは大切です。
- I like swimming.
- 私は泳ぐことが好きです。
「〜している」なら現在進行形
- She is studying English now.
- 彼女は今、英語を勉強しています。
- They are swimming in the pool.
- 彼らはプールで泳いでいます。
「こと」なのか「している」なのかを分けるだけでも、多くの問題は判断できます。
見分け方2|ingのまとまりが主語・目的語になっているか
動名詞は名詞のように使われるため、主語や目的語の位置に入りやすいです。
主語になる例
- Reading books is interesting.
Reading books が「本を読むこと」という主語になっています。
目的語になる例
- I enjoy reading books.
reading books が enjoy の目的語です。
一方、現在進行形では be動詞+ing が文の述語になります。
- I am reading books.
この am reading が「読んでいる」という動作を表しています。
英語が苦手な場合は「主語・目的語・述語」といった用語を全部覚える必要はありません。まず、ingが『何を?』『何が?』の答えになっているなら動名詞の可能性が高いと考えると十分です。
見分け方3|nowを付けて自然か
補助的な確認方法として、now を付けてみる方法があります。
- He is playing soccer now.
これは自然です。「今サッカーをしている」という現在進行形です。
一方、
- I like playing soccer now.
という文も文脈によっては成立しますが、playing 自体が「今している」という進行形になるわけではありません。like の目的語として「サッカーをすること」を表しています。
つまり now はヒントにはなりますが、最終的には ing の働きを見る必要があります。
よくある間違い3パターン
1. ingを見た瞬間に現在進行形と決める
誤った判断:
- I enjoy playing tennis.
- playing があるから現在進行形
これは違います。
enjoy playing tennis は「テニスをすることを楽しむ」なので、playing は動名詞です。
2. be動詞+ingなら必ず現在進行形と思う
- My favorite activity is reading books.
reading books は「本を読むこと」という内容を表す動名詞です。
「is reading」と続いていても、主語が今何かをしている文とは限りません。
3. 動名詞を「ingが付いた動詞」とだけ覚える
ing形という見た目だけでは、動名詞か現在進行形か判断できません。
大切なのは、
- 名詞のように「〜すること」なのか
- be動詞と組み合わさって「〜している」なのか
という働きの違いです。
確認問題|動名詞か現在進行形か
次の英文の ing形が、動名詞か現在進行形か考えてください。
- I like playing basketball.
- Tom is playing basketball now.
- Reading English books is useful.
- My sister is reading a book in her room.
- My hobby is taking pictures.
- We enjoy studying together.
答えです。
- 動名詞
- 現在進行形
- 動名詞
- 現在進行形
- 動名詞
- 動名詞
5が少し難しいところです。
My hobby is taking pictures. の taking pictures は「写真を撮ること」という意味なので動名詞です。
同じ形でも、
- My father is taking pictures now.
なら「父は今写真を撮っています」となるため現在進行形です。
NEW HORIZON Unit 4で動名詞を勉強するときの順番
動名詞を学ぶときは、ingの作り方だけを練習するより、すでに習った現在進行形と比較した方が理解しやすくなります。
おすすめは次の順番です。
- 現在進行形の「be動詞+ing=〜している」を確認する
- 動名詞の「ing=〜すること」を確認する
- 動名詞が主語になる文を見る
- 動名詞が目的語になる文を見る
- 2種類を混ぜた見分け問題を解く
- be動詞+ingでも動名詞になる例を最後に確認する
一度に難しい文法用語を増やすより、同じ ing が文の中でどう使われているかを比較した方が定着しやすいです。
Unit 4全体を確認する場合は、NEW HORIZON 2 Unit 4の重要文法まとめを使ってください。
中2の他のUnitへ戻る場合は、NEW HORIZON中2英語まとめから確認できます。
また、Unit 4で混同しやすい助動詞表現は、must notとdon’t have toの違いで別に整理しています。
参考にした公式情報
この記事では、令和7年度用NEW HORIZONの学習内容・構成を確認するため、東京書籍の公式資料を参照しています。教科書の本文・紙面は転載せず、英文と確認問題はこの記事用に作成しています。
英語の文法は、新しい用語を一つずつ別物として覚えるより、すでに知っている形と比べると整理しやすくなります。分からなくなったときは、問題を増やす前に「このingは何の役割?」まで戻って確認してください。