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神戸市中央区野崎通にある神戸市立葺合高校には、一般選抜で入学する普通科と、2月の推薦入学で入学する国際科があります。国際科は英語を使ってディスカッションや国際社会の課題研究に取り組み、普通科にも2年次から選べる英語系の学習があります。英語が好きという理由だけで学科を決めず、授業と入試方法を比較したい学校です。
偏差値の参考:55〜59
普通科の数値。国際科のB判定値は同資料に掲載なし。2026年度・進研ゼミ合格可能性判定模試のB判定値です。出典
入試は普通科と国際科で別|2026年度の倍率
| 学科 | 2026年度募集人員 | 入試方式・倍率 |
|---|---|---|
| 普通科 | 280人 | 3月の一般選抜・1.21倍 |
| 国際科 | 80人 | 2月の推薦入学(100%)・1.31倍 |
2026年度の普通科は一般選抜1.21倍、国際科は推薦入学1.31倍でした。2025年度はそれぞれ1.18倍・1.04倍、2024年度は1.06倍・1.16倍で、年度によって競争率は変動しています。国際科の80人は2026年度に全員を推薦で募集しており、3月の一般選抜とは試験が違います。
2027年度の県全体の日程では、推薦入学の検査が2月16日(火)、普通科一般選抜の学力検査が3月11日(木)。合格発表は2月22日(月)と3月18日(木)です。個々の学科の2027年度募集人員、選抜資料、時間割は、今後の学校公式要項で確認してください。
普通科の一般選抜は第1学区の複数志願選抜。5教科の当日検査を250点に換算し、換算内申250点と合わせて判断するのが基本です。一方、国際科は推薦書・調査書に加え、適性検査、実技検査、面接を総合して選抜します。3月の5教科試験の点数だけで国際科の合格を予想することはできません。
国際科で学ぶこと|英語を話すだけの授業ではない
国際科では『総合英語』『エッセイライティング』『ディベート・ディスカッション』などの専門科目と、国際社会を学ぶ授業を設けています。例えば自分の意見を英語で述べるとき、単語や文法が正しいだけでなく、理由や具体例を組み立て、反対意見を聞いて考え直す力も必要になります。
- 英語・国際・外国語の多くの授業は、1クラス20人程度の少人数編成。
- 学校公式によると常勤外国人講師は7名。英語授業の60%以上に外国人講師と日本人教員のティームティーチングを取り入れています。
- 日本文化を英語で説明する活動や、海外の高校とのオンライン協働学習、国際会議・外部団体との学習に取り組みます。
- 国際科では第2外国語としてスペイン語・中国語を選べる教育課程があります。
2026年度の募集要項には台湾への修学旅行、留学生受け入れ、神戸市の『KOBE AL(アドバンスト・ラーニング)ネットワーク』の拠点校としての取り組みなどが挙げられています。課題研究では外国語を使うことが目的ではなく、調査した内容を他者に伝え、議論する経験を重ねます。
国際科を目指す人は、英語の得意・不得意だけでなく、社会問題や地域の話題に興味を持てるかも大切です。授業では知識を覚えたうえで自分の考えを発表する場面が多くなります。
普通科は2年次から文系・英語系・理系へ
| 普通科の系 | 主な学習内容 | 進路の例 |
|---|---|---|
| 文系 | 国語・地理歴史・英語を重点的に学び、数学や理科も進路に応じて選択 | 文学・法学・経済学・教育学など |
| 英語系 | 英語の読む・書くに加え、聞く・話す学習も重点化 | 外国語・国際・人文社会系など |
| 理系 | 数学・理科の専門教育に必要な基礎を固める | 理工・農・薬・医・看護など |
普通科1年生は共通の科目を学び、2年生から文系・英語系・理系に分かれます。英語を専門的に学びたい場合でも『国際科しか選択肢がない』わけではありません。普通科の英語系と国際科では専門科目や探究の時間が違うため、希望する大学の入試科目も含めて授業表を比べておきましょう。
国際科の推薦入試では何を準備する?
学校が公開している2026年度要項では、国際科80名は全員推薦入学。中学校長の推薦書や調査書のほか、50分の適性検査、実技検査、面接が実施されました。2027年度の検査内容は新要項で確認する必要がありますが、英語の受け答えだけに偏らず、資料の内容を読み取り、自分の考えを筋道立てて説明する練習が必要です。
高校の志望理由を準備するときは、例えば『英語で海外の生徒と意見交換し、環境問題について調べたい』といった、学校の授業とつながる具体的な関心を自分の言葉で述べられるようにすると考えが整理しやすくなります。
葺合の学校生活|英語以外の時間も大切に
2026年度から制服が新しくなりました。6月には葺高祭があり、学校は生徒向け行事予定で食堂の営業日や7限授業、期末考査の日程も案内しています。国際科の専門授業だけでなく、普通科・国際科で放課後の学習時間や行事、部活動がどう両立できるかを学校見学で比較すると、毎日の生活が想像しやすくなります。
進路実績|2025年春の進学者数と合格件数を区別
学校公式『2025年度学校要覧』によると、2025年3月卒業生340名のうち、国公立大学へ63名、私立大学へ247名が進学しました。ほかに海外進学予定6名、専修・各種学校5名などが掲載されています。これは合格件数ではなく、卒業後の進路を示した数値です。
| 2025年3月卒業生の進路 | 人数 |
|---|---|
| 卒業生 | 340名 |
| 国公立大学進学 | 63名 |
| 私立大学進学 | 247名 |
| 海外進学予定 | 6名 |
| 専修・各種学校 | 5名 |
| 就職 | 1名 |
同じ資料の大学別合格状況では、既卒者も含めて国公立大学68件、私立大学延べ1,012件の合格が掲載されています。神戸大学7件、大阪大学6件、兵庫県立大学13件、関西学院大学153件、近畿大学162件などです。ただし複数の大学や学部に合格した生徒もいるため、1,012人が私立大学に進学したわけではありません。
この要覧には国際科の生徒による大学合格件数も併記されています。普通科・国際科それぞれの進学先を比較できる点が特徴です。学校の進路ページには2026年3月卒業生の資料への案内も掲載されていますので、新しい進路内訳はその資料で確認してください。
情報確認:2026年10月12日。2026年度の募集枠・倍率と2027年度の選抜日程、2025年春の進路実績を区別しています。