「先生は明日のテストに、何色のペンを持ってくるように言っていましたか。」――単語は難しくないのに、英語の語順を組み立てると迷いやすい問題です。「先生は言っていましたか」から始めるのか、「何色のペン」から始めるのか。まずは自分で並べてみてください。
問題|関西学院大学の英語並び替え問題
先生は明日のテストに、何色のペンを持ってくるように言っていましたか。
( ) bring for tomorrow’s exam?
① the teacher ② color ③ we ④ did ⑤ should ⑥ pen ⑦ what ⑧ say
正解を見る前に、「何を答えてほしい質問なのか」を考えてみましょう。
この問題のInstagram解説
正解と並び順
正解
What color pen did the teacher say we should bring for tomorrow’s exam?
先生は明日のテストに、何色のペンを持ってくるように言っていましたか。
⑦ → ② → ⑥ → ④ → ① → ⑧ → ③ → ⑤
まず拾いたい3つのまとまり
what color pen
「何色のペン」。what だけでなく、color pen まで一緒に考えます。
did the teacher say
「先生は言っていましたか」。先生の発言を確認する部分です。
we should bring …
「私たちは…を持ってくるべきだ」。say の後ろにある、先生が言った内容です。
なぜ what color pen が最初に来るのか
この日本語で相手に答えてほしいのは、「先生が何か言ったかどうか」ではなく、先生が指定したペンの色です。たとえば「赤いペンだよ」という答えを期待しています。
そこで「何色のペン」に当たる what color pen を、文全体の疑問詞として先頭に置きます。ただし、これだけでは「先生が言った」という情報は表せません。続けて did the teacher say を置き、その後ろに発言の内容をつなげます。
疑問詞 + did the teacher say + 主語・動詞 … ?
覚えている「do you think 型」と同じ形
次の形を覚えている人もいるでしょう。
What color pen do you think we should bring?
「何色のペンを持っていくべきだと思いますか」という質問です。疑問詞 + do you think + S V … ? という覚え方なら、今回の do you think に当たる位置が did the teacher say になった、と考えられます。
注意するのは、say の後ろを疑問文の語順にしないこと。正しくは we should bring であり、should we bring ではありません。
bring の目的語なのに、なぜ前に出る?
もとの発言内容を普通の文で考えると、たとえば次のようになります。
The teacher said (that) we should bring a red pen.
a red pen は bring の目的語です。これを「何色のペン?」と尋ねると、what color pen は意味の上では bring とつながったまま、文全体の先頭に現れます。
What color pen did the teacher say [we should bring ___]?
角括弧は「先生が言った内容」、下線は what color pen に対応する位置を示しています。that は普通の平叙文では使えますが、今回の解答で必ず補う必要はありません。
似た英文でも、質問の焦点が変わる
What color pen did the teacher say we should bring?
「先生は何色のペンを持ってくるように言った?」――「赤だよ」など、色を答える質問。
Did the teacher say what color pen we should bring?
「持ってくるペンが何色か、先生は言っていた?」――まずは「うん/いや」で答えられる質問。
どちらも英文として成立しますが、文全体で尋ねていることが違います。日本語の語順をそのまま追うより、相手にどんな答えを求めているかを先に確かめると判断しやすくなります。
「What color pen should we bring?」だけではだめ?
友達同士の会話なら、What color pen should we bring?(何色のペンを持っていけばいい?)だけで用が足りる場面もあります。ただし、did the teacher say を入れると、友達の推測ではなく、先生が実際に何と言ったかを確認できます。今回の日本語には「先生は…と言っていましたか」があるので、その情報も英語に表します。
次の並び替えで試す4ステップ
- 相手に答えてほしい情報を決める。今回は「色」。
- what color pen をひとまとまりにする。
- did the teacher say を続ける。
- 後ろは we should bring の語順で組み立てる。
並び替えは、単語を順番に当てはめる作業ではありません。答えてほしい情報を見つけ、意味のまとまりを作り、文の骨組みを確かめる練習です。とだ塾でも、正解を覚えるだけで終わらせず、次の問題で自分で組み立てられるところまで確認します。