彩星工科高校は2026年度に男女共学となりました。2027年度は工業科のものづくり系210人、電気・情報系205人、普通科135人の募集を案内しています。工業科では、加工・設計の実習に進むか、ITや電子回路の方向に進むかが大きな分かれ目になります。
SCHOOL GUIDE / 学校概要
彩星工科高校|基本情報
ADMISSIONS / 入試の目安
2027年度の募集・試験・学費|専願と併願で違う
彩星工科高校は2026年4月から男女共学となり、2027年度は男女を対象に550人を募集します。工業科ものづくり系210人、工業科電気・情報系205人、普通科135人。大きくはこの3つから第一志望・第二志望を選びます。1年次後半に選択するコースもあるため、入試時点で決める区分と入学後に決めるコースを分けて理解すると分かりやすいです。
| 2027年度募集区分 | 募集人数 | 学ぶ方向 |
|---|---|---|
| 工業科・ものづくり系 | 210人 | 加工・設計・溶接・機械技術 |
| 工業科・電気・情報系 | 205人 | 電気・IT・AI関連を選択 |
| 普通科 | 135人 | 進学・キャリア・スポーツ・ルミナス |
試験日は2027年2月10日。専願は国語・数学・英語を合わせた60分の筆記試験と、面接質問票の記入・面接です。併願は国語・数学・英語が各50分で、専願と問題を解く時間配分がまったく違います。3教科の基礎を固めるのは共通でも、時間を計って練習するときは受験区分に合わせることが大切です。
普通科スポーツコースは対象クラブと中学校長の推薦書に条件があり、ルミナスコースは学校のオープンスクールや説明会・体験授業・個別面談に参加し、学校から案内を受けた人が出願できます。一般の普通科と同じ条件で出願できるわけではありません。
2027年度の入学時費用と月々の費用
学校公式募集要項による入学手続き時の納入金予定額は、工業科72万円、普通科62万円です。入学金・施設設備資金・入学時諸費用・タブレット端末などを含みます。月額の学費は工業科55,000円、普通科アドバンス・キャリアアップ・ルミナス50,000円、スポーツ53,000円。このほか修学旅行積立金月9,000円などがあります。
就学支援金の条件を満たした場合、学校は7月以降の月額納入予定額を工業科17,000円、普通科の各コース12,000〜15,000円と案内しています。入学時の納入金や修学旅行積立金まで全額が無償になるわけではないため、支援制度の適用条件も含めて確認したいところです。
偏差値・内申点(2026年度)
2027年度は募集コースが変更。偏差値は2026年度の参考値。 内申点は合格最低ラインではありません。出典:みんなの高校情報 / 進研ゼミ。
募集・進学実績の重要な数字
COMPARE / コース比較
彩星工科高校の学び方と違い
| 工業科・ものづくり系 | 加工・機械・設計・実習などの専門技能を学ぶ。 |
|---|---|
| 工業科・電気・情報系 | 基礎を体験後、2年次からeシステム・ITエキスパート・AIクリエーション。 |
| 普通科 | アドバンス・キャリアアップ・スポーツ・ルミナスなど募集制度に注意。 |
| 入試の注意 | 2027年度は男女を対象に募集。ルミナスコース等は独自の応募条件がある。 |
学科選び|何を作るか、何を学ぶかで考える
ものづくり系|機械加工・溶接・設計
ものづくり系では1年次に工業技術基礎や機械工作などを学び、2年次から専門分野を選べます。学校が紹介する学びにはウェルダースタイル(溶接)、メカニックスタイル(自動車システム)、フロンティアテクノロジースタイル、エネルギースタイルがあります。実習では機械加工、NC旋盤、マシニングセンタ、CADを使った課題制作や部品の測定などを行います。
例えば車や機械に興味があっても、金属を加工して部品を作る仕事、設計図を引く仕事、動力や電気を扱う仕事では必要な技能が違います。完成作品だけでなく、授業中にどの機械を使い、何を自分で作るかを実習室で確かめると学科を選びやすくなります。
電気・情報系|2027年度の3コース選択
2027年度の募集要項では、電気・情報系は1年次後半にコース選択を行い、2年次からeシステム・ITエキスパート・AIクリエーションの3コースに分かれます。学校公式の個別授業紹介には以前の名称が残るページもありますが、2027年度入学者の区分は最新募集要項に記載された名称が基準です。
1年次に工業技術基礎・工業情報数理・ソフトウェア技術を学んでから専門を選ぶ流れです。電気回路や制御が好きなのか、ソフトウェアやデータ活用に関心があるのかを、入学後の実習を通して考えられます。一方でコースごとの定員・選択条件・具体的な実習科目は、オープンスクールで確認しましょう。
普通科|アドバンス・キャリアアップ・スポーツ・ルミナス
普通科のアドバンスは7時間目の少人数支援を取り入れ、大学進学や小論文などに取り組みます。キャリアアップは大学・企業見学、地域交流、講演や探究活動を通して進路を考える授業です。スポーツは硬式野球・バドミントン・バスケットボールの指定部活動を中心としたコース。
新しいルミナスコースもあり、募集条件が他と異なります。
『工業科でも大学へ進める』『普通科でも資格を取れる』のは事実ですが、3年間の科目配分は違います。普通科で大学の一般選抜に必要な英数理を積み上げるのか、工業科で実習や専門資格に時間を使うのかを、進学先や希望する仕事から逆算して考えるとよいでしょう。
コース・授業の具体
2026年度から共学になった
2023年に神戸村野工業高校から現校名となり、2026年度に共学化。旧「男子校」の評判だけでは実際の学校生活を判断できません。2027年度のコース編成と、女子生徒を含めた実習環境や学校行事の様子は、現在の学校公開情報や見学で確かめておきたいところです。
電気・情報系は入ってから専門分野を選ぶ
2027年度入学生について、学校は1年次後半にコースを選択し、2年次からeシステム、ITエキスパート、AIクリエーションの各コースに分かれると案内しています。進学先や仕事をまだ決めきれない中学生にとって、1年間で基礎に触れてから分野を選ぶことは長所です。
ただし、コース名が先行していても授業のプログラミング言語・実習設備・取得できる資格は学校説明会で確かめましょう。
工業科と普通科の選び方
工業科からの進学例には大阪電気通信大学13人、大阪工業大学6人(2026年の掲載合格数)があります。工業科で学んだ専門を大学で続ける道もある一方、普通科は一般教科の学習配分が異なります。選択の鍵は大学名ではなく、加工・電気・情報の実習を高校から学びたいかどうかだ。
2027年度の入試で注意したいこと
2027年度募集要項では工業科ものづくり系210人、電気・情報系205人、普通科135人の計550人。普通科ルミナスは学校の説明会等を経て案内を受ける必要があり、スポーツコースも応募条件があります。
2026年の偏差値は旧課程の入試結果を含むため、新しい2027年度各コースの必要偏差値と読み替えないでください。
普通科と工業科のどちらかよりも、毎週どんな実習に取り組みたいかが決め手。電気・情報系では2年からeシステム、ITエキスパート、AIクリエーションに分かれる。入学直後に専門分野を固定せず、1年次の学習で方向を考えたい人にはこの仕組みが合う。
進路と学校生活|就職・進学、通いやすさ
彩星工科の公式進路紹介では、卒業生の進路は就職約7割、進学約3割と説明されています。工業科の専門技術を生かして企業に就職する生徒が多い一方、大学や専門学校へ進む生徒もいます。掲載されている学科別進路の一部は共学化前の旧学科区分なので、新しい2027年度のコース別の卒業実績だと誤解しないことが大切です。
2026年の大学合格実績には、大阪電気通信大学13件、神戸学院大学11件、大阪工業大学6件などの民間集計が載っています。大学名だけでは、どの学科から合格したか、卒業生が実際に何人進学したかまでは分かりません。
大学への進学を強く希望する場合は、工業科・普通科それぞれの受験科目と進路指導を見学時に聞いてみるとよいでしょう。
取得を目指せる資格には、電気工事士、危険物取扱者、機械加工関連の技能検定など、専門科目の内容とつながるものがあります。資格取得への補習や実習がある日は放課後まで時間を使うことがあるため、希望する資格の合格実績だけでなく、授業時間外の取り組みも確認したいところです。
校舎は神戸市長田区五番町で、地下鉄長田駅からすぐ、神戸高速線高速長田駅から徒歩約2分です。板宿駅からは地下鉄で移動でき、放課後も比較的通いやすい立地です。一方、スポーツの指定クラブはひよどり台の『神戸アスリートベース』も利用するため、本校と練習施設の場所は同じではありません。部活動を重視するなら練習場所への移動と帰宅時間も含めて考えたいところです。
板宿からの通学時間
通学比較データは長田駅側のアクセスを採用しており、板宿から約7分と近い。毎日の通学時間が短いことは、工業実習や放課後の課題に時間を使いやすい利点になります。