【英語】立命館の並び替え問題から【とだ塾】

2025.06.29


並び替えの問題の解説はInstagramにて

It’s more than I can bear to think of his wasting his talents.
(彼が才能を無駄にしていることを考えるのは、私には耐えられない)

この1文を、意味・構文・文法の3つの観点から丁寧に解説します。


🧠 1. 文全体の意味

この英文は、「あること」が自分には耐えられないほどつらい、という気持ちを表しています。

✅ 和訳:

彼が彼の才能を無駄にしていることを考えるのは、私には耐えられない。


🧩 2. 構文(文の骨組み)

この文は、いわゆる「形式主語構文」です。

文要素 内容
It 形式主語
is be動詞
more than I can bear 補語(比較構文)
to think of his wasting his talents 真主語(名詞句)

👉 「It」は仮の主語で、本当の主語は後ろの to think of ~ の部分。


🔍 3. 文法解説のポイント

✅ 比較構文「more than I can bear」

  • 「more」は much(量)の比較級として使われています。

  • 「than」は 接続詞で、その後ろに「I can bear(私が耐えられる)」という 主語+動詞が続いています。

🔎 ポイント:
「more than S can V」=「SがVできる以上に〜だ」
→ このパターンは読解でも並び替えでも超重要!


✅ 不定詞「to think of his wasting his talents」

  • この部分は 名詞的用法の不定詞句で、文の本当の主語(=It の中身)です。

  • 「to think of 〜」=「〜のことを考えること」

  • 「his wasting his talents」は 動名詞の所有格目的語構文

🔎 解釈:
「彼が彼の才能を浪費しているという行為を考えること」


✅ 補足:省略されている語に注目

It is more (painful/hard) than I can bear.
→ 「painful(つらい)」などの形容詞が省略されていると考えると、自然な理解ができます。


💬 全体のまとめ

形式主語 It
比較構文 more than S can V
不定詞 to do(本当の主語)

この構文は、意味と文法が「ズレて配置されている」ため、読解に苦戦しがちですが、型を押さえれば一気にクリアになります。


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