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長田高校は、普通科の一般選抜と人文・数理探究類型の特色選抜で競争率が異なります。2026年度は一般選抜0.99倍、特色選抜1.83倍でした。
難関大学への進学実績に加え、普通クラスにも広がるSSHの探究活動や、生徒自身が行事をつくる自由な校風にも特色があります。
偏差値の参考:60以上
普通科。2026年度・進研ゼミ合格可能性判定模試のB判定値です。出典
2026 ADMISSIONS / 入試結果
普通科一般選抜の第1志望倍率は、2024年度1.09倍、2025年度1.15倍、2026年度0.99倍と推移しています。2026年度は280人の募集に対して277人が第1志望で出願しました。
ただし、兵庫県の複数志願選抜では第2志望からの合格者もいます。0.99倍だから全員が合格するわけではありません。 内申点と当日点の両方を十分に準備する必要があります。
人文・数理探究類型は、独立した専門学科ではなく普通科の特色類型です。先に40人を特色選抜で募集し、残る280人を一般選抜で募集します。
2026年度の特色選抜には40人枠に73人が志願しました。一般選抜とは検査方法も異なるため、それぞれの方式に応じた準備が必要です。
普通科を目指すなら、内申も当日点も高水準で備える
換算内申240点・当日420点は、とだ塾が設定する学習目標の一例です。学校が公表した合格ラインではありません。 2026年度に倍率が下がっても、試験問題の難度が変わるわけではありません。
当日420点は、例えば英語90点・数学90点・国語80点・理科80点・社会80点で達成できます。難問だけに時間をかけず、基本・標準問題での取りこぼしを減らすことが重要です。
一般選抜の基礎点は、換算内申250点と当日点を半分にした250点の合計です。内申240点・当日420点なら基礎点は450点になります。
第1志望校の判定では25点が加算される場合がありますが、合否はほかの受検生の成績や出願状況にも左右されます。
特色選抜の40人は、人文・数理探究類型
長田高校は普通科の中に人文・数理探究類型を設けています。文系・理系を早く固定せず、自然科学から社会科学まで幅広い課題を扱います。
同じ普通科でも、一般選抜と特色選抜では入試の準備が異なります。入学後に何を学びたいかと、受験方式の両方を考えることが大切です。
一般選抜0.99倍と並べると、同じ長田高校でも入口によって競争の様子が異なることが分かります。
特色選抜は、中学校長の推薦を必要とする推薦入学とは別の方式です。志願理由書などの資料や学校指定の検査で選考されます。
検査内容は年度によって変わるため、受検年度の県教育委員会の要項を確認してください。
志願理由では、「偏差値が高いから」「理数が得意だから」だけでなく、何を探究したいのかを伝えることが重要です。
身近な現象を実験で確かめたいのか、地域の課題を調べたいのか。具体的な関心を一つ言葉にしておくと、入学後の学びにもつながります。
SSHの探究は、普通クラスにも広がっている
| 年次 | 普通クラス | 人文・数理探究類型 |
|---|---|---|
| 1年 | 理数探究基礎 | 探究入門(2単位) |
| 2年 | 総合的な探究の時間(2単位) | 探究(3単位) |
| 3年 | 選択探究(希望者) | 人文探究・数理探究 |
長田高校は2022年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されています。普通クラスでも1年次から研究の基礎を学べる点が特徴です。
問いの見つけ方、データの扱い方、現地調査、発表方法を学び、2年次には課題研究へと進みます。
2026年3月のSSH探究成果発表会では、普通クラスから63班がポスター発表しました。代表班は特色類型の班とともに口頭発表も行っています。
一般選抜で普通科に入学しても、探究活動に参加できる仕組みです。
2026年度の案内には、生徒が自分でテーマを設定して進める個人探究の取り組みも示されています。グループ研究だけでなく、一人で問いを深める機会もあります。
『課題研究』の中身は、身近な現象から工学・防災まで
学校公開の研究テーマ例(78回生)
- 塵取りの凹凸構造と、塵の回収量の関係
- 段ボールを使った防災用履物の開発
- 翼果のねじれが落下の仕方に与える影響
- 一様双曲面構造の剛性
- サルトリイバラの葉の抗菌性
こうした研究には、知識を覚えるだけでなく、疑問を実験で確かめる力が必要です。
例えば塵取りの形による回収量の違いを調べるなら、塵の量や床の条件をそろえ、何を測るかを決めて比較します。身近な問いを研究に変える経験そのものが特色です。
研究成果は教室内だけで終わりません。78回生の研究は日本語・英語のポスターや論文、説明動画として公開され、外部の発表会にも応募しています。
2026年7月の英語プレゼンコンテストでは、カゼインプラスチックの曲げ強度を扱うグループが最優秀賞を受賞しました。
長田高校では、自分たちの研究を英語で説明し、質問にも英語で答える機会があります。台湾・シンガポールでのSSH研修や、課題解決を英語で議論するNext Generation’s Challengeなど、学んだことを海外の人に伝える経験にもつながります。
出典:長田高校・78回生の探究テーマ/論文・ポスター / 学校公式・2026年英語プレゼンテーション / 長田高校・SSH海外研修
2026年春の進路:国公立大学に217人が進学(既卒含む)
| 大学 | 合格者 | 進学者 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 6人 | 6人 |
| 京都大学 | 31人 | 31人 |
| 大阪大学 | 44人 | 44人 |
| 神戸大学 | 42人 | 42人 |
| 大阪公立大学 | 13人 | 11人 |
| 兵庫県立大学 | 24人 | 16人 |
学校公表の2026年入試結果では、国公立大学に239人が合格し、217人が進学しました。このうち現役生は156人が合格し、149人が進学しています。
東京大学6人・京都大学31人・大阪大学44人・神戸大学42人が合格しました。大学別の合格者数と進学者数は上の表で確認できます。
国公立大学の合格239人には、既卒生83人も含まれています。現役と既卒、合格者数と実際の進学者数を区別して見ることが大切です。
私立大学の主な延べ合格件数は、関西学院大学157件・同志社大学97件・立命館大学76件・関西大学61件・近畿大学42件です。複数の大学・学部への合格が含まれるため、進学者数とは一致しません。
出典:長田高校公式・2026入試進路状況(78回生)。大学別は現役・既卒の合計。
校風は『自由』。学校行事も生徒がつくる
2026年度の学校案内では、在校生が自分で考えて動く自由な校風を紹介しています。文化祭・体育祭・校内大会などは生徒の実行委員会が企画・運営します。
自由に活動できる一方で、行事を実現するための役割分担や責任も自分たちで引き受ける学校です。
音楽部は2026年9月のNHK全国学校音楽コンクール近畿ブロックで金賞を受賞し、全国大会に出場しました。文化部発表会や校内球技大会など、学習以外にも取り組める行事があります。
出典:長田高校・2026学校案内 / 学校公式・2026年10月の音楽部の報告
調査:2026年10月11日。入試倍率は2026年度、大学進路は2026年春。内申・当日点の学習目標例は学校公表の合格ラインではありません。各年度の受検方式は県教育委員会の当該年度資料に従う。