中1英語で最初につまずきやすいポイントの一つが、be動詞と一般動詞を同じ文の作り方で考えてしまうことです。
結論から言うと、まず見るべきなのは「日本語で『です』と訳せるか」ではありません。その文の中心になる動詞が be動詞なのか、それ以外の一般動詞なのかを見分けます。
be動詞は am / is / are などで、主語と「何者か・どんな状態か・どこにいるか」などを結びます。一方、play / like / study / have など、be動詞以外の多くの動詞を中学校では一般動詞として学びます。
令和7年度版NEW HORIZONでも、中1でbe動詞と一般動詞を対比しながら学ぶ構成になっています。教科書の本文そのものを覚えるより、まずこの2種類の文の作り方を区別できるようにしておくと、その後の疑問文・否定文や三単現がかなり整理しやすくなります。
be動詞と一般動詞は何が違う?
最初は次の2文を比べると分かりやすいです。
- I am a student.(私は生徒です。)
- I play tennis.(私はテニスをします。)
1文目の動詞は am です。am は be動詞で、「I」と「a student」を結んでいます。
2文目の動詞は play です。play は一般動詞です。「する・遊ぶ」のように、動作を表しています。
ただし、「一般動詞=必ず動作」と覚え切るのは少し危険です。たとえば like は「好きである」、have は「持っている」という意味で、激しい動作ではありません。それでも一般動詞です。
したがって、いちばん安全な覚え方は次の通りです。
- be動詞:am / is / are など
- 一般動詞:play / like / study / have など、be動詞以外の動詞
そして中1の現在形では、普通の文を作るときに be動詞の文と一般動詞の文のルールを混ぜないことが重要です。
たとえば「私はテニスをします」を I am play tennis. とするのは誤りです。play が文の動詞なので、I play tennis. とします。
なお、後で習う現在進行形では I am playing tennis. のように be動詞+動詞のing形を使います。今は「be動詞と一般動詞が絶対に同じ文に出ない」と覚えるのではなく、単純な現在形の基本文では、どちらを中心に文を作るのかを決めると考えてください。
肯定文の作り方を比べる
be動詞の文では、主語に合わせて am / is / are を選びます。
- I am busy.
- She is kind.
- They are in the library.
一般動詞の文では、主語の後ろに一般動詞を置きます。
- I study English.
- We like music.
- They play soccer after school.
ここで中1後半になると、主語が he / she / it などの三人称単数のとき、一般動詞に s などを付けるルールが加わります。
- He plays soccer.
- She studies English.
この三単現は別記事で詳しく整理しています。
大事なのは、be動詞の is と一般動詞の s を同じものとして扱わないことです。She is busy. の is は動詞そのものですが、She studies English. の studies は一般動詞 study が主語に合わせて形を変えています。
疑問文は「be動詞を前へ」か「doを使う」か
be動詞と一般動詞の違いが最もはっきり出るのが疑問文です。
be動詞の文は、be動詞を主語の前へ出します。
- You are tired.
- Are you tired?
一般動詞の文は、中1の現在形なら do を使います。
- You play tennis.
- Do you play tennis?
このとき、一般動詞の疑問文に be動詞を持ち込まないようにします。
- Are you play tennis? → 誤り
- Do you play tennis? → 正しい
見分け方はシンプルです。元の肯定文を見て、動詞が are なら are を前へ。動詞が play なら do を使う。このように「元の文の動詞は何か」を先に確認すると迷いにくくなります。
三人称単数では Do ではなく Does を使いますが、基本の考え方は同じです。
否定文は「be動詞+not」か「do not+一般動詞」か
否定文でもルールが分かれます。
be動詞の文は、be動詞の後ろに not を置きます。
- I am not tired.
- She is not a teacher.
- They are not busy.
一般動詞の文は、do not を一般動詞の前に置きます。
- I do not play baseball.
- We do not study French.
ここでも、I am not play baseball. のようにルールを混ぜないことが重要です。
短縮形もよく出ます。
- is not → isn’t
- are not → aren’t
- do not → don’t
疑問文と否定文をセットで見ると、be動詞と一般動詞の違いが整理しやすくなります。
be動詞:
- Are you busy?
- You are not busy.
一般動詞:
- Do you study English?
- You do not study English.
「be動詞ならbe動詞自身が動く・notを持つ」「一般動詞ならdoの助けを借りる」と考えると、中1ではかなり見通しがよくなります。
よくある間違い3パターン
1. be動詞と一般動詞を二つ並べる
誤:I am like music.
正:I like music.
like が一般動詞なので、単純な現在形では am を足しません。
2. 一般動詞の疑問文をbe動詞で始める
誤:Are you study English?
正:Do you study English?
study は一般動詞なので do を使います。
3. be動詞の否定文にdon’tを使う
誤:I don’t am busy.
正:I am not busy.
am はbe動詞なので、後ろに not を置けば否定文になります。
英語が苦手な子ほど、文を丸暗記するより「この文の動詞はどれ?」を毎回1回確認する方が安定します。見るところを増やしすぎず、まず動詞を一つ特定することがポイントです。
確認問題|be動詞か一般動詞か見分けよう
次の日本語に合う英文を考えてみてください。
- 私は13歳です。
- 私は毎日英語を勉強します。
- あなたは忙しいですか。
- あなたは野球をしますか。
- 私は先生ではありません。
- 私はピアノを弾きません。
答えの一例です。
- I am thirteen years old.
- I study English every day.
- Are you busy?
- Do you play baseball?
- I am not a teacher.
- I do not play the piano.
3と4、5と6を比べてみてください。同じ疑問文・否定文でも、be動詞か一般動詞かによって作り方が変わっています。
間違えたときは、答えを覚え直す前に「元の肯定文は何か」「その動詞はbe動詞か一般動詞か」の2点まで戻ると、同じミスを減らしやすくなります。
NEW HORIZONで勉強するときの進め方
令和7年度版NEW HORIZONでは、中1の早い段階でbe動詞と一般動詞を扱い、その後も文法を対比しながら確認できる構成があります。学校の授業で分からなくなった場合も、教科書本文を最初から全部覚え直す必要はありません。
まずは次の順番で確認してください。
- 肯定文でbe動詞と一般動詞を見分ける
- be動詞の疑問文・否定文を作る
- 一般動詞の疑問文・否定文を作る
- 2種類を混ぜた問題で見分ける
- 三単現へ進む
一度に全部できるようにするより、間違えた場所まで戻して、小さい単位で確認した方が定着しやすいです。とだ塾でも、分かったつもりで先へ進むのではなく、確認問題で「どこから崩れているか」を見て、必要なところまで戻します。
2学期の教科書対策まで続けて確認したい場合は、NEW HORIZON 1 Unit 5の三単現対策も利用してください。
参考にした公式情報
この記事は、令和7年度用NEW HORIZONの構成を確認するため、東京書籍の公式資料を参照しています。教科書本文・紙面は転載せず、例文と確認問題はこの記事用に作成しています。
英語で「どこから分からなくなったか分からない」という場合は、現在の範囲だけを繰り返すより、文の作り方まで戻った方が早いことがあります。