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神戸高校を普通科で目指すなら、とだ塾では換算内申240点以上、当日点420点以上を受験勉強の目標にしたいところです。一方、総合理学科は通知表がオール5でも合格を保証できない推薦選抜です。2026年度の志願倍率は普通科1.20倍、総合理学科2.38倍でした。
受験方式の違いだけでなく、入学後の教育内容も比較しておくことが重要です。
偏差値の参考:60以上
普通科。2026年度・進研ゼミ合格可能性判定模試のB判定値です。出典
2026 ADMISSIONS / 入試
普通科は2024年度1.17倍、2025年度1.16倍、2026年度1.20倍と、おおむね1.2倍前後で推移しています。対して総合理学科は同期間に2.45倍、2.60倍、2.38倍。定員40人に対して希望者が多い状態が続いています。
倍率だけで学力水準は分からないが、総合理学科で『評定さえそろえば大丈夫』とは考えられない。
入試データ:進研ゼミ・神戸高校の倍率推移 / 兵庫県教育委員会・2026年度公立高校入試
普通科の受験目標は、換算内申240点・当日420点
420点の配分例は英語90点、数学90点、国語80点、理科80点、社会80点。難しい一科目だけを突出させるのではなく、5教科とも高得点でまとめる必要があります。神戸高校を目標にするなら、得意教科を伸ばすと同時に、苦手教科を80点台へ持ち上げる準備が欠かせません。
兵庫県の一般選抜では、5教科500点の学力検査を250点に換算し、調査書250点と合わせます。内申240点・当日420点なら基礎点は450点。第1学区で第1志望として判定されるときは25点が加算され、計算上は475点となります。これは学校の合格最低点ではなく、とだ塾が設定する受験勉強の到達目標です。
主要5教科の評定合計×4、実技4教科の評定合計×7.5で換算します。9教科オール5なら250点。実技教科に4が一つあれば242.5点、主要教科に4が一つなら246点になります。実技を含むどの教科も、評定の取りこぼしを小さくすることが重要です。
判定方法:兵庫県教育委員会・公立高校入学者選抜。目標内申・当日点はとだ塾の指導方針であり、学校が定めた合格基準ではありません。
総合理学科は、オール5でも不合格があり得る
総合理学科の募集は40人。2026年度には95人が志願しています。各中学校で成績上位にいる生徒が集まる推薦選抜だからこそ、45/45のオール5は合格保証ではなく、まず目指したい通知表の水準と考えている。評定が少し足りないから絶対に無理という話でもないが、40人の枠を争う厳しさは普通科とは別に見積もらなければならない。
学校が案内している総合理学科の選抜は、県下全域から中学校長の推薦を受けて出願し、2月に適性検査を受ける方式。普通科の3月一般選抜と選考の仕組みが違います。調査書だけでなく、受験年度の適性検査などに対応する準備が必要になります。正式な検査科目・時間・面接の実施内容は、出願する年度の募集要項に基づいて決める。
普通科を目指すなら、内申と5教科の当日点を安定させることが最優先。総合理学科を目指すなら、それを高水準に保ったうえで、推薦入試固有の出題に取り組みます。研究活動への関心と、適性検査で問われる力は同じではありません。研究への興味を深めることと、入試問題を解く力を鍛えることは分けて進める必要があります。
学科と推薦方式:神戸高校・総合理学科 / 神戸高校・入試に関すること
普通科にも探究がある。総合理学科は研究の時間と密度が違う
| 学びの違い | 普通科 | 総合理学科 |
|---|---|---|
| 入学時の選抜 | 一般選抜 | 推薦選抜 |
| 探究の中心 | 神高探究 | サイエンス入門・課題研究 |
| 研究の進め方 | テーマ設定・班活動・発表・論文 | 実験・仮説検証・研究発表 |
| 理数授業 | 一般教科の教育課程 | 理数専門科目と20人規模の授業 |
| 特徴的な学習 | 幅広い分野の探究 | 科学英語・専門機関との連携 |
神戸高校の普通科は、授業を聞いて問題集を解くだけの3年間ではありません。「神高探究」では、生徒自身が問いを定め、班で研究計画を立て、ポスターで発表し、論文をまとめる。文系・理系の枠に収まらないテーマにも取り組める。
総合理学科は、自然科学の研究をカリキュラムの中核に置いています。物理・化学・生物の実験、数学を含む少人数指導、科学英語、大学・研究機関との交流など、学校の授業時間そのものを研究力の育成に使います。
『理系に進みたい』というだけでなく、実験で確かめることや、結果を説明することが好きかどうかが学科選択の軸になります。
学校公式:普通科を含む総合的な探究の時間 / 総合理学科の教育内容
1年次から研究の作法を学び、2年次に検証する
総合理学科の1年次にある「サイエンス入門」は、火曜日の授業を100分へ延長する形で実施します。理科の教員が実験操作を指導し、仮説の立て方、実験計画、データの読み方、レポートやポスターの作成を学びます。通常の1コマは65分なので、実験のためにまとまった時間を確保していることが分かります。
2年次の課題研究では、少人数の班に分かれて年間を通して研究する。実験結果を出して終わりではなく、中間発表で質問を受けて計画を修正し、最終発表へつなげていく。学校の説明では、理科・数学の担当教員が班を支え、卒業生や研究者からの助言を受ける機会も設けている。
理数物理や理数化学・理数生物、理数数学では、40人のクラスを20人規模に分けて授業を行います。科学英語では、英語で科学の内容を発表する取り組みもあります。大学進学後の研究を見据えた教育課程になっています。
2026年2月のSSH課題研究発表会で扱われたテーマ
- カフェインの覚醒作用を抑制するコーヒーの開発
- アブラムシが忌避する音の解明
- 芽胞形成菌を用いたコンクリートの修復
- 微生物セルロースの培養
- アニサキスを成虫にし、産卵させる飼育法の検討
テーマを見るだけでも、生物・化学・物理・工学の幅が分かります。例えば『アブラムシが嫌う音』なら、音の条件をどう変え、何を指標に反応を測るかで研究の質が変わります。高校生のうちから問いを測定可能な形に直し、結果と考察を切り分ける経験を積めるのが、総合理学科の大きな特色です。
活動内容:神戸高校・総合理学科の授業 / 令和7年度SSH課題研究発表会(2026年2月開催)のテーマ一覧。テーマは学校の発表予定資料に掲載されたもの。
2026年春の大学進路――国公立大学へ243人が進学
| 大学 | 合格者 | 進学者 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 2人 | 2人 |
| 京都大学 | 28人 | 28人 |
| 大阪大学 | 51人 | 50人 |
| 神戸大学 | 34人 | 32人 |
| 大阪公立大学 | 20人 | 19人 |
2026年度入試の学校公式集計では、国立大学206人、公立大学52人が合格し、国公立大学への進学者は合わせて243人。京都・大阪・神戸の3大学への合格者は計113人で、地域の難関国公立大学を志望する受験生にとって厚い進路実績があります。
一方、この数字には既卒生も含まれている。現役生だけに限れば国公立大学合格172人、進学162人。神戸高校の進学実績を見るなら、大学名のインパクトに加え、現役と既卒を分けて考えると実像が見えやすい。また、学校全体の結果であって、普通科と総合理学科それぞれの進学率を示す数字ではありません。
神戸高校公式PDF・2026年度入試の合格者数/進学者数。表は既卒者を含みます。
参照した学校公式資料
- 総合理学科・教育課程とSSHの活動
- 普通科の探究を含む総合的な探究の時間
- 2026年2月SSH課題研究発表会
- 2026年度大学入試・進路実績
- 中学生向け入試案内
- 兵庫県教育委員会・2026年度公立高校入試
資料確認日:2026年10月11日。入試倍率は2026年度入学者、進路は2026年春の大学入試結果。2027年度以降の出願については当該年度の公式募集要項が適用されます。