関数y=ax²では、xが2倍になるとyは4倍、xが3倍になるとyは9倍になります。一次関数と同じ直線ではなく、原点を頂点とする放物線になります。
先に結論
y=ax²のグラフはy軸対称です。aが正なら上に開き、負なら下に開きます。同じ符号なら|a|が大きいほど細く、0に近いほど広い放物線です。
式を決める
yはx²に比例するのでy=ax²と置きます。x=2のときy=12なら、12=4aからa=3。式はy=3x²です。
グラフの特徴
- 原点を通る
- y軸について対称
- a>0なら上に開く
- a<0なら下に開く
- |a|が大きいほど開き方が小さい
xと-xでは二乗が同じなので、yの値も同じです。点(2,8)があれば(-2,8)もグラフ上にあります。
変域
y=2x²で-1≦x≦3なら、xの端だけを代入してはいけません。x=0が範囲に含まれ、そこで最小値0を取ります。最大値は|x|が最も大きいx=3で18です。
変化の割合
y=ax²でxがpからqまで変化するとき、変化の割合はa(p+q)になります。これは(yの増加量)/(xの増加量)=a(q²-p²)/(q-p)=a(p+q)から分かります。
一次関数と違い、区間によって変化の割合が変わります。
文章題
自由落下の距離、制動距離、正方形の面積など、ある量が別の量の二乗に比例する場面があります。ただし現実の式を使う問題では、問題文に示された条件の範囲で考えます。
よくある間違い
- xが2倍ならyも2倍と考える
- aの正負と開く向きを逆にする
- |a|が大きいほど広いと考える
- 変域で端点だけを調べる
- 一次関数のように変化の割合が一定と考える
どこまで戻ればよいか
- 座標と代入
- 比例
- 一次関数の傾き
- 二乗の大小
- 変域
式・表・グラフの対応で止まる場合は、中2「一次関数」へ戻ります。
確認問題
- y=ax²が点(2,20)を通るときa。
- y=-3x²のグラフは上・下のどちらに開くか。
- y=x²で-2≦x≦1のときyの変域。
- y=2x²でxが1から4まで変化するときの変化の割合。
答えを確認する
- 5
- 下
- 0≦y≦4
- 10
次につながる単元
y=ax²は高校の二次関数の入口です。中学では原点を頂点とする形を使い、変域と変化の割合を丁寧に読みます。
板宿・須磨区で中学数学の勉強を相談したい方へ
とだ塾では、問題数を増やす前に、どの操作で止まったかを確認します。できるところまで課題を下げ、見る場所を絞って練習します。
関数y=ax²は、一次関数との違いを先に見る
y=ax² は、xが1増えたらyも一定に増える関数ではありません。ここを一次関数と同じ感覚で見ると、変化の割合やグラフでつまずきます。
確認すること
- グラフが放物線になる。
- aが正なら上に開き、負なら下に開く。
- 変化の割合は区間によって変わる。
表を作るときは、x = -2, -1, 0, 1, 2 のように左右対称に代入すると形が見えます。グラフの暗記ではなく、表から形を作るのが安全です。