中学英語でsomeとanyを習うと、「肯定文はsome、疑問文と否定文はany」と覚えることが多いです。最初の整理としては便利ですが、これだけでは説明できない文もあります。
基本は、someは「ある・いくらかある」ものを意識しやすく、anyは「どれか・少しでも」と範囲を広く見ると考えると整理しやすくなります。
まず学校のテストで必要な基本を押さえ、そのあと「疑問文なのにsome」を使う場合まで見ていきます。
NEW HORIZON中1のUnit別・文法まとめも合わせて確認できます。
肯定文ではsomeが基本
数えられる名詞の複数形や、数えられない名詞について「いくつかある」「少しある」と言うとき、肯定文ではsomeをよく使います。
- I have some books.(私は本を何冊か持っています。)
- We need some water.(私たちは水が少し必要です。)
- There are some students in the room.(部屋に何人か生徒がいます。)
someの後ろがbooksなら複数形、waterのような数えられない名詞ならそのままです。
「some=いくつか」と日本語だけで固定するとwaterのような語で困るため、量や数がはっきり限定されていないものがあると考える方が使いやすいです。
疑問文・否定文ではanyが基本
普通の疑問文ではanyを使うのが基本です。
- Do you have any brothers?(兄弟はいますか。)
- Is there any milk in the fridge?(冷蔵庫に牛乳はありますか。)
否定文でもanyを使います。
- I don’t have any brothers.(兄弟はいません。)
- There isn’t any milk.(牛乳はありません。)
疑問文では「あるかどうか分からない」、否定文では「少しもない」という方向なのでanyと相性がよくなります。
疑問文そのものの作り方が曖昧なら、DoとAreの違いも確認してください。
疑問文でもsomeを使うことがある
ここが「疑問文=必ずany」ではない重要な部分です。
相手に何かを勧めたり、お願いしたりして、ある程度「はい」という答えを想定している疑問文ではsomeを使うことがあります。
- Would you like some tea?(お茶はいかがですか。)
- Can I have some water?(水を少しいただけますか。)
最初の文は、話し手が実際にお茶を用意していて相手に勧めています。「お茶が存在するか」をゼロから尋ねているわけではありません。
二つ目も、「水が一滴でも存在しますか」と確認しているより、水をもらいたいという依頼です。
したがって、文の形だけを見てsomeをanyへ機械的に変えると誤ることがあります。
anyは肯定文でも使われる
中学校の基本問題では「肯定文=some」が中心ですが、anyが肯定文で使われることもあります。
たとえば
- You can choose any book.
なら「どの本を選んでもよい」という意味です。このanyは「いくつかの」ではなく、どれでもという広い範囲を表しています。
最初からこの用法まで全部覚えようとすると混乱しやすいので、まずは次の順に整理してください。
- 肯定文のsome
- 普通の疑問文・否定文のany
- 勧誘・依頼の疑問文でsome
- 「どれでも」のany
よくある間違い
1. 疑問文なら必ずanyへ変える
Would you like any coffee? と機械的に直すのではなく、相手にコーヒーを勧める場面ならsomeが自然です。
2. someの後ろを必ず複数形にする
some booksは複数形ですが、some water、some milkのような数えられない名詞もあります。
3. anyを「何も」と覚える
否定文のnot … anyを日本語にすると「何も~ない」となることがありますが、any単独が常に「何も」という意味ではありません。文全体で意味を捉えます。
確認問題
空欄にsomeかanyを入れてください。
- I have ( ) friends in Kobe.
- Do you have ( ) questions?
- We don’t have ( ) juice.
- Would you like ( ) cake?
- Can I have ( ) water?
- You may choose ( ) seat.
基本的な答えは次の通りです。
- some
- any
- any
- some
- some
- any
4と5が「疑問文なのにsome」です。単なる有無の質問ではなく、勧誘や依頼になっていることを確認してください。
まとめ
someとanyは「肯定文か疑問文か」だけで決めるより、話し手がどんな範囲を想定しているかを見ると理解しやすくなります。
- 肯定文で「いくらかある」→ some
- 普通の疑問文・否定文 → any
- 勧誘や依頼の疑問文 → someを使うことがある
- 「どれでも」→ any
学校の問題ではまず基本ルールを使い、例外に見える文が出たら「何を尋ねているのか」まで見るようにしてください。
この記事は令和7年度用NEW HORIZONの学習内容を確認するため東京書籍の公式資料を参照し、例文・問題は独自に作成しています。教科書本文・紙面は転載していません。