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It’s more than I can bear to think of his wasting his talents.
(彼が才能を無駄にしていることを考えるのは、私には耐えられない)
この1文を、意味・構文・文法の3つの観点から丁寧に解説します。
🧠 1. 文全体の意味
この英文は、「あること」が自分には耐えられないほどつらい、という気持ちを表しています。
✅ 和訳:
彼が彼の才能を無駄にしていることを考えるのは、私には耐えられない。
🧩 2. 構文(文の骨組み)
この文は、いわゆる「形式主語構文」です。
文要素 | 内容 |
---|---|
It | 形式主語 |
is | be動詞 |
more than I can bear | 補語(比較構文) |
to think of his wasting his talents | 真主語(名詞句) |
👉 「It」は仮の主語で、本当の主語は後ろの to think of ~ の部分。
🔍 3. 文法解説のポイント
✅ 比較構文「more than I can bear」
-
「more」は much(量)の比較級として使われています。
-
「than」は 接続詞で、その後ろに「I can bear(私が耐えられる)」という 主語+動詞が続いています。
🔎 ポイント:
「more than S can V」=「SがVできる以上に〜だ」
→ このパターンは読解でも並び替えでも超重要!
✅ 不定詞「to think of his wasting his talents」
-
この部分は 名詞的用法の不定詞句で、文の本当の主語(=It の中身)です。
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「to think of 〜」=「〜のことを考えること」
-
「his wasting his talents」は 動名詞の所有格目的語構文
🔎 解釈:
「彼が彼の才能を浪費しているという行為を考えること」
✅ 補足:省略されている語に注目
It is more (painful/hard) than I can bear.
→ 「painful(つらい)」などの形容詞が省略されていると考えると、自然な理解ができます。
💬 全体のまとめ
形式主語 It
+ 比較構文 more than S can V
+ 不定詞 to do(本当の主語)
この構文は、意味と文法が「ズレて配置されている」ため、読解に苦戦しがちですが、型を押さえれば一気にクリアになります。
夏から勉強を頑張りたい方、お待ちしております
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