神戸商業高校(県商)には、商業科・情報科・会計科の3学科があります。商業科は進学・経営のコースへ、会計科は専門的な簿記・財務へ、情報科はプログラミングや情報セキュリティへ進みます。2026年度の募集では、会計科と情報科の推薦枠が100%でした。選ぶ学科によって受験方法も変わる学校です。
SCHOOL GUIDE / 学校概要
神戸商業高校|基本情報
ADMISSIONS / 入試の目安
2026年度の募集と倍率|情報・会計は推薦のみ
県立神戸商業高校は、商業科・情報科・会計科で入試の受け方が違います。2026年度の募集人数は商業科200人、情報科40人、会計科40人。商業科は50%を推薦入学で選びますが、情報科と会計科は100%が推薦入学です。情報科や会計科を希望する中学生は、3月の一般選抜ではなく2月の推薦に向けて準備する必要があります。
| 2026年度 | 推薦枠 | 推薦倍率 | 一般倍率 |
|---|---|---|---|
| 商業科(200人) | 50% | 1.00倍 | 0.73倍 |
| 情報科(40人) | 100% | 1.00倍 | ― |
| 会計科(40人) | 100% | 1.00倍 | ― |
商業科の一般選抜は2025年度1.46倍から2026年度0.73倍へ変わりました。推薦倍率は商業科1.38倍から1.00倍となっています。人気や志願者数は年度で動くため、倍率が低い年でも入試の基本問題を確実に解ける力が必要です。
推薦入学では中学校長の推薦が必要で、学科を学びたい理由を説明する面接や専門学科の検査に備えます。
情報科ではICT機器の操作に限らず、コンピュータやネットワークに関する理解、会計科では簿記・数学的な考え方を活用する学習に進みます。受検内容が同じだと思い込まず、最新の学校募集要項で学科別の適性検査・面接・持参物まで確認しておきましょう。
商業科の一般選抜は兵庫県の専門学科の単独選抜で、普通科の複数志願選抜とは仕組みが違います。内申点250点換算と学力検査250点換算を合計して扱う公立高校入試の基本を押さえたうえで、専門学科の選抜方式を確認してください。
偏差値・内申点(2026年度)
2026年度の民間模試資料による参考値。学科・コースにより難度は異なります。 内申点は合格最低ラインではありません。出典:みんなの高校情報 / 進研ゼミ。
卒業後の進路・大学実績
定員は2026年度募集データ、進路構成は学校公式Q&Aにある「例年」の説明。2027年度の定員・選抜方式や最新の実人数と同一視しないでください。 出典を見る
COMPARE / 学科・教育課程
神戸商業高校の学び方を比較
| 商業科 | 2年から進学コース・経営コースを選択。商品開発や販売実習もある。 |
|---|---|
| 会計科 | 2年からスーパー会計・システム会計を選択。日商簿記1級への挑戦や会計実務が特徴。 |
| 情報科 | ICT機器を活用したプログラミング・情報セキュリティなどの専門学習と資格に取り組む。 |
| 入試の学科差 | 2026年度の推薦枠は会計・情報100%、商業科50%。一般選抜は主に商業科の枠。 |
3学科で学ぶ内容|商業・会計・情報の違い
商業科|進学コースと経営コース
商業科では1年生で商業科目の基礎を学び、2年生から進学コースと経営コースに分かれます。進学コースは簿記・英語などを中心に四年制大学を目指す授業、経営コースは企業経営・情報・経済から興味に合う内容を選びます。
商品開発や百貨店での販売実習、子ども向けワークショップなど、教室の外で自分たちが考えた活動を試す授業もあります。
例えば地元の店舗で商品を販売するなら、商品の価格や原価を考え、売上を記録し、お客さんに伝わる宣伝を考える必要があります。簿記・マーケティング・情報処理を別々に暗記するより、ひとつの活動でつながる点が商業科のおもしろさです。
会計科|スーパー会計とシステム会計
会計科では2年生からスーパー会計コースとシステム会計コースに分かれます。スーパー会計では日商簿記1級など高度な会計資格を目標に学び、システム会計では会計と情報処理を組み合わせます。2026年6月実施の第173回日商簿記検定1級には会計科の現役生4人と卒業生1人が合格しました。全員に取得を保証するものではありませんが、難しい検定に挑戦する学習環境の具体例です。
学校の2026年9月の活動記録には、近畿税理士会の税理士3人から仕事の内容を聞いた授業もあります。数字を正しく処理するだけでなく、企業の決算や税金について職業として学ぶ機会があります。
情報科|プログラミングやセキュリティも専門科目
情報科ではタブレットやドローンなどのICT機器を使いながら、プログラミング・情報セキュリティを学びます。学校は基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの資格を目標の例として挙げています。
2026年には家庭用ロボットLOVOTを活用したアイデアコンテストで、情報科生徒2人が全国の応募作品から最終審査に進み、優秀賞(2位)を受賞しています。
情報科は単にパソコンで文書や表計算をする学科ではありません。プログラミングやネットワークなどの仕組みを考えたい人、将来は情報系の大学に進みたい人にとって学習内容の違いは大きいです。一方、商業科の経営コースでも情報を扱います。何を作り、どんな資格を目指すかまで比べてから学科を選ぶとよいでしょう。
学科・授業をさらに詳しく
同じ「商業」で資格の方向が変わる
商業科の進学コースは簿記や英語を重点に大学進学を考え、経営コースは企業経営・情報・経済から学びを深めます。会計科は会計の高度な専門性を、情報科はプログラミングや情報セキュリティを中心にします。学校見学では専門教科の時間割と生徒作品を見て、自分が毎日学びたい内容かどうかを確かめましょう。
進学型の商業高校という選択
県商の進学コースでは簿記・英語などを大学進学に結びつける。商業科で学んだ内容を大学でも深めたいなら、経営・商学・情報系の学部や総合型・専門学科向け選抜が選択肢になります。理工系など一般入試で理科・数学を多く使う進路とは授業構成が異なるため、学科選択の段階で進学先の方向を考えておきたい。
2026年度の選抜方式はかなり違う
進研ゼミに掲載された2026年度の募集人員は商業科200人、会計科40人、情報科40人。推薦割合も異なり、会計・情報は推薦100%、商業科は50%でした。商業高校だから全科同じ入試だと思い込むと出願計画が大きく狂うため、志望学科を早く決めて受験年度の要項を確認してください。
入試・内申点で注意したいこと
2026年度の学校公式募集要項では会計科・情報科の推薦募集、商業科の推薦と学力検査募集を案内。進研ゼミによる商業科のB判定偏差値は40〜44。情報科や会計科の合格者の成績例は載っていますが、学科全体の必要内申とは解釈できません。
商品開発や販売活動をしてみたいなら商業科、数字で経営を理解したいなら会計科、ソフトウェアや情報セキュリティなら情報科という違いがあります。2026年度には会計・情報が推薦100%、商業科は推薦50%。自分が受けられる選抜と、3年間学びたい専門教科をセットで決めたい。
学校生活と卒業後の進路|学びを校外へ広げる
学校が案内する卒業後の進路は、例年おおむね進学6割前後、就職4割前後。これは毎年の就職希望者の人数や進学先を厳密に表した固定値ではありません。年度別の大学進学先・就職先は学校公式サイトで一覧が公開されており、希望する学科からどの道に進めるか具体的に確認できます。
大学進学を考えるなら、商業科から経済・経営・商学系、情報科から情報系、会計科から会計・商学系というように、高校の専門授業と大学の研究分野をつなげて検討できます。ただし普通科より専門科目が多いため、理科・数学を多く必要とする一般受験では時間割を確認しましょう。
生徒会は2026年8月に星陵台夏祭りでポップコーンを販売し、理科研究部は西舞子海岸で清掃活動に参加しました。スポGOMI甲子園に参加した生徒や、台湾へのチャレンジ留学に取り組む生徒もいます。商業の実習が中心でも、部活動や国際交流など学校の外へ活動を広げられる点が特徴です。
板宿からは学園都市駅方面の交通と学校側のバスなどを組み合わせて通学します。通学マップは板宿駅から県商までの経路を初期表示します。学校のある星陵台周辺は、鉄道を降りてからバス・徒歩の距離があるため、朝の便と授業後の帰宅時刻を実際に確かめると安心です。
2026年の秋のオープンハイスクールは10月31日、情報科・会計科の特色学科説明会は11月21日に予定されています。専門学科の授業を見たい場合は、一般向け見学日だけでなく学科別の説明会も利用すると学びの違いが分かりやすくなります。
板宿駅からの通学時間
板宿から学園都市駅を経て学校側へバス・徒歩でアクセスする経路の参考値は約31〜34分。バスの本数で所要時間が変わるので、始業時刻に合う便を確認しておきたいところです。