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須磨友が丘高校の一般選抜を考える際、とだ塾では換算内申175点前後、当日点320点前後(500点満点)を、受験準備のための学習目標の一例としています。学校が公表した合格者の平均点や合格最低点ではありません。2026年度は推薦入学1.16倍、一般選抜1.10倍。
総合学科ならではの選択科目と3年間の課題研究、卒業生の実際の進学先まで確認しておきたいところです。
偏差値の参考:45〜49
総合学科。2026年度・進研ゼミ合格可能性判定模試のB判定値です。出典
2026 ADMISSIONS / まず見る受験情報
一般選抜の当日320点は、英語・数学・国語・理科・社会の5教科合計で平均64点。調査書175点と、当日点を半分にした160点を足すと基礎点は335/500点となります。この数字は計算例です。
倍率:2026年度の募集・志願状況 / 2026年度志願変更後の一般選抜倍率。一般選抜は志願132人、受検131人、合格120人。志願者数・受検者数・合格者数にはそれぞれ違いがあります。
一般選抜|内申175点・当日320点はどう見るか
兵庫県の一般選抜では、主要5教科の評定合計に4を掛け、実技4教科の評定合計に7.5を掛けて調査書を250点満点に換算します。主要5教科すべて評定4、実技4教科が4・3・3・3なら177.5点。175点付近は、通知表に3と4が混じる生徒でも考えられる水準です。
当日点の組み方は一つではありません。例えば英語60点、数学60点、国語70点、理科65点、社会65点で320点。苦手な教科を40点台のまま放置すると残る教科に負担が寄るので、まず基本問題を安定させて、60点前後から積み上げたい。
| 内申(250点) | 当日素点(500点) | 当日換算(250点) | 基礎点合計 |
|---|---|---|---|
| 165 | 320 | 160 | 325 |
| 175 | 320 | 160 | 335 |
| 185 | 320 | 160 | 345 |
| 175 | 350 | 175 | 350 |
この表は内申と当日点の換算の仕組みを示す計算例であり、各行の合格可能性や実際の合格者数を表すものではありません。2026年度の第1学区では第1志望校判定時に25点を加算する制度があります。基礎点335点なら加算後は計算上360点。
ただし年度ごとの選抜制度と出願動向で結果は変わるため、目標点は固定的な合格ラインにはなりません。
とだ塾の指導感覚では、一般選抜の中心的な目安を175点前後とし、190点はそれより内申面でかなり余裕のある位置として捉える。ただし、学校が合格者の内申点分布を公表しているわけではないため、「190点が上限」「175点が合格者平均」と断定はできません。
175点・320点はとだ塾が受験勉強の計画に使う目安で、学校・模試会社が公表した平均点ではありません。
2026年度の倍率|推薦1.16倍、一般1.10倍
| 年度 | 推薦入学 | 一般選抜 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 1.00倍 | 0.95倍 |
| 2025年度 | 1.48倍 | 1.13倍 |
| 2026年度 | 1.16倍 | 1.10倍 |
須磨友が丘高校は総合学科240人募集で、その半分120人を2月の推薦入学、残り120人を3月の一般選抜で募集しています。2026年度は推薦に139人が志願。一般選抜は132人が志願、131人が受検し、120人が合格しました。
2025年度は推薦倍率が1.48倍まで上がったが、2026年度は1.16倍になりました。一方で一般選抜は2024年度に0.95倍、2025年度に1.13倍、2026年度に1.10倍と比較的小幅な変化。倍率だけを理由に志望校を上げたり下げたりせず、制度と学校の学びを先に確かめておきたいところです。
倍率の年度別参考:進研ゼミ・須磨友が丘高校の入試情報 / 県教委原資料を集約した一般選抜の志願・受検・合格状況。2026年度一般選抜の1.10倍は確定志願132人÷募集120人。
推薦入学は面接と小論文(作文)が中心
2026年度の推薦入学は県下全域から出願でき、学校公式の募集要項では、書類審査と面接、小論文(作文)で選抜するとしています。推薦の検査では、問題文の意味を読み取って自分の考えを筋道立てて書けるか、また進路や総合学科への理解を言葉にできるかが重要です。
また、中学校での部活動・検定・コンクール・生徒会などの顕著な実績を評価する制度があります。対象となる実績は学校が定めた条件によるため、証明できる活動がある場合は募集要項の別紙で該当するか確認してください。資格を何でも持っていれば加点されるわけではありません。
一般選抜に向けた5教科の得点対策と、推薦入学に向けた作文・面接対策は別に準備したい。2027年度以降の選抜方式については、受検年度の募集要項を優先する。
学校公式:令和8年度須磨友が丘高校・推薦入学生徒募集要項 / 学校公式の受験案内
総合学科で選べるのは、大学入試科目だけではない
須磨友が丘高校は普通科ではなく総合学科。2025年度の学校公式教育課程表を見ると、大学受験に必要な数学・英語・国語・理科・地歴公民の科目に加え、看護・保育・心理・情報・語学・デザインなど、興味のある分野に触れられる選択科目が幅広い。
| 学ぶ分野 | 学校公式教育課程表に載る科目の例 |
|---|---|
| 外国語・文化 | 中国語、スペイン語、ハングル、比較文化 |
| 看護・医療・心理 | 看護とケア、現代の医療と介護、心理学、臨床哲学 |
| 保育・芸術 | 保育声楽、保育実践、器楽演奏、ビジュアルデザイン |
| 情報・ビジネス | IT実践、ソフトウェア活用、簿記、情報処理 |
| スポーツ・生活 | スポーツ概論、スポーツ医療と栄養、フードデザイン |
例えば看護・医療に関心がある生徒なら、理科を履修しながら「現代の医療と介護」「看護とケア」で将来の分野を考える機会があります。語学を深めたい生徒なら英語に加え中国語やスペイン語の選択科目があります。
ただし、選択科目は学年や開講状況、時間割、必要な継続履修科目によって制約があります。すべての科目を希望どおり組み合わせられるわけではありません。
理系の大学を目指す場合は特に注意が必要です。数学Ⅲや理科の専門科目をどの学年で取れるのか、大学入試の科目に不足がないかを先に確認しておきたいところです。
「総合学科だから何でも選べる」ではなく、進路から逆算して履修を組むという意味では北須磨の単位制にも共通するが、須磨友が丘は職業教育や幅広い専門選択の比重が特徴になります。
学校公式・令和7年度実施教育課程表(選択科目含む)。上記は2025年度の科目例で、2027年度以降の開講を保証するものではありません。
1年から3年まで、探究の時間が途切れない
| 学年 | 探究の中心 | 具体的な学習 |
|---|---|---|
| 1年次 | 産業社会と人間 | 職場訪問、学問分野別講演会、教科横断のゼミ |
| 2年次 | 課題研究Ⅰ | ゼミ研究、Book Talk、Essay Writing、発表 |
| 3年次 | 課題研究Ⅱ | 研究の発展、論文・作品制作、成果発表 |
学校公式の説明では、1年生は実際の職場や学問分野を知ることから始めます。職場研究の発表を行い、異なる教科の知識を組み合わせるクロスカリキュラム型のゼミでテーマを広げる。2年生は話し合いや読書紹介、論理的な文章の練習を通じて研究へ進み、3年生では成果を論文や作品としてまとめる。
2026年1月24日の第24回総合学科発表会では、1年次の「産業社会と人間」の発表とクロスカリキュラム探究のポスター発表、2年次の課題研究Ⅰのポスターセッション、3年次の課題研究Ⅱの発表を一日で行う日程が組まれた。「進路を決めるための授業」が1年次だけに終わらず、探究としてつながっていくことが分かります。
具体的な活動として、2025年3月には防災をテーマに研究した生徒が、トルコの中高生とオンライン交流した。自分たちの防災に関する取り組みを英語で発表し、質問を受ける形での国際交流でした。探究の成果を学校の外の人へ伝える経験も積んでいる。
2026年春の卒業生は、私立大学への進学が79.0%
| 41回生の進路 | 実際の進路先の割合 |
|---|---|
| 私立大学 | 79.0% |
| 国公立大学 | 6.4% |
| 専門学校 | 4.7% |
| 医療系専門学校 | 2.6% |
| 短期大学 | 2.1% |
| 進学準備 | 4.3% |
| その他 | 0.9% |
学校公式の「本校生の進路先推移」は合格者数ではなく、卒業生が実際に進んだ進路先の割合を載せている。41回生は約8割が私立大学へ進学し、国公立大学への進学が6.4%。この学校で考える大学進路は、難関国公立大学の合格人数だけを追うより、私立大学でどの学部・分野を学ぶかまで考えた方が実態に近い。
同じ公式資料に載る41回生の進学先の抜粋には、関西学院大学21人、関西大学10人、甲南大学25人、神戸学院大学19人、武庫川女子大学17人、神戸女子大学12人、神戸常盤大学10人などがあります。これらは合格件数ではなく、学校がまとめた実際の進学先の人数。
国公立大学への進学先の抜粋には、兵庫県立大学5人、愛媛大学2人、神戸市外国語大学1人などがあります。卒業後の進路がほぼ大学進学に偏る学校ではあるが、保育・看護・心理・デザインなどの科目選択から専門分野への進学も考えられる。
須磨友が丘高校公式PDF・41回生までの進路先推移。進路割合は41回生の最終進路。大学別の人数は公式PDFの進学先抜粋であり、すべての大学を網羅した一覧ではありません。
学校生活も見たい――部活動・体育祭・卒業生の活躍
2026年10月1日には、卒業生でオリンピックに3大会出場した重量挙げ選手の八木かなえさんを招いた記念講演会と顕彰碑の除幕式が行われた。目標へ向けた準備や周囲への感謝といった話が、生徒に向けて語られています。
2026年度の体育祭や芸術鑑賞会、文化祭の活動も学校が公開しています。勉強と部活動をどう両立するか、各分野の選択科目が授業以外の経験とどうつながるかは、学校説明会や見学で確かめておきたいところです。
資料確認日:2026年10月11日。入試倍率は2026年度、進路は2026年春の41回生。内申175点・当日320点はとだ塾の現場感覚による参考目安であり、学校の公表する合格最低点・合格者平均値ではありません。