松蔭高校は2026年度からGL・AAの2コースで男女を募集していますが、LSは女子募集を継続しています。英語と海外研修を重視するGL、競技・芸術を軸にするAA、語学・理数を学ぶLSでは、高校生活が大きく異なります。入学後のコース変更はできないため、出願時の選択が重要です。
SCHOOL GUIDE / 学校概要
松蔭高校|基本情報
ADMISSIONS / 入試の目安
2027年度入試|3コース合わせて約50人
2027年度の高校募集人数はLS・GL・AAの3コース合計で約50人です。LS(Language & Science)は女子、GL(Global Leader)とAA(Athlete & Artist)は男女が対象。GLとAAが共学になったのは2026年度入学生からで、LSは現在も女子対象です。入学後のコース変更はできません。学びたい内容と卒業後の希望進路を考えてから選ぶ必要があります。
| コース | 募集対象 | 学びの方向 |
|---|---|---|
| LS | 女子 | 言語・理数、探究と大学進学 |
| GL | 男女 | 英語・国際探究・起業家教育 |
| AA | 男女・専願のみ | スポーツ・芸術と学業 |
GLは英検3級相当以上、AAは事前審査が必要
LSは専願・併願、GLも専願・併願で募集します。学校公式の2027年度募集要項では、GLに英検3級以上、または相当する英語力が必要です。英検3級を取得していない場合は中3の2学期末の英語評定などによる基準があるため、出願前の確認が重要になります。
AAは専願のみで、中学校長の推薦に加え、スポーツ・芸術などの活動での実績や学校による事前の出願資格審査が必要です。学校は2026年9月末までの連絡、2026年10月末までの申請書と指導団体からの推薦書の郵送を案内しており、10月末に間に合わない場合は学校へ相談するよう求めています。一般のWEB出願だけをしても出願条件を満たしたことにはなりません。
3教科の基礎学力判定試験と評定
2027年2月10日の一次入試は、国語・英語(リスニングを含む)・数学が各50分、各100点です。WEB出願は2026年12月7日から2027年1月22日、受験料は2万円。英検や漢検による一次入試の加点措置があるほか、特待制度も設けられています。
LS・GLの専願には評定基準があり、基準の一例は5段階評定で国数英3教科合計9以上、5教科14以上、9教科26以上のいずれか。併願では国数英3教科合計10以上など別の基準が設けられています。中学校での活動状況や推薦の条件もあるため、教科評定の数字だけで出願資格を判断しないことが大切です。
2027年度学費|コース別の海外研修積立を確認
学校公式の予定額では、入学手続時の入学金は10万円。さらに入学後、内部進学生との学年費や旅行積立金の残高調整として、LS・AAは約5万円、GLは約36万円の徴収予定があります。GLが高いのは高校1年次の海外研修費を積み立てるためです。これらは授業料とは別なので、海外活動に関心があっても家庭での支払時期まで確認するとよいでしょう。
一次入試には複数の特待制度がありますが、学校は併用不可と案内しています。入学金をいったん納入した後に返金される仕組みもあるため、最初の支払額と実質的な負担額は別に考える必要があります。
偏差値・内申点(2026年度)
2026年度の偏差値。GL・AAの共学募集やコース別条件は2027年度要項を参照。 内申点は合格最低ラインではありません。 出典:みんなの高校情報 / 進研ゼミ。
募集・進学実績の数字
募集対象と2027年度予定費用は学校公式。GL約36万円は高1海外研修の積立に関係する予定額で、授業料とは別です。変更の可能性があるので要項を確認。
COMPARE / 制度・教育課程
松蔭高校の選択肢を比較
| LS:Language & Science | 女子募集。言語・理数・進学に対応するコース。 |
|---|---|
| GL:Global Leader | 男女募集。国際的な学び・海外研修を重視。 |
| AA:Athlete & Artist | 男女募集。競技・芸術活動の実績と推薦手続きを必要とする。 |
| 入学後のコース変更 | 学校公式は不可と明記。出願時の適性確認が重要。 |
LS・GL・AAで変わる授業と大学進学の準備
LS|言語探究と特進クラス、理数系進学
LSはLanguage & Scienceの名前のとおり、言語と理数の教科学習、独自の『言語探究』に取り組むコースです。大学進学を目指す生徒に向けて特進クラスを設け、国公立・理数系大学の入試を意識した学習を行います。
2026年度入試ではLS志願者のうち特進クラスへの希望者と合格者が学校から発表されています。
特進クラスへの進級・所属が気になる場合は、入学時の判定、普段の時間割、大学受験科目の選び方を説明会で確認しておくと、学習の見通しが立てやすくなります。
GL|国際交流と探究・アントレプレナーシップ
GLは英語・ICT・探究を使い、社会にある課題について調べたり提案したりする授業を柱とします。学校は起業家教育や総合型選抜対策にも力を入れると説明しています。
例えば地域や世界の課題を調べる際には、英語で情報を集め、数字や資料を確認し、自分の提案を発表する活動が考えられます。海外で学ぶ経験は魅力ですが、国内の大学入試も視野に英数国などの学習を続ける必要があります。
2026年7月から8月には、松蔭の国際交流活動としてオーストラリア・パースの提携校で約13日間の交流研修が実施されています。現地の学校で授業を受けたり、ホームステイや大学訪問を経験したりしています。毎年度の渡航先や参加対象、費用は別途確認してください。
AA|競技・芸術活動とセカンドキャリア
AAはスポーツや芸術に取り組んできた生徒が、その活動を続けながら高校の普通科教育を学ぶコースです。専門の実技や活動に時間を使うため、大学受験のための一般教科との時間配分も学校で確認する必要があります。競技や芸術に関わる仕事だけでなく、将来別の進路に進む可能性も含めたキャリア学習が用意されています。
2026年度のGL・AA男子入学生の受け入れ開始から間もないため、現在の高校卒業生の進学実績を、そのまま共学化後の新しいGL・AAコースの卒業実績として読むことはできません。希望コースに所属する現役生徒の授業や活動を見ると、比較がしやすくなります。
資料:学校公式・進路進学データ
コース・入試の実際
松蔭全体が男女共学になったわけではない
2026年度から男女を募集しているのはGL・AA。LSは女子対象を継続しています。GL・AAの教育目標は異なり、しかも高校入学後のコース変更はできません。一般教科を中心にするのか、語学・海外研修か、競技・芸術かを出願時点で決める必要があります。
GLとAAでは受験前の行動が異なる
AAコースの受験には2026年10月末を目安とした活動確認・申請書・推薦書の手続きが案内されています。一方GLでは高1海外研修の積立が約36万円とされる。両コースは授業内容だけでなく入学前の準備と家庭の負担が異なるため、費用と活動計画をそれぞれ検討したいところです。
偏差値だけではコース比較できない
LSは教科学習・理数・語学に重点があり、GLは語学と国際経験、AAは専門の競技や芸術活動が軸です。生徒が同じ時間をどう使うか大きく違うため、旧女子校時代の全校偏差値1個だけで各コースの合格難度を説明するのは不適切。英語検定・漢検の加点の有無と適用条件も2027年度の公式募集要項で確認しましょう。
2027年度の入試・募集方式
2027年度はLS・GL・AAの3コース募集。1次入試は2027年2月10日、AAは事前の活動確認と推薦書提出を伴います。高校入学後のコース変更は不可。英検・漢検による加点、特待制度、コース別募集対象、GLの海外研修費用は最新の学校公式要項を必ず確認してください。
LSは女子、GLとAAは男女募集。GLの海外研修積立は約36万円が予定され、AAは出願前の活動確認と推薦書が必要になります。希望コースに3年間の活動を合わせられるか、学習内容だけでなく手続きと費用も含めて選ぶ学校です。
学校生活|青谷のキャンパス、読書と国際交流
松蔭の学校生活には、全校読書運動、英語による発表、宗教活動、探究活動、Blue Earth Projectなどがあります。学年全体の行事に加え、LSの教科学習、GLの国際探究、AAの実技活動では普段の時間の使い方が変わります。
学校見学では授業の終了時刻だけでなく、課外活動の場所と終了時間を聞いておくとよいでしょう。
神戸市灘区青谷町の校舎は、阪急王子公園駅やJR灘駅方面から徒歩・バスのアクセスが考えられます。坂道のある地域なので、板宿から鉄道で移動する時間だけでなく、降車後の徒歩も含めて通学を試すと毎日の負担がつかめます。通学マップは板宿から松蔭高校への経路を初期表示しています。
受験を考える生徒なら、現在の内申点に加えて英検の取得状況、GLの海外研修に使う時間と費用、AAの活動実績と事前審査の手順などを確認しておく必要があります。松蔭ではコース変更ができないため、偏差値だけでなく高校で何に最も時間を使いたいかを考えることが大切です。
板宿駅からの通学
板宿駅からの鉄道+学校までの徒歩・バス接続による参考値は約35分です。列車の待ち時間、実際の登校時刻、乗換、校門までの坂道、スクールバスの本数などによって増減します。毎朝の通学を前提に、始業時間に合う経路を地図で確認してください。
公式の入試・進学資料
資料確認:2026年10月。2027年度の募集人員・試験内容は受験年度の学校公式発表を優先してください。