啓明学院高校の高校入試は、2027年度も専願推薦のみ。約80人の外部募集に対し、成績だけでなく、学校生活での活動や自己推薦プレゼンテーションも評価されます。関西学院大学の系属校という進路の特色がありますが、まず併願できない入試であることを理解しておく必要があります。
SCHOOL GUIDE / 学校概要
啓明学院高校|基本情報
ADMISSIONS / 入試の目安
2027年度高校入試は専願推薦のみ|男女約80人
啓明学院高校は、2027年度も普通科の専願推薦入試のみを行います。高校からの外部募集は男女合わせて約80人。中学校の校長推薦を受け、合格したら必ず入学する人が出願できる方式です。公立高校との併願に使う一般入試はありません。
目安として示されているのは中3の2学期末までの9教科5段階評定合計35以上。内申点だけでなく、生徒会・ボランティア・スポーツ・文化活動など、中学時代に意欲的に取り組んだ活動をアピールできることも出願資格の一部です。評定35は合格最低点ではなく、出願時の目安です。
| 2027年度 | 内容 |
|---|---|
| 募集人数 | 普通科・男女約80人 |
| 受験方式 | 専願推薦のみ |
| 入試日 | 2027年2月10日 |
| 合格発表 | 2027年2月12日 |
| 面接 | 約10分、自己推薦発表約5分を含む |
300点の内訳|筆記だけでは半分
選考は作文50点・英語50点・数学50点・面接50点・内申100点の合計300点満点です。作文、英語(リスニング含む)、数学は各50分。いずれも配点は50点ずつで、通常の国数英3教科300点満点の私立入試とは異なります。
筆記の150点と、内申・面接を合わせた150点が半々です。自己推薦の5分間では、これまでに続けてきた活動を列挙するより、何に取り組み、どんな課題があり、自分が何を工夫したかを話せるようにしておくことが重要になります。作文も、経験や意見を具体例と理由で説明する練習が役立ちます。
学費の目安|2026年度高1の学校公表額
学校の2026年度高1向け納付金案内では、授業料43万3,000円・教育充実費19万8,000円・教育資料費4万円・冷暖房費2万5,000円で、学費年額は69万6,000円でした。これに旅行・キャンプ積立金11万5,000円や教材・行事の前預り金8万円、諸会費などを加えると年額93万3,000円。入学金や制服代、支援金適用額はこれとは別です。
これは2026年度高1の案内に載った金額で、2027年度入学者の確定額ではありません。就学支援金が充当される場合も教育充実費や積立金まで無償になるわけではないため、学校から届く最新の納付金案内を確認してください。
偏差値・内申点(2026年度)
2027年度入試は専願推薦。出願には活動・推薦等の条件があります。 出願目安は合格を保証するものではありません。 出典:みんなの高校情報。
募集・進学実績の数字
2027年度学校公式高校入試要項。高校募集の80人は中学入学者とは別の外部募集枠。内申35/45は出願資格の目安であり、合格保証値ではありません。
COMPARE / 制度・教育課程
啓明学院高校の選択肢を比較
| 外部高校入学 | 普通科・専願推薦のみ。校長推薦と活動・成績の両方が必要。 |
|---|---|
| 筆記試験 | 作文・英語(リスニング含む)・数学を各50分。 |
| 自己推薦 | 面接約10分に、約5分の自己推薦プレゼンテーションを含む。 |
| 進路の考え方 | 関西学院大学への系属校推薦を志望する場合、校内条件・学部枠などを学校に確認。 |
関西学院大学への推薦と高校での学び
系列大学への進学権利と、実際の推薦条件
啓明学院は関西学院大学の系属校として、入学した時点で系列大学の推薦を目指せる仕組みを持ちます。ただし学校公式は、実際の推薦には日々の学校生活・一定の学業成績・CEFR B1相当(英検2級程度)以上の英語力などが必要だと説明しています。入学すれば希望する学部への進学が自動的に決まる制度ではありません。
学校公式の説明では、卒業生の約9割あまりが関西学院大学へ継続校推薦で進学しています。関西学院大学以外の進路を選ぶ生徒もいます。学部の決定には本人の成績や適性が関わり、担任との面談を重ねて進学先を決めます。
高2で関西学院大学を訪問し、高3で学部を詳しく学ぶ
学校は高2の関西学院大学訪問、高3の学部説明会・オープンキャンパス、大学教員による講座を用意しています。『法律学』『社会学入門』など高校の選択科目でも大学の学びの入口に触れます。関西学院大学での早期単位取得につながる高大連携科目や、神戸市外国語大学などの講座を受講する生徒もいます。
高校全員が数学Ⅲを学ぶ
啓明学院では文系・理系の進学予定にかかわらず、高校3年生全員が数学Ⅲを履修します。大学に進んでからデータ解析や数理的思考が必要になることも意識したカリキュラムです。大学への推薦を目標にしながら、苦手教科を含む幅広い教科に向き合う必要がある点は理解しておきたいところです。
高1から「学術研究」を学び、文献の探し方、文章のまとめ方、発表・レポート作成の技術を積み上げます。高3ではテーマを定めて研究発表を行う授業があります。系属校推薦で大学進学する場合でも、大学入学後に必要な文章・調査・発表の力を高校で鍛える設計です。
高1から始まる研究・読書と大学生活への準備
啓明学院の特徴は、大学受験の問題を解く練習だけでなく、大学で自分の研究テーマを持つ練習に時間を使うことです。高1では本の読み方や資料の探し方から学び、高2・高3では自分が興味を持ったテーマに必要な文献を集め、レポートを書き、発表します。
高3では法律学や国際政治経済、数学演習などの選択科目があり、志望学部で扱う内容に近い授業を受けられます。
理科では物理・化学・生物の科目選択があり、英語はネイティブの教員との英会話や英語プレゼンテーション・ディベート大会などの機会を設けています。高校入試は3教科と活動実績の総合評価ですが、入学後は幅広い教科と文章表現に取り組む学校生活になります。
受験前に得意教科だけを伸ばすのではなく、入学後に学び続けられるかという視点も大切です。
コース・入試の実際
一般的な私立併願校とは違う
啓明学院は2027年度も専願推薦による高校募集を行います。外部募集は約80人。目安となる9教科評定35以上に加えて、中学校長の推薦や本人の活動歴が関わるため、通常の国数英3教科型の私立併願入試とは戦略が異なります。
学力以外の200点分も整理する
選考300点のうち、英語・数学・作文がそれぞれ50点。残る150点は面接50点と内申100点です。自分が続けてきた部活動、文化活動、ボランティア、学級活動などを事実に基づいて整理し、そこから得た経験を5分のプレゼンで伝えられるかが重要。資格の数を増やすより、取り組んだ内容とその理由を深めたい入試です。
関西学院大学への進学を目的にするとき
関西学院大学への系属校推薦が大きな特色。ただし学部ごとに定員や校内基準があり、希望学部へ自動的に進む制度ではありません。志望分野が明確なら、啓明学院で履修する科目と大学で選べる学部を並べて検討するとよいでしょう。
2027年度の入試・募集方式
2027年2月10日入試、2月12日合格発表。高校からの一般・併願募集はなく、普通科の専願推薦のみ。合計300点(作文50、英語50、数学50、面接50、内申100)。目安評定35/45は出願条件の目安であり、合格者の最低値ではありません。
公立高校との併願先としては選べない。専願で志望するなら、3年2学期末の9教科評定35以上という目安と、作文・英語・数学・面接の300点選考を具体的に検討する。5分の自己推薦では活動を列挙するのでなく、取り組んだ理由と得た経験を話せることが鍵です。
学校生活|キャンプ・土曜講座・国際交流
啓明学院では土曜を通常の主要教科の補講に使うだけでなく、教科を横断した『土曜講座』に取り組みます。法律、文化、歴史、芸術などの学びに加え、夏休みのサマープロジェクトには自然観察や裁判所見学など多様な講座があります。
学校は高1の前島キャンプ、高2のマレーシア・シンガポール修学旅行などを紹介しています。2025年春にはアメリカ・シアトルの学校で10日間の交流を経験した生徒もいます。修学旅行と希望者向け海外研修は参加条件や費用が異なるため、進路と学校生活の予定を合わせて考えましょう。
高校からの入学生は、中学から上がる一貫生と同じクラスに入ります。学校の説明では人数比は高校外部入学生が約1、一貫進学生が約2です。中高一貫校に高校から加わって学校生活を送ることになるため、英語と数学の学習進度や課題への慣れも大切です。
啓明学院は神戸市須磨区横尾9丁目にあり、板宿から妙法寺方面の交通を利用できます。高校入試は専願推薦のみなので、学校見学で通学時間と生活リズムを確認し、実際にここで3年間学びたいかを考えたうえで受験を決めたい学校です。
板宿駅からの通学
板宿駅からの鉄道+学校までの徒歩・バス接続による参考値は約15分です。列車の待ち時間、実際の登校時刻、乗換、校門までの坂道、スクールバスの本数などによって増減します。毎朝の通学を前提に、始業時間に合う経路を地図で確認してください。
公式の入試・進学資料
資料確認:2026年10月。2027年度の募集人員・試験内容は受験年度の学校公式発表を優先してください。